ロシアW杯前の最後の海外遠征第2弾、日本代表 対 ウクライナのマッチレビューです。
マリ戦は国際親善試合でしたが、このウクライナ戦は謎にキリンチャレンジカップという括り。
(ちなみに5月のガーナ戦も確かそうだった気が、、、)

まあ、その辺はどうでもいいですね。
問題は試合の方です。
マリ戦は仮想ガーナということで(わりと)いい相手と戦えたと思ってます。

それで今回の対戦相手であるウクライナは仮想ポーランドということになってます。
ウクライナはマリと同様にW杯出場を逃してますけど、自力で考えると日本代表より”格上”だと言えます。
監督のシェフチェンコとケガしてるヤルモレンコ(ドルトムントの)以外知っている選手はいませんでしたけど、強いチームなのは間違いありません。

戦前の予想としてはこんな感じでしたね。
というわけで、試合を振り返っていきましょう。

~スポンサードリンク~

フォーメーション

日本代表とウクライナ代表のフォーメーションです。

4-3-3対4-5-1です。

日本は本田がスタメンに入ってます。
大迫・大島・宇賀神はケガ、GKは川島になってます。

ウクライナの選手はディナモ・キエフがベースだと思われます。
まあ、誰もわからねえって思ってましたけど、シティのジンチェンコがいましたね。
(っていっても、マイナーな選手ですけど)
それにシャフタールのマルロスやシャルケのコノプリャンカって選手もいます、、、っていうか普通に強いですな。

個人的な注目ポイント

この試合は大迫がケガでスタメンから外れたこと以外は、他の選手を試したいから(それに対戦相手に合わせて)メンバーを変えてきた印象です。
それでマリ戦のところでは書かなかったんですけど、森岡と柴崎ってそもそもタイプが違っていると思ってます。
森岡はどちらかといえばゴール前で自分の良さを出すタイプであり、いいタイミングで相手ゴール前に入ったり、そこでボールを受けてからゴールするまでのアイディアに優れていたり。

逆に柴崎はペナルティエリアに入って仕事をするっていうよりかは、少し引いた位置で周りに配球したり、ラストパスを出したりするプレーが多くなってます。
森岡は香川に近い感じ、柴崎は清武に近い感じの印象を持ってます。
ハリル監督の考えはハッキリとはわかりませんけど、たぶん違ったタイプの攻撃的な中盤の選手を連れていきそうな雰囲気があります。
今回の遠征では香川・清武ともにケガで帯同してませんけど、ここのパフォーマンスが意外とキーになってくるかもしれません。

そんなわけでこの試合は柴崎を少し注意してみてましたけど、この試合は立ち上がりから効果的な仕事ができてたと思いますし、悪くなかったですね。
守備の時のトランジションも速かったし、ボールの受け方や捌き方は普通にうまかったです。
(それにポジショニングがうまいです)
FKのボールは見事でしたし、いいアピールにはなったでしょう。

この試合の日本の中でも一人だけ明らかに違うタイプの選手ですし、攻撃を円滑にするにはやっぱりこういう選手を一人は入れないといけないな~とは感じちゃいました。

~スポンサードリンク~

ウクライナの印象と試合展開

ウクライナの情報がないのでよくわからないところもありましたけど、ジンチェンコを筆頭に若い選手構成になってたと思います。
まあ、このチームで一番有名なのは監督のシェフチェンコなんですけど、無名でも力のある選手がホントに多かった印象です。
(マルロスとかジンチェンコ、コノプリャンカはうまかったでしょ?)

それで試合は立ち上がりから日本の右サイドをよく狙われてましたし、普通に危ないシーンが多かったです。
まあ、ウクライナは全体的に左サイドの攻撃を意識していたと思います。
それにプレッシングは結構積極的にハメに来てましたし、プレスバックも相当速かった、、、で、親善試合なんですが普通に気合が入ってた印象です。

時間が経つと日本側もチャンス(になりかけたやつ)を作れてたとは思いますけど、先手を取ったのはウクライナの方でした。
日本側のパフォーマンスはそんなに悪くなかった(マリ戦と比べると)とは思いますけど、ウクライナ側のビルドアップも普通にうまかったので、そのままやられてしまった感じでしょうね。

あと、ウクライナは4-1-4でゾーンブロック作ってまして、それが連動したキレイな陣形だったと思います。
日本としてはその中で効果的にパス回しするのがそこそこしんどかったでしたし、徐々に攻撃が詰まってきてたんですけど、前半のうちにセットプレーから同点に追いついてます。

