【CL準決勝 第1戦】リバプール-ローマ 試合解説・チーム評価

【CL準決勝 第1戦】リバプール-ローマ 試合解説・チーム評価


17/18チャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのリバプール 対 ローマのマッチレビュー。
両チームともリーグ戦の激闘が残っておりますが、2試合通してシティを圧倒したリバプールとセカンドレグで逆境を跳ね返したローマ。

勢いに乗ってるチーム同士の対決でしたし、いい対戦カードです。
シティ・バルセロナとパスワークをベースにするチームをリバプール・ローマとプレッシングがベースの戦い方をするチームが撃破してきてのマッチメイクですし、その辺も注目ポイントでしたね。
まあ、アンフィールドの試合なんでリバプールが有利なんですけど、セカンドレグに向けてローマがどれだけ失点を抑えられるか?(アウェーゴールを奪えるか?)が大事だったんですが、、、

というわけで、まずはフォーメーションから。

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フォーメーション

リバプールとローマのフォーメーションです。

4-3-3対3-5-2です。

リバプールは変わらず、ローマは3バックです。

全体の印象と試合展開

試合は序盤から両チームともに積極的な入り。
アウェーでもローマは引かずに前から戦いに行ってましたね。
だからこそ、展開的にはかなり速くなってましたし、ゴール前のシーンは多くなってます。

それで少し落ち着いてからはローマがボールを握る時間が多くなっていった感じです。
ただ、リバプール側も落ち着いて守備対応してましたし、意外と膠着する時間が長くなった印象です。
(前半の30分ぐらいまでです)

そこを辛抱してたリバプールが徐々にリズムを作れるようになり、その流れのまま先制することになります。
サラーのゴールでしたが、シュートコースが完璧すぎてビックリします。
で、そこからローマのバランスが少し悪くなっていって、またサラーが追加点。

前半は2-0で折り返してますが、後半に入ってもリバプールペースは変わらず。
再三シュートを外してたマネが3点目を決めることになります。
まあ、このゴールもサラーが綺麗に相手の裏を取ったものですし、ここの攻撃は相当鋭かったです。

その後もリバプールの攻勢が続いてフィルミーノが2発叩き込みます。
ちょっとこの間のローマは混乱してましたね。

それで5点差になってからはリバプールがペースを落としたのか、ローマが開き直ったのかはわかりませんけど、ローマの混乱が収まります。
で、ローマが1点返すことにはなるんですけど、ナインゴランにロブレンのところを狙われてジェコがゴールを奪ってます。
(ちょっとここの対応は甘かったですな)

リバプール的にはまだここで試合を終えてれば気持ちよく勝てたんでしょうけど、ミルナーのハンドでPKを与えてしまいます。
それをペロッティがきっちり決めてローマが2点目。
試合は結局5-2で終わってます。

圧倒的だったリバプール

この試合は古巣対決となったサラー。
まあ、リーグでもCLでも大車輪の活躍をしています。
それにこの試合に関しては強烈でしたね。
ビッグゲームってことでマネなんかはプレーに堅さがありましたけど、この人はよりプレーに精度が増してた感じでした。

それで今までそんなに触れてこなかったんですが、最近はミルナー・チェンバレンのインサイドハーフが強力です。
特にチェンバレンはウインガーとして獲得したはずなのに、いまやインサイドハーフでハマってます。
ミルナーもそうですが単純にスプリントが強力ですし、リバプールのハイプレスを支えるにはこういったタイプの中盤が必要です。
(そのチェンバレンがケガしてしまったのは残念でした)

それでこの試合はいつも通りの戦い方をやってましたけど、(特に序盤は)前線でボールをハメれそうなシーンはあんまり作れなかった印象です。
というか、そこは相手のローマがかなり気にしていたと思いますし、なかなかショートカウンターからチャンスメイクするのが難しかった感じ。

でも、結局先制点はショートカウンターから生まれてます。
それにロングカウンターも強力なチームなんで、そこからフィニッシュに行くシーンもそれなりに作ってました。
とりあえず、フィルミーノがボールに絡めばそのまま前3人で何とかしてしまう力も持ってますし、ホントにこの試合はそれが如実に表れた格好でしょう。

終盤に2失点してしまったのが若干気になりますけど、セカンドレグはどう試合をまとめるか?ってところでしょう。

バタついたローマ

この試合もバルサ戦同様に3バックで臨むことにしたローマ。
それにハイラインを保って、前線からプレッシングを仕掛けてました。
解説の川勝さんも言ってましたけど、ファーストレグのバルサ戦みたいに引いて戦ったところでそのままやられてしまう、、、っていう感覚があったんでしょう。
(結局、大量失点にはなったけど)

自分達がボールを保持する・しないにかかわらず、できるだけリバプール陣内にボールを置いておきたいのがローマの狙いだった気がします。
ビルドアップではバルサ戦と似たようなスタンスでしたし。
シンプルにジェコを狙うボールをよく出してましたし、それに対してユンデルとナインゴランが反応する形です。

リバプールのハイプレスを回避するに一番有効なのは”さっさと前に蹴ること”なんで、その辺はきっちりローマがおさえてたとは思います。
この試合は勝てるに越したことはありませんけど、引き分けでも御の字なんでリスクマネジメントを考えた戦い方でしたかね。
バルサ戦はこの戦い方で”無失点”だったわけですし、相手の戦い方によっては前がかりに行く方が失点を抑えられることができるっていうのはサッカーの面白いところです。
(実際、前半30分過ぎるまではいい試合運びができてましたし)

それでも気になったのはユンデルのパフォーマンスですかね。
ジェコは安定してボールを収めてましたけど、ユンデルは潰されてしまうシーンが多かったのがかなり響いていた気もします。
そこが収まるかどうかで相手の反撃も抑えることができますし、自分達のチャンスも増えることにはなりますんで、意外とここが勝負の分かれ目だったような気がします。

後半の方が失点が多くなってますけど、まだシックをはじめから使ってた方がバランスが良かった気がします。
セカンドレグはどうしますかね。

試合結果

試合は5-2でホームのリバプールが勝利。

ホント、リバプールの攻撃は強力です。

得点者
前半36分 リバプール:サラー
前半46分 リバプール:サラー
後半11分 リバプール:マネ
後半16分 リバプール:フィルミーノ
後半24分 リバプール:フィルミーノ
後半36分 ローマ:ジェコ
後半40分 ローマ:ペロッティ

交代者
リバプール
前半18分 チェンバレン⇒ワイナルドゥム
後半30分 サラー⇒イングス
後半48分 フィルミーノ⇒クラバン

ローマ
後半1分  ユンデル⇒シック
後半22分 デロッシ⇒ゴナロン
      フアン⇒ペロッティ

ハイライト

全体のハイライトです。

次はどうなるかな

アウェーゴールを2つ取っているとはいえ、3点差なんでね、、、普通は逆転するのが難しくなってます。
ただ、そういってたバルセロナとの対決は逆転しちゃったわけですし、まだまだ分かりませんな。
一時は5点差だったのにそこから2点を取り返したのはすごいメンタルですし、次のホームゲームが楽しみです。

逆にリバプールは最後まで集中してクリーンシートで終えたかったところでしょうけど、ちょっと気が緩んでしまったところがあったでしょうかね。
クロップ的にもロブレンのところは気になってたwとは思いますけど、やっぱりやられちゃってます。

まあ、順当に行けばリバプールが勝ち抜けするんでしょうが、セカンドレグはどうなりますかね~
サラーが好調なんでローマが3-0で勝てるとは考えにくいんで。
そんな感じでまた次回!!

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