”ココがヘンだよ!日本人”の守り方~14年W杯コロンビア戦篇パート➁~

”ココがヘンだよ!日本人”の守り方~14年W杯コロンビア戦篇パート➁~


ここがヘンだよ!日本人シリーズ第2弾です。

第1弾はこちら

前回に引き続き14年ブラジルW杯でのコロンビア戦の反省となります。
ちなみに前回書いた1失点目から試合が進み、前半終了間際に本田の右サイドからのクロスをニアサイドで岡崎が合わせたことで日本はコロンビアと同点に追いつくことにはなってます。

そんなわけで日本代表としては1-1で前半を折り返し、「後半から勝負をかけるぞ!」って感じになってたと思います。
とはいえ、ここから日本の守備が崩壊してバタバタと失点を重ねていくわけなんですが、そのきっかけとなったのが”2失点目”です。

というわけで、今回はその2失点目を中心に書いていきます。
(前回同様、「守り方を知らない日本人」を参考にしています)

[cc id=613 title=”アドセンス2”]

勝負を決めた2失点目

で、もう一度書いておきますが、「日本はグループリーグ突破にはこの試合に絶対勝たなきゃいけない」状況であり、日本がリードするためには”2失点目は絶対に避けなければいけない”ものでした。
にもかかわらず、後半が始まって10分も経たないうちに失点しちゃってます。

まあ、その2失点目に行くまでにはいろいろなミスがあったわけなんですが、こういう風に一つ一つ細かく見ていくと、改めてチームの守備っていうのは大切なんだな~って思いますし、それと同時に難しいもんなんだなって感じます。
で、日本代表は後半9分に失点するわけなんですが、このシーンはコロンビアのビルドアップの流れから日本側の守備ブロックを中央突破されることになります。

ブロックはコンパクトにする必要がある

いったんはコロンビアのビルドアップから全体的に押し込まれることにはなったんですが、プレッシャーをかけて相手選手にバックパスを選択させたところから始まります。


ここからがそのシーン。
まあ、相手からボールを奪えなかったとはいえ、一度はコロンビアの攻撃を跳ね返したわけですから、ここから考えるべきことは守備ブロックの再構築です。

それで相手のボールホルダーはここから中央目掛けて斜めにドリブルしてきます。
(スペースがあるから、それは当たり前)
だから、日本側としてはボールホルダーにフリーでドリブルをさせるわけにはいきませんので、(守備の人数はそろっているし)誰かしらがアプローチに行く必要があります。
ボールに近いところにいるのは香川・長谷部となってますが、ここでアプローチに行ったのは香川でした。
(結構距離離れてるけど)


それで少し進んでこのシーン。
相手のバックパスによってボールの位置が高くなりましたんで、日本としては最終ラインを上げるタイミングだったはず、、、なのに、ラインはそのまま深い位置に残ってしまってます。

ボールが高い位置に戻った局面で、PA内に最終ラインが残っていることにあまり意味はありません。
むしろ、縦関係で味方選手同士の距離間が広くなってます。
それに最終ラインで5枚並んでいる影響もあって、日本のバイタルエリアに広いスペースがある状態となってしまっています。

バイタルエリア

結局、日本の2失点目はこのバイタルエリアをコロンビアに有効活用されてしまったことが原因となってます。
ここに誰か日本選手がいたり、先ほど書いたように最終ラインを上げていれば、このエリアを使われることはありませんでした。


で、このシーン。
香川はボールホルダーに寄せてますが、中央を絞りきれず。
長谷部はポジショニングが激ワル。
(本当はバイタルエリアへのパスコースを切る位置にいなければいけない)
そして、この2人の間に斜めのパスを通されることになります。

それでもう一つこのシーンには問題があって、、、
それはハメスの手前にいる岡崎。

岡崎はこの一連の流れの中で、守備の仕事を何もしていません。
実際、その画像の位置にいるのであれば、バイタルエリアをケアするために事前にハメスに寄せていたり、そのエリアを埋めるようなポジショニングをするべきでした。
「危険なエリアが空いてて、それがわかっているのに何もしないのは、、、ただの怠慢だ!!
(って、そんな感じで本には書いてあります)


それで、パスを通された後のシーン。
ハメスにはなぜか最終ラインにいた青山がアプローチに行ってますが、寄せが甘く。
そして、ハメスに釣られて吉田&内田がそちらの方向に寄せに行ってしまいます。

2人とも寄せに行ったことから、もともとマークしてた相手FWのマルティネスをフリーにしてしまっています。
この局面で2人の動きがシンクロしちゃったから最後のところでやられちゃったわけです。


やられる寸前はこんな感じになってます。
守っている日本の方が明らかに人数が多かったのに、キレイに中央突破されちゃってます。

ハイライト

このシーンを動画で確認するためのハイライトです。
動画では7分18秒あたりから始まります。

やられても仕方なかった

まあ、あれだけバイタルエリアをずっと空け続けていたわけですから、コロンビアレベルの対戦相手だと失点に繋がっちゃいますよね。
(相手の攻撃も当然まずそこを狙ってくるわけだし)

この時の「日本の武器は組織力だ!」って誰かが言ってましたけど、こんなやられ方を見てしまうと「何言ってんだw」って正直なります。
結局、組織としての動きがちゃんとできてなかったわけだし、誰が何をすべきか?(どのエリア・選手をケアすべきか)っていうのがハッキリしてなかったんですよね。

というわけで、今回はここまでです。
実はコロンビア戦はまだ失点している(計4失点)のでまだ続きを書いてもいいんですが、次回以降は違う試合にしようかなとも思ってます。

そんな感じで、また次回!!

[cc id=3690 title=”守り方”]

[cc id=284 title=”ブログ村”]

話題のNFTサッカーゲーム、現実の試合結果に応じて報酬ゲットのチャンス

CTA-IMAGE アクティブユーザ急増中のNFT ブロックチェーンゲームのSorare(ソラーレ)。全世界200以上のクラブとライセンス契約を結び、有名選手が実名で登場し自分好みサッカーチームを作れます、J1リーグも契約済です。現実の試合結果で選手のパフォーマンスに応じて報奨ゲットのチャンス!クリスティアーノ・ロナウド選手のカードが3,200万円で落札されたことで話題になりました。ソフトバンク主導による大型資金調達済で日本での大規模なプロモーションは間近です、ユーザが少ない今がチャンス!今ならもれなくアセットカードが貰えるキャンペーン中!!ゲームの始め方は下記「詳細ページ」ボタンから初心者向けの解説記事をご覧ください。

知識カテゴリの最新記事