18/19ラリーガ第10節のバルセロナ 対 レアル・マドリードの試合が行われています。
伝統のエルクラシコのフォーメーション・試合情報・スタッツをまとめています。
立ち上がりから自分達の良さを存分に発揮したバルセロナと全く覇気がなかったレアル・マドリードっていう試合になりました。
チャンピオンズリーグの戦いなんかを観ているとある程度予想できた試合内容なのかもしれませんが、レアルの復活に期待していただけに少し残念なところはあります。
後半に入るとレアルがかなり盛り返すようになりましたが、そこでも思ったようなゴールを奪えず終盤にスアレスのゴールでとどめを刺されています。
結果的には大差の試合となりましたし、前半の試合内容が非常に悪かったことからロペテギ監督のクビは間違いなく飛ぶでしょうね。
フォーメーション
バルセロナとレアル・マドリードのフォーメーションです。
4-3-3同士の対決です。
バルセロナ
バルベルデのバルセロナは対戦相手によってサッカーのスタイルを180度変えることがあるんですが、今回のクラシコでは従来のスタイルで試合に臨んでいます。
(昨シーズンのクラシコは堅守速攻の構えにしてましたけどね)
CLのインテル戦と同じメンバーですがプレッシングのかけ方も同じようなイメージでした。
あの試合の感触がかなり良かったから継続してこのクラシコに臨んだようですが、
という状況は試合の立ち上がりからかなり目立っていました。
それにビルドアップの場面では左ワイドのコウチーニョのポジショニングがかなり効いてました。
マッチアップしたのはナチョだったんですが、序盤から対応に苦労していたと思います。
コウチーニョが中に絞りながら中間ポジションをとることによって大外のレーンにスペースが生まれ、そこをアルバが後ろから高速で駆け上がってくることで最終ラインの裏を狙います。
(ちなみにバルサの先制シーンはまさにこの形がハマった格好です)
ハイプレス・ハイラインを維持していることからたまにベイル・ベンゼマに裏を狙われるシーンなんかもありましたが、前半のレアルは相当パフォーマンスが悪かったのでそれによって助かったところもあります。
それに後半に入ると相手のフォーメーション変更によって守備対応に戸惑うシーンがありましたし、決定機もよく作られるようになりましたがそこをよく耐えてスアレスの追加点までつなげています。
インテル戦でも感じましたが、やっぱりバルセロナは強いですね。
レアル・マドリード
ボス(ロペテギ)のクビがかかったレアルでしたが、満足のいくような試合結果にはなりませんでしたね。
一応この試合では守備の時に4-4-2を作り、ベンゼマを軸にモドリッチやクロースが一列上に上がって2トップの形を作ります。
ある程度リトリートして構えながらボールが右サイドにあればモドリッチ、左サイドならクロースというイメージでプレスかける感じでした。
基本的にはアンカーのブスケツを抑えるのはベンゼマでしたし、アルトゥールやラキティッチはクロースやモドリッチがマッチアップすることが多くなります。
途中からイスコ・ベイルが高めの位置を取ってプレスをかけるようになりましたが、それより後ろの選手がどういうポジショニングを取るのか判断に迷っているところがありましたかね。
ボールのハメどころが不明確でしたし、ナチョサイドは常にアルバの脅威にさらされていました。
「攻撃がどうこう」っていう前にそもそもボールが持てない時間が長くなってましたし、守備対応はうまくいかない、、、で前半はホントにいいところがありませんでした。
後半に入るとシステム変更していますが、それでも試合展開的にはかなり厳しいものでした。
バスケスを投入して4バック⇒3バックに変更、カゼミーロを最終ラインに下げてバスケスとマルセロをWBに上げています。
最終ラインの枚数を減らしてかなり”前に圧力”をかけるように修正してきたことで試合の流れをかなり取り戻すことには成功していますが、なんだかんだ前半の2失点が試合結果に響いたと個人的には感じています。
試合結果
試合は5-1でバルセロナが勝利。
・得点者
- 前半11分 バルサ:コウチーニョ
- 前半30分 バルサ:スアレス
- 後半5分 レアル:マルセロ
- 後半30分 バルサ:スアレス
- 後半42分 バルサ:ビダル
・交代者
- バルセロナ
- 後半24分 ラフィーニャ⇒セメド
- 後半29分 コウチーニョ⇒デンベレ
- 後半39分 アルトゥール⇒ビダル
- レアル・マドリード
- 後半1分 ヴァラン⇒バスケス
- 後半32分 ベイル⇒アセンシオ
- 後半37分 マルセロ⇒マリアーノ
スタッツ
BAR | RMA | |
---|---|---|
ボール支配率(%) | 53 | 47 |
シュート数(本) | 14 | 12 |
枠内シュート(本) | 8 | 4 |
パス本数(本) | 534 | 465 |
パス成功率(%) | 87 | 84 |
タックル | 14 | 19 |