昨日行われたセネガル戦は引き分けの結果となりました。

日本代表的には”勝てた試合”だったかもしれませんが、それは相手のセネガルも同じだったと感じてます。
むしろ、再三リードしたのにもかかわらず最終的に勝ち切れなかったのはセネガルの方ですんで、試合の感触としてはセネガルの方が悪かったと言えます。

決定機自体は日本代表の方が多かったわけですし、パッと見でもこの試合は日本が押してたように映ってます。
僕としてはセネガル 対 ポーランドの試合を観てただけに、もっと日本代表にとって厳しい戦いになるんじゃないかな~と予想してましたが、実際にぶつかってみると「そうでもなかったな~」って感想にはなっちゃいましたね。

”オーガナイズ(組織化)”という面ではアフリカでもトップレベルに入ってくるセネガル。
そのセネガルが日本相手に思ったような戦い方ができなかった理由が気になりましたので、もう一度映像を見直しながらいろいろと考えてました。

この試合の前半はセネガルがラッキーな形で先制。
試合を優位に進められるはずだったんですが、日本の乾に同点ゴールを許してしまっています。
日本としては前半のうちに同点に追いつくことができたのが非常に大きかったと考えてますし、ここから日本がボールを握る時間が長くなりましたね。

まあ、このゴールシーンはそもそも柴崎⇒長友への展開が素晴らしかったんですけど、セネガル側の対応によって生まれた部分も実はあります。
ゴールの解説というよりかは、それに”至るまでの流れ”についてこれから書いていきます。

セネガルの守備について

セネガルのフォーメーションは4-3-3でしたが、守備の時には4-4-2の形を取ってます。


両ワイドのマネとサールが中盤まで下がり、トップのニアンと17番の”パパ・アリウヌ・エンディアイエ”が2トップの形となります。
(エンディアイエが3人いるから、フォーメーションは全部ファーストネームで書いてます)
まあ、日本の場合も香川が上がって大迫と2トップの形にしますし、この辺の動きは特に違和感ないでしょうかね。

それでセネガルの守備の意図は「日本のサイドを潰す」ことにあったと思います。


これは序盤の日本のビルドアップシーンです。
ちょっと画像の関係で切れちゃってますが、長友に対してサールはほぼマンツーマンで対応してます。
ちなみに逆サイドのマネも酒井宏樹に対してそんな感じのポジショニングを取っています。
(ゾーンで対応するならマネはもっと中に絞っていなきゃいけません)

こうやって相手の両SBを捕まえながら、最終ライン近くでボールを受けようする選手(この場合は柴崎)を潰しつつ、タイミングを見ながらボールへアプローチしに行ってた感じでした。
それでこのシーンでは実際にボールホルダーの昌子にニアンがアプローチをかけに行ってます。
(エンディアイエは柴崎をケアしている)


で、これはそこからのシーンですね。
昌子が乾へ縦パスを出したところ。

ワイドの乾が相手の”最終ラインと中盤の間にあるハーフスペース”へ降りてきて昌子の縦パスを引き出した感じです。
まあ、サールが長友をケアしに右へ寄ってますんで当然インターセプトを狙うのは難しくなってます。
それでこのボールにサールが反応すると今度は長友がフリーになったりしますんで、日本としては攻撃の起点を作るうえで重要な部分でしたね。

実際この場面ではセネガルがピンチを迎えることはなかったんですが、こういったシーンが実は今後も続きました。
ここからの展開次第ではそのままゴールに直結するプレーを日本にやられてしまいそうでしたし、セネガル的にも結構イヤだったはずです。

セネガルが先制したことで

サッカーにおいて先制点というのは非常に重要です。
なぜなら、基本的に対戦相手は追いつこうとしてリスクを冒してきますからね。

まあ、日本代表はそんなに戦い方を変えたわけではありませんでしたが、リードするようになったセネガルの方がスタンスを少し変更しましたね。
今まではニアンとエンディアイエがそこそこ積極的にプレスをかけてましたけど、ボールがハーフェイライン近くの高さまで来ない限り、吉田や昌子にはプレスに行かないようになりました。

先制したからチームとしてそういう風に変更したのか?それとも自然にそうなったのか?はわかりませんが、結果的に日本の最終ラインへのアプローチは減りました。
それに上で書いたようにセネガルとしてはこれまでに結構縦パスを入れられていたので、エンディアイエをあまり前へ出さずに中盤の枚数を多くするようになります。

序盤は下がってボールを受けようとする柴崎とか長谷部に対しても人を当てていましたが、先制してしばらく経って以降はここも離すようになりましたね。
まあ、両サイドは変わらず潰したいし、それでいて中盤のスペースを消したいから”前に出ていく選手”を減らしたって感じです。


これは乾の同点ゴールの起点となった柴崎がボールを受けたシーンです。
見てわかる通りセネガルはけっこう後ろに重心が行っています。
ここから逆サイドの長友が最終ラインの裏を狙う動きを開始しますので、それに合わせて柴崎がボールを蹴ることになりますが、ニアンの寄せは間に合いませんでしたね。

だから?って話やけどw

日本のビルドアップに対して微妙な修正を加えたセネガルでしたけど、逆にその部分が裏目に出て失点につながってしまった格好です。

まあ、こんなもんはサッカーでよくある話ですし、普段からサッカーをガッツリ観ている方には何でもない話だと思っています。
ただ、W杯だけとか日本代表の試合しか観ないっていう方にはなかなか馴染みがない部分なのかな?とも感じてます。

正直、今回は大した内容ではありませんけど、「こういったところでチームの動きに違いが表れる」っていうところを今後気にしてもらえればと考えています。
(それに合わせてスコアも動いたりしますしね)
サッカーはこういうことがいっぱい積み重なって試合の流れが生まれるものですし、それを”考えながら観る”のがサッカーの醍醐味です。

そんなわけでまた次回!!

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