そんなわけで、前半は1-1で折り返し。
それで後半が始まってから選手交代がありましたけど、特に流れが変わったようなトコロはありませんでした。
ただ、日本としては辛抱の時間が普通に続いてましたし、そこをしばらくは凌いでましたけど、後半途中に追加点を奪われてしまいます。
日本の右サイドをエグられてクロスボールを中央で合わせられてた形でしたが、すこしもったいない失点だったとは思います。

終盤はウクライナの守備対応がルーズになってきたところもありましたけど、結局日本は追いつけませんでしたね。
まあ、負けても仕方ない相手だったとは思いますよ。

日本代表

この試合はマリ戦と違って、相手選手を意識した守り方(マンマーク)をやってた印象です。
プレッシングは比較的高い位置からでしたけど、押し込まれた時の守り方は変えてきた感じです。

それにマリ戦と比べるとボランチの2人(長谷部・山口)が守備の場面で飛び出していくのが多かった気がします。
特別意識してたかどうかわかりませんけど、守備の時に本田が少し低い位置にいたこともあって、そんな感じになったのかなとは思ってます。

で、序盤から非常に気になっていたのは右サイドの酒井高徳。
コノプリャンカの能力が高いとはいえ、明らかにやられまくってましたし、毎回毎回守備対応が甘いところがあります。
両サイドができるのが彼の強みですし、ボールを蹴る技術なんかは優れてますけど、この試合のパフォーマンスを今後も続けられるとさすがに監督としては試合で使うのはしんどいような気もします。
(2失点目は高徳がぶっちぎられたからだし)

ここのやられ方は本田も関係してますけど、本田に指示を出すのは後ろにいる酒井高徳なんで、そういったマネジメントのところも物足りなさがあります。
ホントに右サイドは酒井宏樹じゃないとしんどいですね。
大迫同様に彼には万全の状態でW杯に臨んでもらえることをマジで祈ってます。

それで全体的な話では、相手選手に意識を集中するあまり、中央に危険なスペースを作ってしまっている場面が気になりました。
(というか、いつものことやけどw)
先制されたシーンはその影響がモロにありましたし、毎回ですがここは今の日本代表のウィークポイントになってきます。
とはいえ、全体的なパフォーマンスはそんなに悪くなかったと思います。
球際とかセカンドボールへの反応、トランジションも早かったですし、ヨーロッパ勢相手だとやっぱり日本はある程度やりやすいのかな?とは感じました。

攻撃に関して言うと、この試合は大迫がいなかったんで結構難しいところがあったでしょうか。
杉本も優れた選手ではありますけど、大迫は次元が違うのでなかなか彼みたいな役割をこなすのはムリだと思ってます。
それを考えると日本は攻撃面では本来の力を出せなかったと思いますし、ウクライナもいい守りをやってたんで、チャンスメイクがしんどかったところもありましたかね。

あとは本田について。
昔のサウジ戦と比べるとかなりマシでしたけど、高い位置でもボールロストの仕方が悪かったですな。
それにパスミスも結構ありましたし、この試合のパフォーマンスとしては微妙でしたね。

まあ、守備はかなり頑張っておられたと思いますが酒井高徳との連携は激ワルやったんで、本田がW杯メンバーに入るかどうかはホントに微妙です。

この試合の日本に関して、とりあえずはそんな感じでしたね。

試合結果

試合は1-2でウクライナの勝利。

僕はシェフチェンコのファンなんで、何も怒ってませんよ。

得点者
前半21分 ウクライナ:ラキツキー
前半41分 日本:槙野
後半24分 ウクライナ:カラバエフ

交代者
日本代表
後半11分 杉本⇒小林
後半20分 本田⇒久保
後半34分 柴崎⇒中島
後半36分 長谷部⇒三竿
後半42分 原口⇒宇佐美

ハイライト

全体のハイライトです。

まとめ

とりあえず、ウクライナは強かったですね。
日本が選手の動きに釣られてスペースを空けてしまうことを事前に調べてたようですし、そこを効果的に狙えてましたんで。
これでW杯に出られないんだから、ヨーロッパはホントにすごいです。

まあ、日本にとっては渋ーい海外遠征になりましたね。
それに最近はなかなか勝ててませんし、この状況を考えるとW杯が非常に心配な人が多いとは思います。

ただ、W杯直前の強化試合って負けてた方がいいんですよね。
自国開催以外でグループリーグ突破した南アフリカ大会は直前の強化試合で負けまくってましたし。
逆に直前にいい戦いを続けてた2006と2014はグループリーグ敗退してますんでね。

そんなわけで、これからの試合内容ってあんまり気にする必要がありません。
むしろダメなところはいっぱい出た方が選手の危機感も強くなりますし、本番でいい結果を残せる可能性が上がってくると思ってます。

というわけでまた次回!!