本田の話から引き続いて、今回は浅野について書いていきます。
まあ、本田と違って浅野の場合はそこまで話題性があるわけでは無いんですけど、ちょっと思うところがあったんで今回取り上げています。

今シーズンの浅野は所属しているシュツットガルトでほとんど出番がありませんでした。
(シーズン序盤はちょこちょこ出てましたけど、後半は全くでした)
にもかかわらず今回のガーナ戦に召集されたのは、彼の(唯一のw)武器であるスピードを評価されたからに他なりません。

サッカーにおいて”足が速え”っていうのはかなり重要なファクターになります。
単純にボールを持った状態で相手を置き去りにすることが可能ですし、スルーパスに反応したときにマークを振り切るのも簡単です。
僕はSBをやってて、マッチアップした相手が”足速え奴”だったら、普通に嫌でしたね。

マークついてて「よーいドン」でボールに反応しても普通に勝てませんでしたし、ポジショニングとか相手との距離感をどうすべきか?っていうのを常に考えてました。
僕ももう少し足が速ければ、、、って考えたこともありますしね。

まあ、快速に加え足元の技術に高いものを持っていれば、サッカー選手として大成功を収める確率があがるんですが、今の浅野はその所までは程遠い感じです。
とはいえ、チームの戦い方によっては彼の特徴を最大限に活かすことができます。
今回はそこについて書いていきます。

アンチェロッティのミラン

今シーズンの途中でバイエルンの監督から解任されてしまったアンチェロッティ。
彼がミランを率いていたのは十数年前のことになりますけど、この当時画期的だった戦術っていうのはいわゆる司令塔タイプの選手をボランチの位置にもってきたことです。
ピルロはもともとトップ下のプレイヤーでしたが、アンチェロッティの采配によってボランチの位置に入ることになります。

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それでそのピルロは守備対応に若干弱さ(というか守備をサボり気味)がありましたけど、キックの精度(配球能力)は抜群でした。
その当時のミランは前線にシェフチェンコ・インザーギ(クレスポ)、トップ下にカカでその後ろにガットゥーゾ・セードルフ・ピルロって配置。

ハンターのガットゥーゾが相手からボールを奪ってピルロに渡す。
ボールを受けたピルロは相手のDFラインを超える浮き球のパスを通す。
快速のシェフチェンコがそのまま相手を置き去りにし、ゴールを仕留める。
っていうのが、基本的な攻撃の流れになります。

それでこれをするためには相手にDFラインを”上げてもらわない”といけません。
だから相手がボールを持っている時には、ミランの選手たちは自陣に引きこもります。

相手チームを自陣に引き付けた状態でボールを奪い、そこからロングカウンターを狙うわけなんですが、最短でスペースに走りこむシェフチェンコにボールを供給するためには、ピルロをトップ下ではなくボランチの高さまで下げておく必要があったわけです。
(トップ下にいた場合にはボールを奪ってから”余計に”縦パスを通す必要がでてきます)

足速いやつだけいても意味がない

上に書いたのはミランの例でしたけど、今のチェルシーだってこういった戦い方をやってますね。
中盤にセスクを置いてますし、快速でボールをキープできて一人でフィニッシュまで持っていけるアザールを前線に残していますから。
(ガットゥーゾ役はカンテね)

そんなわけでこの戦い方を実践するにはそれ相応のプレイヤーが必要です。
単純に足が速い選手を前線に置いたところでその能力は最大限発揮されるわけではありません。
それにピルロタイプの選手をただ単純にボランチに置くのは危険です。

その選手が中盤の守備を高いレベルでこなすことができれば問題ありませんが、なかなかそういう選手はいません。
そうなると一番重要な中央の守備強度が下がってしまいます。
ミラン(チェルシー)がそうならなかったのはガットゥーゾ(カンテ)の存在が大きかったからです。
ピルロが守備をやらない分をガットゥーゾがカバーしていました。
その代わりピルロは攻撃に最大限のエネルギーを使うことができた感じですね。

この方向はアリ

残念ながら今の日本代表にはこれまで書いた戦い方をハイレベルでやる選手は揃っていません。
快速(浅野・永井)やパサータイプ(これは山ほどいる)は何とかなりますけど、ボールハンタータイプはちょっと物足りないところがあります。
それに一番重要な自陣に引きこもって”ハイレベルなゾーンブロックを作る”っていうのも力不足なところです。

ただ、個人的にはこの方向性でチーム強化をするのはアリだと思ってます。
もちろん時間はかかりますし、そのための選手を育成していく必要がありますけど。
(アトレティコの戦い方と共通するところもありますし)

西野さん的には浅野をジョーカー(というか攻撃のオプション)として使うつもりだと思ってます。
どうしても点が欲しい時とかに。
でも、相手がリードしている状態って基本的には”相手陣内に引いてしまって”いますので、そもそも浅野が走るスペースなんてないんですよね。
ただでさえ、一般プロよりスペースが2倍必要(足元がヘタだから)な浅野なんですから、追いかける状況で投入しても空回りするだけです。

まあ、実際どういう使い方をしてくるのか?ってところはわかりませんけどね。
ガーナ戦なんかは出番がないかもしれませんし。
僕の予想している使い方しか思いつかないんだったら、浅野をW杯に連れていっても意味がないと思ってます。

結局、本田に引き続き、浅野もいらねぇんじゃねえか?って話にはなりましたw
本田と違って浅野は当落線上にいると思いますし、とりあえず31日の発表を待ちたいと思います。
そんなわけでまた次回!!

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