松木安太郎
昨日はちょっと休憩的な記事を書きましたけど、インターナショナルマッチウィーク中の話題っていったら、もっぱら日本代表のことにはなっちゃいます。

普段から海外サッカーとかJリーグを観まくっている方とは違い、代表の試合だけ見る方にはサッカーの戦術とか技術的な話は難しいのかもな~?とか最近は感じておりますが、表面的なことを書いてる記事は他のサイトに山ほどありますので、特別こっちがいろいろとやる必要はないとは思ってます。
(その代わり、アクセスは増えませんけどw)

できればこういった代表の記事をきっかけに欧州サッカーに興味を持っていただけたら、僕としては非常にうれしい、、、んですけど、それはなかなか難しいですね。
まあ、関係ない話はこれぐらいにしておいて。
以前の記事(ボールの奪い方を考えよう)で、守り方の話を少しやってますけど、今回の記事もそれに関連した内容になってます。

地上波でやってるサッカー解説はほぼスルーするんですが、たまに松木さんが「誰か1人行った方がいい」って言ってますよね。
たしかに基本的にはボールホルダーに対しては誰かが行った方がいいんですけど、なんでもかんでも突っ込んでいっちゃうと痛い目にあうことがあります。

そんなわけで、今回はどういった時にアプローチへ行くべきか?っていうのを考えつつ、日本代表のプレーにも触れていきます。

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カウンターを考えよう

例えば、自チームが攻撃を展開してて、その途中で相手にボールを奪われてロングカウンターを食らってしまいそうな場面を思い浮かべてみてください。

こっちは攻撃に人数をかけていた分、うしろが手薄。
それに当然広大なスペースもあるから、そのままボールを縦に運ばれてしまうとやっかいです。

普通は相手にボールを奪われた瞬間に近くにいる味方選手が寄せに行きます。
でも、もしそれをカワされてサイドに展開されてしまった場合にどうしましょうか?
奪われた瞬間に比べると、ボールと味方選手との距離は離れてしまっています。


図にするとこんなイメージになります。
サイドには広大なスペースがありますし、これからそこをかなりエグられそうな感じです。

この時、ボールの動きに対してサイドの選手にアプローチできるのは〇で囲った3選手になるかと思います。
(敵陣深い位置のサイドにいる選手はプレスバックする前提です)

それで、結論を書きますとこの状況になると誰も突っ込まない方がよいです。
特に一番後ろにいる選手(CB)が突っ込んでいっちゃいますと、相手選手がフリーになっちゃう上に中央に”使える”スペースが生まれちゃいます。

それより高い位置の中盤の選手も似たような感覚になってきます。
ボランチの選手なんかはマークしている相手選手がいませんけど、相手チームの選手が上がってきて”そのスペースを使う”ことも普通にありますので、やはり行くべきではありません。
ボールの動きに合わせて自陣に戻りつつ、中央の危険なスペースを消そうとする意識が重要になってきます。

ちなみに1人行くことによってボールホルダーのプレーを妨害し、味方選手が自陣に戻る時間を稼ぐこともできますが、このケースではボールまでの”距離が遠すぎます”よね。
だからこの場合では誰もアプローチに行かず、スペースを消しながら味方が帰ってくるのを待つことが一番失点するリスクを減らせる方法になるわけです。

代表のプレーを例に

まあ、↑に書いた例は結構わかりやすいんですけど、実際のプレーっていうのは状況が複雑です。
これに似たような形のシーンがマリ戦であればよかったんですけど、試合を一通り見直してもありませんでしたので、去年行われたベルギー戦をピックアップしたいと思ってます。

この試合はガチガチにマンマークしてたんでマリ戦の戦い方とは違ってきますけど、細かいところの対応ってそんな簡単に変えられるもんではありませんので、これからの試合でもこういったシーンは出てくると思ってます。
というわけで、、、

ベルギー戦の前半20分過ぎのシーンです。
日本代表がベルギーからボールをゲット。
それをさっさと大迫に当ててますけど収めきれず。
ルーズボールがベルギーに渡った瞬間からです。


まずボールが相手に渡ったところには原口がアプローチに行ってます。
しかし、位置的に悪いこともあって、ここから(日本側の)左サイドにボールが展開されます。


こんな感じになります。
サイドにボールが渡った瞬間に左SBの長友とボランチの井手口がアプローチに行こうとしています。

で、ベルギー側のボールホルダーはここからパスをトラップするついでに、少し後ろの方へ下がることになります。


というわけでこんな形にはなるんですけど、その動きに対して長友がそのまま突っ込んでいってます。

もともと井手口はデブライネをケアしてましたけど、中途半端にサイドに流れてきてしまったのでデブライネがフリーになっています。
しかも、そこへのパスコースもギリギリ空いてしまっているので、デブライネにパスが通ることになっちゃいます。

で、井手口の目の前にいる相手選手が長友が空けたスペースを狙って縦に走ってきます。
デブライネはダイレクトでパスをすることになりましたので、日本としては結構危ないシーンを作ってしまったことになります。


パスが通った後はこんな感じになりますね。
日本の左サイドがスカスカになってます。

この一連の流れでなんとなくわかりますかね?
問題だったのは井手口と長友の動きになってきます。

井手口はどうしたいのかがハッキリせずに中途半端なポジショニングにはなってます。
ボールの高さに合わせて中央をケアしていれば、デブライネにパスが通ることはなかったわけです。

逆に長友はボールに対してハッキリ行き過ぎちゃってます。
ベルギーにボールが渡ってからサイドに展開された時から突っ込みすぎちゃってたと思います(そもそもインターセプトも狙えないぐらい離れてたわけだし)し、その後もそのままの勢いでボールを追いかけちゃったんで後ろのスペースを相手に使われることになっちゃってます。

長友はもともとケアしている選手がいなかったから、そのまま飛び出してしまったわけなんですが、後ろにできてしまうスペースを気にしていたら、どこかのタイミングでプレスバックしてたと思いますね。
(原口が勢いよく戻ってきてくれて、ボールには行くことになったし)

ホントに状況判断が大事

僕がピックアップしたベルギー戦のシーンは数秒で終わってしまってます。
こうやって一つ一つ映像を止めて考えていけばよくわかりますけど、実際はこれを秒単位で正しく判断する必要があります。
この一連の流れでは日本は失点しなかったのでスルーされがちなんですが、今後もこういった形で最適な判断を求められることは非常に多いです。
そこで判断ミス(誤ったポジショニング)をしてしまうと、W杯の本番ではやられてしまうかもしれません。

まあ、後ろの陣形が整っている場合は普通にボールに対して「1人行った方がいい」ですし、松木さんがこうやって言ってるタイミングも間違ってはいません。
ただ、なんでもかんでも突っ込んでいいわけではないこともサッカーの難しさにはなってきます。

今回はこれぐらいですね~
また次回!!

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