インテル-ナポリ 試合解説・フォーメーション【セリエA第28節 2018/03/12】

インテル-ナポリ 試合解説・フォーメーション【セリエA第28節 2018/03/12】


17/18セリエA第28節のインテル(5位) 対 ナポリ(1位)のマッチレビューです。
フィオレンティーナのDFであるアストーリが心臓発作で亡くなったこともあり、前節はいろんな試合が中止になってます。
その影響で正確な順位の把握が難しくなりました。

インテルはミラノダービーが延期となってしまったので、この試合の臨み方はけっこう難しかったと思います。
さらには現在5位とCL圏内から遠ざかっておりますので、強いナポリが相手とはいえ、負けられない戦いとなってます。

一方のナポリも前節ローマに負けてしまったことでユベントスを追いかける(消化が1試合少ない)立場となりましたし、この試合も含め”勝ち続けないといけない”試合が続きます。

というわけで、まずはフォーメーションからこの試合をみていきます。

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フォーメーション

インテルとナポリのフォーメーションです。

4-5-1対4-3-3です。

インテルはラフィーニャがトップ下に入ってます。

ナポリは変わらずベストメンバーですね。

全体の印象と試合展開

試合は立ち上がりからナポリペース。
インテルはインテンシティ高く、球際のところを激しくいってましたけど、セカンドボールのせめぎあいではナポリの方に分があった感じです。

そんなわけで基本的にナポリがボールを持ってましたし、全体的にインテルを押し込むゲームにはなってます。
ただ、思ってたほどシュートシーンがあったわけではありませんので、そこを考えるとインテルはよく守ってた感じにはなってくるでしょう。

前半はこう着しており、スコアレスで折り返してます。
で、そんなに展開としては変わらないだろうと思ってた後半の立ち上がりでは、逆にインテルが少し攻勢をかけてた感じにはなってます。
それでも時間が経って落ち着いてくると前半と同じような雰囲気にはなりましたけど、一応インテルも守ってばかりではなく先手を取りに行こうとしてた印象はあります。

とはいえ、結局両チームともゴールネットを揺らすことはありませんでしたね。
スコアレスで試合は終了。

インテル

休養期間がかなり長くなったインテル。
前回の試合はベネベント相手になんとか勝ち切ってますけど、相変わらず満足のいく試合内容はできてないようです。
もともと”際の守備”とか全体的な球際の強度とか、その辺の体を張った守備がこのチームの強みですけど、最近は影を潜めていた感じです。

まあ、ナポリが相手なんでその辺の強度を元に戻すことはもちろん、プラスアルファで作戦を立てていかないとしんどいゲームなのかなとは思ってました。
ただ、ナポリは地力のある強い相手なんで、このチーム相手にいい戦い方をすることができれば、今後インテルの調子も戻ってきそうな気はします。

そんな感じのインテルでしたが、この試合は結構激しめにボールを取りに行ってた印象です。
実はインテルは「セリエAの中で一番走ってるチーム」ですし、スプリントはチーム全員がかなりしてます。
ハードワークはチームの生命線ですし、そこは最後まで頑張ってたと思いますね。

それで全体的に言えば、高い位置でナポリのボールを奪うシーンはあんまり作れませんでしたが、ゴール前のところは比較的集中高く対応していた印象です。
ただ、守備対応に追われる時間が長すぎたのでチームの消耗も激しかったでしょうし、肝心のカウンターの時には使うエネルギーが残ってない感じだったでしょうか。
ナポリの全体のプレスバックも速かったんでね、カウンターはさっさとフィニッシュしないとどうしようもなかった感じでしたし、得点チャンスはセットプレーが主役になってくる試合でしたかね。

まあ、カンドレーバのところがカウンターでは唯一可能性を感じましたし、後半に入ってからはサイドからのクロスが効果的になっててセットプレーを得る回数も増えてました。
その段階でうまく先手を取れたら勝てたゲームだったとは思いますけど、さすがに全体的なチャンスは少なかったんで決め切るのは難しかったんでしょう。

それより、この試合はホントによく守り切ったと思います。

ナポリ

著名人の中でも人気が高いサッカーを展開するサッリ監督のナポリ。
ビルドアップもパターン化されてはいるんですが、それでもボール回しは芸術的に見えますし、毎回飽きないサッカーをやってくれます。

それでナポリのサッカーのポイントはダイレクトプレーにあります。
特にゾーンでブロックを作ってくる相手にはダイレクトプレーが非常に有効ですし、プレーにミスさえ起きなければ”意図も簡単に”相手のペナルティエリアまで侵入することが可能となってきます。

サイドバックからのパスをメルテンスがダイレクトで落とし、さらにハムシクがダイレクトで相手CBとSBの狭い隙間を通すパスを出して、それにインシーニェが反応する。
この形はよくありますし、ここのプレーの精度の高さはかなりすごいです。
(対戦相手もわかっているのに防げないわけですからね)

それでこの試合はベストメンバーが揃っていることもあって、ビルドアップはかなりスムーズだった印象です。
1人でもメンバーが入れ替わるとガラッとパス回しが変わったりすることがあるんですけど、それぐらいチームの完成度が高いことを表していると言えます。

相手ゴール前までのつなぎはかなりキレイでしたけど、余裕のあるフィニッシュがあまりなかったですかね。
とりあえず、カジェホンのところを狙うボールはあまりなかったですし、インシーニェのところもノッキングすることがありました。
まあ、インテルの守備対応が非常に集中が高かったと思いますし、ゴールが取れない試合はこんなもんなんですかね。

試合結果

試合は0-0で引き分けです。

まあ、よくインテルが無失点で凌いだゲームだったでしょうね。

得点者
なし

交代者
インテル
後半19分 ラフィーニャ⇒エデル
後半34分 カンドレーバ⇒ボルハバレロ
後半41分 ペリシッチ⇒カラモー

ナポリ
後半26分 ハムシク⇒ジェリンスキ
後半42分 メルテンス⇒ミリク
後半44分 アラン⇒ログ

ハイライト

全体のハイライトです。

まとめ

両チームとも勝ち点”1”だとリーグ戦が厳しくなってくる結果です。
ナポリは暫定の順位でもユベントスに抜かれてしまいましたし、直接対決は死に物狂いで勝つしかありません。

一方のインテルもできれば勝ちたかったゲームでしょうが、守備の安定感が戻ってきた点を考えるとそこまで悪い結果ではなかったと思います。
それより、問題なのはこれからの戦いですよね。

ちなみにナポリが中島翔哉に興味を持っているっていう記事をどこかでみたんですが、個人的にはぜひサッリ監督の下でプレーしてもらいたいと思ってます。
レギュラーを獲得するのには相当根性がいるでしょうし、満足な出場時間も得られないまま他に出されてしまうことも十分に考えられますけど、そういったリスクを織り込んでも「あまりある価値がある移籍」になるはずです。
彼のサッカースキル向上にもなりますし、日本サッカーの発展にも繋がるはず。

まあ、そんなことを密かに期待しながら、、、また次回!!

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