最近のアントラーズは負けすぎじゃありませんか?

最近のアントラーズは負けすぎじゃありませんか?


今年の鹿島アントラーズはよく負けてます。
11試合を消化した段階で鹿島の勝ち点は”12”。
(ちなみに順位は15位)

まあ、残留のボーダー(一応、試合数より勝ち点が多いと残留できると言われてます)は越えてるから大丈夫、、、っていうチームでもありませんので、普通に考えてこれは緊急事態ですな。
個人的に鹿島は好きなチームじゃありませんし、別にこのまま失速していてもらってもいいんですが、これだけ調子が悪いと気にはなりますよね。
昨シーズン2位のチームがスタートダッシュでこれだけ躓いてしまうと、プレミアとかなら即刻監督のクビを切ってるとは思いますけど、Jリーグではなかなかそこまで早い決断は難しいかもしれません。

もともとJリーグはチームの格差(選手個々の実力差)が生まれにくいような仕組みにはなってましたし、パフォームグループ(DAZN)から放映権料が入ってくるおかげで上位チームの収入が増えてはいますが、なかなかそれが影響してくるまでも少しは時間がかかるでしょうし。
だからこそ、去年は残留争いをしてたサンフレッチェ(1位)・FC東京(2位)がいい位置にいたりするわけです。

とりあえず、ゴールは少ない

アントラーズは11試合を終えた時点で”3勝5敗3分”です。
得失点差は-5となってまして、失点数は13でリーグ内でも平均ぐらい、得点数は8でリーグ最下位のゴール数です。
(ちなみに首位の広島は総失点が5です)
それで3勝しているのは実はすべて下位チーム。
サガン鳥栖(16位)、ガンバ大阪(17位)、名古屋グランパス(18位)となってまして、それを考えると今の順位はかなり正当ですw

もともとJリーグは失点が多いイメージがありますし、全体的に考えれば13っていう数字はそこまで悪くないのもかもしれませんけど、13のうちの”7”はフロンターレとマリノスとの試合のものなんですよね。
(つまりはここ最近の話)
今年のマリノスは方向転換したのでフロンターレに近いイメージのサッカーをやるようになって?ますし、フロンターレは相変わらず強い、、、で、アントラーズとしては結構相性が悪いようです。

それで得点数もリーグ最下位と”しんどい”のは間違いありませんけど、得点が奪えるかどうかっていうのはチームの戦術がどうこうっていう前に”個人の能力”が重要だったりします(単純にシュートの精度とか)し、どれだけキレイに相手を崩したとしてもゴールに入らないときは普通にありますんでね。
とりあえず、決定機を作れているのであればそのうち得点数は伸びてくるとは思います。
(どれぐらいチャンスメイクできているのかは知らないけど)

なので処方箋としては守備対応を少し変えていくのがセオリーになってくる感じです。
まあ、誰がそれを”診断”するのかって話にはなりますけど、戦術を分析する優秀な人材はアントラーズなら抱えているはず、、、です。

外野から見て

一応失点パターンなんかを細かく見てみるといろいろとわかることもありますんで、それについて少し触れておきます。
今回ピックアップしたのは第11節のマリノス戦です。
その3失点目がわかりやすいやられ方をしてたかな~とは感じましたので、それを紹介します。


マリノス側が左サイドに展開したところです。
(試合をガッツリ観たわけではないので、この前にどういったプレーがあったのかはわかりません)
一応、鹿島の選手たちも自陣に戻ってきている状況ですかね。
で、守備の人数は足りてます。
(5 対 4)


それで少し進んで。

(人数が揃ってるから)中央の鹿島の選手がボールに対して寄せに行ってます。
それに対してマリノスの左SB?がオーバーラップする動きを見せています。

ポイントになってくるのは黄色で囲ったスペース。
実はここ、ゴールを決められるまでずっと空いてます。


それで次のシーン。

マリノスのボールをキープしてた選手はオーバーラップしてきたSBを使わずに、斜めにパスを通してます。
で、それを受けた14番の天野がダイレクトでクロスをいれちゃいます。


というわけでこんな感じになります。
この状況でもきっちり中央はスペースがありますよね。

逆サイドに流れていた選手がそのままシュートを狙っていたら、たぶん失点しなかったんでしょうけど、この選手は冷静でしたな。


それで最終的にこうなります。

こうなるとほぼ失点します。
この形を作られてしまった時点でアントラーズ守備陣の負けですね。

そんなわけで、ハイライトをつけてます。
(紹介したシーンは3分50秒ぐらいからです)

バイタルエリア

今回取り上げた失点シーンは、、、サイドに密集させられ⇒空いた逆サイドに展開⇒それに対して守備側が寄せに行く⇒中央が空いてくるって感じの流れにはなってます。
まあ、これはどこのチームでもある失点パターンなんでしょうが、(海外の)守備が堅いチームっていうのはこういうやられ方をすることがかなり少なくなってます。

それにはいろいろと細かい部分でも差があるんですけど、一番大きいなと感じるのはバイタルエリアに人を置いていることですね。
バイタルエリアって特定の場所ではないんですけど、今回の例だとペナルティアーク(かまぼこみたいなところ)が当てはまってきます。
(ニュアンスとしては最終ラインと中盤との間のスペースって感じですかね)

この失点っていうのは、そこに対して誰も配置していなかったことが原因にもなってきます。
ペナルティアークに誰か余った選手がいれば、少なくとも最後のシュートシーンは防げたわけですしね。
(たぶん、早い段階でフリーの相手選手がバイタルエリアにいれば、鹿島の選手が急いで自陣に帰ってきてマークしてたとは思いますが)

人を中心に守っているとこうなりがちですし、ハリル体制の日本代表は同じようなやられ方を繰り返してきました。
でも、これって意外と単純なことで失点する確率を減らせるんですよね。

まあ、そういう格好でポジショニングを少し変えると、ほかのところもその影響で変わってきたりしますので普通に簡単ではないんですけど、失点を減らすことを考えるとやっぱりここは気にした方がいいですな。

というわけで、また次回!!

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