バルセロナ-ローマ 解説・フォーメーション【CL決勝R8 2018/04/05】

バルセロナ-ローマ 解説・フォーメーション【CL決勝R8 2018/04/05】


17/18チャンピオンズリーグ決勝ラウンド8のファーストレグ、バルセロナ 対 ローマのマッチレビューです。
スペイン勢 対 イタリア勢の対決となりました。
ユベントスがホームでレアルにボコボコにやられてしまったんで、ローマとしては頑張りたい試合だったとは思いますけど、結構しんどい試合になっちゃいましたね。

まあ、地力とか選手のポテンシャルで考えるとバルセロナが普通に有利ですし、最近のバルセロナはまったくもって隙がありませんので、試合結果としては順当な感じだったでしょうか。
そういうわけで、まずはフォーメーションから振り返ります。

フォーメーション

バルセロナとローマのフォーメーションです。

4-4-2と4-3-3です。

バルサ側の右サイド、セルジ・ロベルトを起用したのは守備のことを考えてだと思います。
ローマのナインゴランはケガで出れなくなってます。

全体の印象と試合展開

試合は当然バルセロナがボールを支配することにはなるんですけど、立ち上がりからローマは綺麗な守備ブロックを作ってました。
まあ、ボールの奪いどころを設定するのはかなり難しかったとは思いますけど、アウェーゲームなんでまずは失点を抑えたい(というかメッシを抑えたい)狙いはあったと思ってます。

で、バルセロナもどちらかというと守備意識が高かった印象です。
結果的に大量得点してますけど、立ち上がりからボールサイドへの囲い込み方やボールへの寄せの速さはものすごかったんでね。

それで試合展開としては序盤は辛抱してたローマでしたけど、徐々にバルセロナに押し込まれる感じにはなっていきました。
まあ、結構きわどいシーンもありましたけど、GKアリソンを筆頭にギリギリでローマは凌いでましたね。

ただ、それでも前半の終盤にスコアが動くことになってます。
デロッシのオウンゴールでバルサが先制。
ペッレグリーニのパスをインターセプトされてからのショートカウンターでしたけど、デロッシが触らなくてもその先にメッシがいたんで、どうせ入ってたとは思います。

前半は1-0で折り返してますけど、後半にはいってしばらくしてからバルサが追加点を上げてます。
またローマのオウンゴールにはなりましたけど、これもウンティティがいたから一緒でしたな。
その数分後にカウンターからバルサが3点目を上げてます。

終盤にジェコが1点返しますけど、その数分後にスアレスがゴール。
この4点目はバルサにとって非常に大きいものになりましたね。

バルセロナのすごさ

最近はずっと4-4-2を採用しているバルセロナ。
まあ、このフォーメーションっていうのはゾーンディフェンスにおいても基本的な形ですし、世界的にもスタンダードな陣形にはなってくるでしょう。

このチームは自分達でボールを持つ時間が長いのであんまり目立たないんですけど、高いレベルのゾーンディフェンスを繰り返しやってます。
ボールの位置が”相手陣内である”ことが多いだけで、バルセロナの守備っていうのは日本人も参考になるところがかなりありますかね。

その中で重要なファクターになっているのがアンカーの位置にいるブスケツ。
シメオネ監督も著書の中でブスケツに触れておりまして、彼の特徴っていうのは攻撃でも守備でも絶妙なポジショニングでゲームをコントロールすることにあるそうです。
ビルドアップではパスワークをスムーズに進めるために最適なポジションをとり続けますし、守備の局面では相手にボールを”奪われる前から”危険なスペースを事前に消してます。
ホントに目立たない選手なんですが、バルセロナには欠かせない選手となってます。

後は試合をよく見てないとわからないんですけど、バルサの選手はみんなメッシへのパスコースを意識しながらポジショニングをやってます。
相手がゾーンなんで、メッシへの斜めのパスコースを常に確保できるようにボールの動きに合わせて少しずつ動いていきます。
もちろん自分もフリーにならなければなりませんし、この辺は決まりごとのようになってますが、2つ同時に考えないといけない環境でみんなやってるからレベルが高いんでしょうね。

とりあえず、この試合のパフォーマンスは特に問題ありませんでしたし、大差をつけての勝利なんでセカンドレグもラクな戦いにはなります。

ローマのスタンス

ナインゴランがいなくて中盤の構成が難しかったローマ。
あの選手は中央をドリブルでボールを運べますし、カウンターが重要な試合にとっては非常に貴重な選手だったんですよね。

で、このチームはハイプレスが戦い方のベースとなってきますし、それはバルサが相手でも変えてきませんでした。
ブロックはデロッシを真ん中に配置した4-1-4の構え。
もちろんゾーンの構えなんですけど、これって4-4のゾーンブロックの中に守備のフリーマンであるデロッシがいる感じになってます。
(前もどこかで書いた気がしますけど)

これは結構デロッシのパフォーマンスが重要になってきてました(もちろん残りの8人の距離間も大事ですが)し、完全にメッシを意識した布陣だったとは考えてます。
メッシはブロックの中をフラフラしてますし、ボールが近づいてきたときにはマンツーマンで対応する感じでした。
全体的にやられそうなところがあったとはいえ、うまく対応はしていたとは思ってます。
ただ、それ以外ところで失点が増えてしまった感じでしょう。

まあ、全体的な構え方とかスタンスはこれが最善だったとは思いますけど、ブロックの外を狙ってくるアルバの動きは立ち上がりから対応に苦労してましたな。
あとは、オウンゴールになったのは仕方なかったとしても、その状況を作られてしまったは反省すべきところでしょう。
最初のやつはパスミスがきっかけでしたし、あの時間帯でやられてしまったのが結果的に響いたとは思いますし。
ちょっともったいない試合にはなりました。

試合結果

試合は4-1でバルセロナが勝利。

大差がつきました。

得点者
前半38分 バルサ:オウンゴール
後半10分 バルサ:オウンゴール
後半14分 バルサ:ピケ
後半35分 ローマ:ジェコ
後半42分 バルサ:スアレス

交代者
バルセロナ
後半21分 ブスケツ⇒パウリーニョ
後半38分 セルジ・ロベルト⇒アンドレ・ゴメス
後半40分 イニエスタ⇒デニス・スアレス

ローマ
後半15分 ペッレグリーニ⇒ゴナロン
後半27分 フロレンツィ⇒エルシャーラウィ
後半32分 デロッシ⇒デフレル

ハイライト

全体のハイライトです。

セカンドレグは

アウェーゴール1つ取っているとはいえ、3点差がついてますんでローマが勝ち抜けするのは相当厳しい感じです。
バルサはリーグ戦でも異常に失点数が少ないですし、中盤以下の選手たちの守備っていうのは非常に堅いです。
何気にイニエスタとかも1対1の守備対応がかなりうまいですからね。

それでローマはリーグ戦も厳しい戦いが待ってます。
CL圏内が安泰ではありませんので、こちらも気合を入れて試合に臨むことが要求されてます。
それと合わせてセカンドレグは3点以上取らないといけないわけですから、かなりしんどいですな。

まあ、次の対戦を楽しみにしましょう。
また次回!!

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