前回のカテナチオと攻撃するリベロからの続きです。
サッカーの歴史的にベッケンバウアーのような攻撃参加するリベロが出現するようになってから、実はサイドバックなんかも攻撃参加するようになります。
当然、サイドバックが攻撃参加すると自陣まで戻ってくるのに時間がかかりますし、その間に生まれたスペースっていうのは代わりの選手が埋める必要があります。

そういった戦い方の変化もあり、、、
この辺の時代から”全員で連動してサッカーをする”という考え方が、世の中に出現するようになります。
そして、その中でとても有名で現代サッカーに最も影響を与えたと言われているのが、クライフがいたオランダ代表のサッカースタイルです。

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トータルフットボール

1974年のワールドカップで準優勝したオランダがとった戦術が「トータルフットボール」と言われ、後のバルササッカーに多大なる影響を与えます。
フォーメーションっていう”配置(ポジション)”に関係なく、ピッチ内を選手たちが縦横無尽に駆け巡り、「全員攻撃・全員守備」で戦うスタイルです。
そしてその戦い方の特徴としては、攻撃の時の細かいパスワークと守備の時のプレッシングです。

実はW杯で結果を残したオランダ代表には突出してポテンシャルの高い選手、、、っていうのはほとんどいませんでした。
まあ、オランダの中心選手はもちろんクライフだったんですが、それ以外の選手というのはそこまですごい選手ではありませんでした。
そういった中でもオランダがワールドカップで結果を残すことができたのは、「チームプレーとしてのパスワーク・プレッシング」にとても優れていたということを世に知らしめる結果となったわけです。

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ハイプレスの登場

トータルフットボールの特徴であった、パスワークとプレッシングですが「パスワークは重視せず、プレッシングのみに特化したチーム」というのが、同じ時期に出てくることになります。
それが当時、ACミランを率いていたサッキ監督が用いた戦術になります。

いわゆるここからが「ハイプレス」の登場になります。
ディフェンスラインが全体的に高い位置を取り、かつ守備陣形を非常にコンパクトに保つ。
そして、チーム全体で連動したプレッシングを仕掛ける。

もともと(ゴールを守るための)守備の考え方であった”プレッシング”というものを進化させて、 積極的にボールを奪いに行く攻撃的なチームを作った のがサッキであり、ACミランというチームでした。

ドリームチーム

一方、現役引退後のクライフはアヤックスを経て、リーガのバルセロナを率いるようになります。

サッキがプレッシングに特化したチーム作りをしたのに対し、クライフはパスワークに特化したチーム作りをすることになります。
つまり、一般的にいう”ポゼッションサッカー”の登場で、「ボールを保持している間は相手に攻撃されることはない」というのが、この戦い方の強みになります。
それにもちろん、攻撃力もありました。

クライフ率いるバルサは90/91シーズンにリーグ優勝し、そこから4シーズン連続でリーグ優勝するわけなんですが、その功績を称えてこの当時のバルセロナは「ドリームチーム」と呼ばれるようになります。
まあ、ロマーリオ、後にバルサの監督になるグアルディオラ、ロナルド・クーマン、ラウドルップなどの選手がいました。

現代サッカーの始まり

サッキのハイプレス、クライフのパスワーク、ほぼ同時期に登場した”2つの対極にあるスタイル”が登場したことで現代サッカーというものが始まっていくことになります。

特にACミランのハイプレスはその後にいろんなチームが模倣したり、改良したりしていきます。
今の日本代表の戦い方だってその考え方を参考にしていますし、チリ代表やクロップが率いているリバプールとか、ユベントスとかなんかもそうです。

一方で、パスワークを模倣したり、改良したりするチームはあまり表れることはなかったですね。
こっちは後にその監督となったグアルディオラ率いるバルセロナがその進化形とあり、完成形となるサッカースタイルを実現することになっていきます。

次回以降は、現代サッカーのそれぞれの特徴について書いていきたいと思います。
おもに主役は監督になりますが、監督が意図していることを理解することができれば、サッカー観戦するときの面白みも変わってきます。
というわけで、また次回!!

今回の記事はこちらの書籍を参考にしています。
サッカー戦術に馴染みがない方でも非常に読みやすくなってます。
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