ここがヘンだよ!日本人シリーズ第3弾です。

前回の記事はこっち

まあ、このシリーズは積極的に書いていくつもりです。
で、この記事は「守り方を知らない日本人」という書籍を参考にはしていますが、あくまでその内容を受けた僕の見解を書いてます。
ですので、書籍の内容とはズレることがあるとは思いますが、そこはご了承願います。

それで今回のテーマはロシアW杯最終予選のオーストラリア戦(2016年のアウェーゲーム)です。
まあ、今思えばこの試合で日本が負けていれば、現在の監督がハリルホジッチではなかったかもしれませんね。
(解任の話も結構ありましたし)

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この試合について

それでこのアウェーのオーストラリア戦は前半の早い時間帯に原口のゴールで先制。
日本リードのまま前半を折り返したんですが、後半の早い時間帯に原口が日本のペナルティエリア内で相手選手にファールをしてしまったため、PKを献上することになっています。
で、きっちりこれを決められ、結果としては1-1の引き分け。

まあ、日本としては勝てるゲームだった、、、っていう見方が大きかったですし、原口のPK献上はもったいなかったって意見が多かったでしょうか。
あと、日本の後半の戦い方にも疑問を持っている方なんかもいましたけど(かなり消極的な戦い方にはなってたので)、リードしている状況で”失点のリスクを極力減らす”ためにその姿勢を取っただけなんで、そこは別に問題なかったこともついでに書いておきます。
(なんでもかんでも積極的に戦うのが正解ではない)

ただ、問題としてはそれだけ守備を固めて後半に入ったにも関わらず、いろんな場面で守備対応にミスが生まれてしまっていたこと、、、それは反省すべきことになります。

というわけで、これからその部分について細かく見ていきます。

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オーストラリアのビルドアップ

日本がオーストラリアにPKを献上することになるのが、後半の5分16秒。
今回見ていくのは後半5分過ぎからのシーンです。

オーストラリアがビルドアップを開始して、それに日本代表がプレッシングを仕掛けるところから始まります。


相手の左CBから中盤アンカー(オーストラリアの13番)にボールが渡ったところを本田がアプローチに行ってます。
(まあ、動画を見てもらったらわかりますけど、この時の寄せは”めっちゃ適当”です)

で、小林悠は相手の左WBを気にしている感じにはなってます。


で、このシーン。
本田の緩いアプローチは普通に剥がされ、相手の左CBに再びボールが戻ったところです。
小林悠は相手のWBが高い位置を取ってきたので、それに釣られて後ろに下がっています。

それでここで問題になるのが、小林悠・長谷部のポジショニングと本田の対応。
まず、本田はボールに一番近い位置にいるわけなんで、そのまま左CBの選手に引き続きアプローチを仕掛けに行かなければなりませんでしたが、彼は完全に守備業務を停止しています。

で、本田がアプローチに行かないので代わりに長谷部がアプローチに行くことになってますが、このときにミスがあったことになります。
別に突っ込んでいってもいいんですが、走りながら取ったポジショニングが悪かったです。

結局、赤線の選手にスコーン!と縦パスを通されてしまうんですが、”中央の縦のライン”っていうのは一番気にしなきゃいけないところです。
まあ、小林悠も同様なんですが、この2人の位置関係やアンカーの位置にいる山口蛍との関係性(距離間)がルーズになっています。
(小林悠も相手のWBに釣られていて、味方同士の距離間を気にしていない)

この時の日本代表は”マンマーク”がそこまで徹底されておらず、ゾーンディフェンスが主体だったと思いますけど、こんなにスカスカな陣形を組んでいたら、そら~簡単に攻撃されてしまいますよ。

縦パス後の対応

で、簡単に縦パスを通された後の対応です。
ここからサイドを突破されることになりますけど、いろいろと問題があります。


それでこのシーン。
酒井高徳はボールを受けそうになっている相手選手に突っ込んでいます。

が!、、、実はその対応には問題があります。

サイドでのこの局面、日本としては数的不利な状況になっているのがわかりますでしょうか?
縦パスを相手に通された瞬間に小林悠がボールウォッチャーになってます。
だから、相手のWBはフリーになっちゃってるわけです。

つまりは、酒井高徳からみれば1対2の状況であり、そんな中相手のボールホルダーにアプローチに行ってしまっているわけなんです。
結局、ここではワンタッチでサイドの選手に展開されることになりますので、彼はまんまとカワされてしまったことになります。

だから、この局面ではそうやって突っ込まずに、サイドのスペースやパスコースを限定しながら、ボールホルダーの動きを牽制しつつ、味方選手(小林悠とか)が戻ってくるのを待つべきでした。


で、サイドをえぐられたシーンです。
まあ、白線のようにクロスをあげられるわけなんですが、吉田がここで軽ーくクリアミスをしてしまいます。

一応、それもツッコんでおきます。


で、そのボールが逆サイドに流れてきて相手選手にわたり、慌てて戻ってきた原口がその勢いのまま相手選手を背後から倒してしまうことになります。
まあ、原口は一生懸命に戻ってきてディフェンスしたにもかかわらず、PKを与えてしまったことでいろいろと責められることにはなっちゃいましたね。

でも、実は香川の自陣への戻りがかなり遅れてたんですよ。
普通に香川が自陣へ戻っていれば、そもそも相手選手にボールが渡らなかったかもしれませんし、ボールホルダーへアプローチに行けたのが原口ではなく、香川になってたと思います。

本人の守備意識が低かった、、、にしても、日本が1点リードしている状況でチームとしては”守備を固める”戦い方を選択してたわけですよ。
これは本田にも言えますけど、香川としては守備意識の甘さが出たシーンだったと言えます。

結局、これまで書いたミスのうち、どれか一つでも”まともな守備対応”ができていれば、高い確率でこの失点は防げてたわけです。
(まあ、その”まともな守備対応”が難しいことでもあるんですけどね)

時間が過ぎても、、、

というわけで、この一連の流れのハイライトです。
動画的には、12分50秒~になってます。

まあでも、こういう風にサイドを崩されてやられるシーンって今も昔もあんまり変わってないんですよね。
いや、どれだけハイレベルな守備を展開していてもやられる時はやられちゃうんですけど、それにしても日本代表はその頻度が多いな~と感じちゃいます。
(たぶん、昔の映像を掘り返せばもっとあるはず)

というわけで、今回はこんな感じで終わりです。
1年ちょい前の試合なんで、意外と憶えている人も多いんではないでしょうかね。
そんな感じで、また次回!!

P.S.
今回の記事はこちらの書籍を参考にしています。
ボリュームが相当ありますが、現役の選手や監督には必須の内容となってます。

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