なぜにこのタイミングでこのテーマを取り上げようと思ったのかは自分でもよくわかりませんが、今回は「ポジショナルプレー」っていう言葉について書いていきます。
最近はサッカーの言語化が進んできてて、今まで聞いたことのないような意味不明な言葉が増えてきましたねw

その最たるものがこの「ポジショナルプレー」って言葉だと思うんですが、今回は僕の解釈を交えながら説明していきます。
(あくまで独自の解釈なんで、この内容を誰かに説明して「違うよ!バーカ!!」って言われても責任は取りません)

一応”ポジショナルプレー”っていう言葉を説明しているサイト(記事)はチラホラあります。
(それをテーマにした本を読んだこともあります)
ただ、「この言葉は明確にこういうものです!」ってはっきり書いているところはありません。
チェスの世界では昔から使われてたようなんですが、戦略や戦術が重要であるサッカーにおいてもその影響を受けたって感じでしょうかね。

現在、マンチェスター・シティの監督であるグアルディオラのサッカー哲学にはこの「ポジショナルプレー」という言葉が大きく影響していると言われてたりしてますけど、実はこれ、どの監督(チーム)でも当てはまることなんです。

ポジションとは

ポジショナルプレーっていうのは、つまりは”ポジション”プレーのことです。
もっとわかりやすく書くと、”ポジションをもとにしたプレー”です。
(「ポジションをもとにしたプレーなんてどのチームでもやってんじゃねえか」って思われるかもしれませんが、そのツッコミは少しだけ置いといてもらってもいいでしょうかw)

サッカーにおける”ポジション”っていう言葉は結構あいまいです。
ピッチ上の配置を指すときもあれば、チーム内での役割を指すこともあります。

例えば、GKという”配置”はどのチームでも全く同じなんですが、”役割”っていうところで考えると全く違うものになってきます。
あるチームはゴールを守る最後の砦としての役割が重要だったり、違うチームではゴールマウスを飛び出してでもリベロ的な仕事を求めたり。
それに最近では攻撃の組み立て(ビルドアップ)に参加するGKなんかもいます。

また、CFの位置にいても意図的に中盤まで下りてきてゲームメイクしたり、攻撃的なSB・守備的なSBって違いが生まれてきたり、選手交代したら(チームの戦術が変化して)これまでと全く違う動きになった、、、なんてこともよくあります。

つまりは

ポジションっていう言葉が指すところはチームによって変わってきます。
それにその意味(役割)自体がかなり重要になってきます。
だから、、、

「チームの戦略や戦術をもとに各ポジション(役割)を明確にし、それと同時にその役割に最も適した選手を配置すること」
がポジショナルプレーっていう言葉の僕の解釈になります。

だから、あるチームが「ポジショナルプレーをやってた」って表現するのはちょっとおかしくなっちゃいます。
やる・やらないの話ではなくて、できる・できないの話ですんでね。
(やらないって全く戦術がないってことになっちゃいますから)

それに今までも書きましたがこれはチームによって全く変わってきます。
「堅守速攻のチーム」と「できるだけ自分達でボールを支配しようとするチーム」とでは各選手に求められる役割が違ってきますから。

ポジショナルプレーそのものを説明しようと思ったら、そのチームの戦術や戦略を理解する必要があります。
結局、それを具体的に説明できなければこの言葉の意味はなくなってしまうんですよ。
あるチームのパフォーマンスを評価するのに「ポジショナルプレーをやってた」って言葉で片づけられても、まったくもって意味が分かりません。

なんかこの言葉には”今までとは全く違った考え方であり、新しいサッカーの概念である”みたいな雰囲気が漂ってますけど、実際はそんなことありません。
この言葉の狙いとか意味は「もう一度チームにおけるポジションっていうものをしっかり認識しましょう」ってことなんです。
そしてそれは対戦相手によっても当然変わってくるものなんです。

ここまで書いたことはあくまで僕の解釈です。
もっと違った説明の仕方があるかもしれませんが、こういう解釈をする方がわかりやすいかなと考えました。
(これから「ポジショナルプレー」って言葉はみんなが言い出すようになりますけど、大した意味はないってことでスルーできますかねw)