16/17シーズンは無冠に終わったペップことグアルディオラ監督ですが、それでも現役監督ランキングでは1位になるほどの人気を誇っています。
(まあ、現在のマンチェスター・シティはかなり好調ですしね)
つまりはそれだけ観る人を魅了してきたのがグアルディオラ監督がやってきたサッカーだ、、、ってことが言えます。
ただ実際のところ、グアルディオラの戦術ってなんなの?って、思ってしまう方もいるかもしれません。
(いまだに僕も勉強中です)

そこで、今回はグアルディオラのサッカー戦術について、バルセロナ時代をベースに説明していきたいと思います。
で、彼のサッカー戦術の源流にはバルセロナへクライフが伝えたことで有名な「トータルフットボール」というものがあります。

もともとグアルディオラは選手としてクライフ監督時代のバルセロナ(いわゆるドリームチーム)に所属しておりました。
その関係でグアルディオラはクライフサッカーの伝承者となり、クライフが目指していたサッカーを完成させた監督でもあります。

では、それが一体どういうサッカースタイルだったのか?というところをこれから書いていきたいと思います。

~スポンサードリンク~

ティキ・タカ

「ティキ・タカ」はグアルディオラ監督がバルセロナ時代に実践した戦い方を表現した言葉になります。
圧倒的なボールポゼッションを確保することによって、ほとんど相手に攻撃をさせない戦い方が可能となったものでした。

実際にクライフもこう言ってます。
「完璧なパスワークの前では、プレッシングは無力だ」

日本でもサッカーの練習をするときによくやる「鳥かご(向こうではロンド)」を実践レベルで完璧にやっていくのがティキ・タカのベースとなります。
ロンドの関係性っていうか重要性というのはどこチームも理解していますし、練習でも実践しています。
ただ、ピッチは広いので選手同士の距離間は遠くなりがちです。
(というより、ピッチに合わせて選手が距離間を広げてしまう感じです)

距離が遠くなった分、選手がパスミスをしやすくなったり、相手にインターセプトされることになったり、またはパスの出しところが無くなりプレスを受けてしまったり、、、
つまりは、こういった現象が起こってしまいます。

したがって、なかなか意識をしたとしても、そもそも”ポゼッションを高める”ってこと自体が非常に難しいことになってきます。
でも、バルセロナの戦い方っていうのは上に書いた”ロンド”を試合レベルでも(距離感を広げず)そのまま展開することによって、ポゼッションを高める戦い方に成功したわけなんです。

~スポンサードリンク~

プレッシングを無効化する

ロンドをそのまま試合レベルで実行するには、トラップの正確性やパスの精度、状況を正しく判断するための広い視野や的確なポジショニングなど、求められるスキルっていうのはかなり多くなります。
その辺の事情を考えると、チームレベルでも高い技術力を備えているバルセロナだったからこそ可能な戦い方だった、、、と言えます。

現代サッカーの主流はプレッシングをもとにした戦術です。
基本的にハードワーク(体力)とプレッシング(守備)を組み合わせた戦い方と言えるわけですが、ペップバルセロナのティキ・タカはそのプレッシング戦術を次々に打ち破っていくことになります。

相手のゾーンのわずかな隙間に正確なパスを通し、そしてボールホルダーへ相手選手が密集してくる前にボールを他の場所に展開する。

これが繰り返されてしまうと、相手のチームの”体力”を奪っていくことになります。
そして、プレッシング”そのもの”の精度が低下していき、ボールを奪いに行こうとすればするほど、よりバルセロナに守備ブロックを崩されてしまうことになる、、、
そういった現象が起きてきます。

ゼロトップ

ティキ・タカの登場でバルセロナサッカーはかなり強力なものとなります。
なにせ、相手が反撃するためのボールをバルサの選手から奪うことができませんから。
それにこの時のバルセロナの戦い方にはもう一つ特徴があります。

それはメッシを”偽9番”として配置した、いわゆるゼロトップという布陣です。

まあ、ゼロトップ自体はスパレッティ時代のローマ(トッティが偽9番)だったり、日本代表では南アフリカW杯で本田が偽9番的な仕事をやってたりもしましたし(ただこれは微妙かもしれませんけど)、特に真新しいことはありません。
(はるか昔、古豪ハンガリーの”マジックマジャール”でもプスカシュが偽9番やってますしね)

本来CFが入るべき場所にもともとMFとかWGの選手が配置されることで、チームの動きとして少し変化が表れます。
最大の特徴はその選手のポジショニング。

普通は攻撃(ビルドアップ)の時に相手2CBの目の前にいるはずなのに、ワイドに流れていたり、中盤まで下がってきてたり。
いろんな場所に動くようになります。

そういった動きをすることによって、もともといた場所に広いスペースが生まれることになります。
で、そのスペースへ誰かが代わりに入ってくる、、、
というよりかは、(サイドや低い位置で)ボールを受けたメッシがそのスペースを目掛けてドリブルをしたり、ワンツーを駆使しながらそのエリアに侵入したり、そういった働きを狙った戦い方にはなってきます。

ティキ・タカの戦術と合わせてこのメッシの動きがペップバルセロナの特徴であり、相手チームから得点を量産していたわけです。

その後は対戦相手に研究されたり、中盤の選手の能力低下(チャビの年齢によるパフォーマンス低下)などもあって、その勢いっていうのはどんどんと失われてしまうわけなんですが、ここでのインパクトや戦績というものがグアルディオラ監督の手腕を世界中に知らしめることになったわけです。

というわけで、ペップバルサについては以上です。
ホントは細かく書けばもっとボリュームがあるんでしょうが、雰囲気だけでも伝わればいいかな~と思いまして。
ちなみにバイエルン(もちろんシティも)で展開したサッカーはまた違ったものでしたし、機会があればそこも触れていく予定です。
そんな感じで、また次回!!

今回の記事はこちらの書籍を参考にしています。
サッカー戦術に馴染みがない方でも非常に読みやすくなってます。
*興味がある方は↓の画像リンクからアマゾンで購入可能です。

ご協力を!!!
ブログランキングで1位を目指しています。

このページからサヨナラするついでに下のバナーをクリックしていただけると助かります!!
(1日1回ペースでやっていただけるとありがたいです)

にほんブログ村 サッカーブログへ