17/18シーズンのセリエA第15節、ナポリ対ユベントスのマッチレビューです。
1位ナポリと3位ユベントスの上位対決になりました。
ヨーロッパでもトップレベルでキレイなサッカーを展開していると言われているナポリと、リーグ戦をもっか6連覇中のユベントス。
地力的にも差がほぼ無いと思いますし、個人的には非常に楽しみな試合。
今回も試合をライブで観てから、最速でレビューしてます。
でも、見逃しで視聴できる方には観てほしい試合だなと思ってます。
(ユベントスはすげえよ)
まあ、それぐらいレベルの高い試合だったんですが、振り返っていきたいと思います。
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フォーメーション
ナポリとユベントスのフォーメーションです。
イグアインは手の骨を折ってて手術してたんですが、この試合に間に合ったみたいです。
ナポリは左SBのグラムがいないのが、意外と痛いんですよね。
試合情報
試合は0-1でユベントスの勝利。
得点者
前半13分 ユベントス:イグアイン
交代者
ナポリ
後半22分 アラン⇒ジェリンスキ
後半31分 インシーニェ⇒ウナス
マリオルイ⇒マッジョ
ユベントス
後半22分 ケディラ⇒マルキージオ
後半34分 D・コスタ⇒クアドラード
後半38分 デ シリオ⇒バルザーリ
ハイライト
全体のハイライトです。
先制点がでかかった
試合は立ち上がりからプレーが途切れることなく、お互いに押し込んだり、押し込まれたり。
とりあえず、展開が速かったですね。
アウェーですが、ユベントスもしっかりゲームを作ってましたし、緊張感のある試合の入り、、、でした。
ナポリはビルドアップから崩しに、ユベントスはカウンターからチャンスを狙ってましたが、最初にチャンスをものにしたのはユベントスの方でした。
まあ、それもあって前半はユベントスがペースを握ってましたね。
たぶんユベントス的には狙い通りだったと思いますし、いい試合運びをしました。
で、後半からはずっとユベントス陣地でゲームが進んだ感じ。
それぐらいナポリが押し込んではいたんですけどね、、、
ただ、ブロックの外で回させられてる感じで、なかなか決定機は作れなかったし、ナポリにはしんどいゲームになりました。
そして、虎の子の1点を守り切ったユベントスが逃げ切り。
ナポリの無敗記録をストップしましたね。
攻め続けたナポリ
ナポリはいつも通り高い位置からプレッシングでしたが、特にGKからのビルドアップには前線3枚で激しいアプローチに行ってました。
網に引っかけるのにブッフォンにハイボールを蹴らせたいんですが、ユベントスはなんだかんだそれをカワしてパス繋いでいくのは流石だったと思います。
ハイプレスもそれなりに効果的だったと思いますが、そのあとのショートカウンターがあんまりチャンスになってませんでしたかね。
いい感じのミドルシュートも何本かありましたけど、ブッフォンに阻まれてます。
ボールは持ててましたし、失点してからはかなり押し込んでましたけど、ユベントスの高速カウンターの脅威にさらされつつ、相手を崩していくのはエネルギーを使いましたかね。
(ボールロスト後のトランジションとかね)
とりあえず、この試合は左サイドが弱かったですね。
「左で作って、右で仕留める」って形がほとんど見られなかった印象です。
インシーニェがそのまま打っちゃうことが多くて、なかなかブッフォンの意表をつけなかったかなと。
それもあって、後半からは右サイドを使うシーンが多くなったんですよね。
まあでも、これは意外とハマってました。
ユベントスは中央をコンパクトにしたブロックでしたが、それでも右サイドで展開している分、若干、左側が空いてくるんですよね。
そのあたりをうまく使いながら、中央にスキがあれば縦パスを狙いつつ、綺麗にフィニッシュまでもっていってたんで。
途中から、ユベントスは跳ね返すので精いっぱいになってましたし、かなり一方的な試合にはなってたんですけどね、、、
ホントに1点が遠かったかな。
鉄壁のユベントス
ユベントスってブロックの作り方が非常にうまいと思うんですよね。
マンマークでつくところ、ゾーンで守るところ、アプローチに飛び出していくところ、この辺がユベントスの選手で意識統一されてて全体がスムーズに動いてます。
ボールの動きを基準にするんで、ボールがサイドに流れたときや中央に来たときには全体がずれていくんですが、その中でのポジショニングのミスが少ないように見えます。
それが結局はカウンターのスピードに繋がったりするので、やっぱり、守備と攻撃は一体で考える必要があると改めて認識させられますね。
「いい守備がいい攻撃につながる」なんて言われたりしますが、僕もそれは信じてます。
まあ、先制点のカウンターは非常に速かったし、イグアインが決めるとこしっかり決めてます。
この試合はボール取れそうな場面ではハイプレスしてましたが、それ以外では引いてブロックを作ってましたね。
まあ、早い時間に先制点をとれたこともあって、そういう戦い方になっていったんだとは思いますが、ブロック作るとさすがに堅いですね、ユベントスは。
後は、クロスボールに対しての守り方もうまかった(横からのボールに対して、選手をフラットに並べない)ですね。
後半はホントにディバラ・イグアインもブロックに吸収して守ってばっかりでしたが、このレベルの選手たちがガチンコで守るとホントに失点しませんね。
こんなに強烈なブロックを作れるんだと思って、ビックリしました。
ユベントスが強かった
まあ、先制点って非常に有利なんだなって改めて思い知られる試合でした。
サンプドリアと当たったときは守備の脆さを出してましたが、この試合でのユベントスの守備は凄まじかったです。
それにユベントスにとっては大きい勝利でした。
無失点で抑えられたこともそうですが、ナポリとの差も縮めてますし。
それにしても、スクデット争いが面白くなりましたね。
ちなみにナポリのサポーターとユベントスのサポーターはよくケンカするみたい。
この試合はナポリのホームゲームだったんで、ユベントスサポーターは立ち入り禁止にしてます。
で、ユベントスのイグアインはナポリが古巣なんで、ボールを持っただけで大ブーイング。
(ゴールも決めたから余計にひどい)
まあ、その辺は冷静に仲良く応援してもらいたいな~とか思いながら、また次回!!
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