どうしたレアル!!!バレンシア戦から考えるR・マドリードの問題点

どうしたレアル!!!バレンシア戦から考えるR・マドリードの問題点

いやー、なんかレアルが不調ですね。
もう2試合も引き分けており、勝ち点を4つも落としています。
ライバルのバルセロナは3連勝しておりますので、リーグ制覇に向けて黄色信号です。

バレンシア戦は万全の状態ではなかったこと、レバンテ戦はターンオーバーでメンバーを落としていたこと、などもあるんですが、それにしてもレアルらしくないですね。
プレシーズンのスーペルコパではバルサを圧倒していただけに、リーグ制覇は余裕だと思ってたんですが、サッカーって怖いもんですね。
今回はレアルの失点シーンを振り返りながら、問題点を考えていきたいと思います。

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クロスの対応がまずかった!

バレンシア戦とレバンテ戦、合わせてレアルは3失点しているのですが、すべてサイドから放り込まれたボールで失点しています。
レバンテ戦は、カルバハルが気を抜いてて「相手選手との距離をあけてた」のと「ボールを見失う」っていうミスがあったんで、カルバハルお疲れさんって感じです。

全体的な守備でダメだなと感じたのは、バレンシア戦の1失点目です。
ちょっとそれを見ていきたいと思います。

バレンシア戦の振り返り

アセンシオの先制ゴールでリードしながら、前半の18分に失点したシーンです。


カルバハルが右サイド(レアルから見た)で、相手選手のケアに行っています。
で、この時点で黄色線にクロスを上げられることをDFラインは考えます。
カゼミーロ、ナチョ、マルセロはそれぞれ相手選手をマークしてます。

それで、マルセロがマークしている選手(この選手がゴールを決めますが)は青線のように、ニアサイドに走っていきます。


右サイドはえぐられて、バレンシアの選手がクロスを上げる前のシーンです。
まずポイントは水色丸で、マルセロが相手選手にブロックされて、もともとマークしている選手を外しています。
で、この時点でマーカーをスムーズにシフトしていれば問題なかったんですが、うまくいっていません。

ナチョは相手選手がニアに走りこんできているをわかっています。
カゼミーロはマークしている選手がニアサイドに走りこんでくるのを警戒しながら、ニアサイドのパスコースを切ることを考えていると思います。(結局マークしている選手は走りこんでこなかった)


それで、失点前のシーンですね。
カルバハルは間に合わず、カゼミーロはパスコースを切り切れず、ナチョは走りこんでくる選手をフリーにしてしまっています。
ナバスが飛び込みますが、先に相手選手に触られて失点です。

問題点はなんだったか?

問題点は2つですね。

  • カゼミーロのポジショニングが中途半端だった
  • 本来、センターバックの選手ではないので、仕方ないんですが、パスコースを切ることを考えるなら、もっとはっきりしたポジショニングをするべきでしたね。
    もともとマークしている選手が気になったと思いますが、クロースが間に合ってたし、マイナスのクロスならカルバハルが防げてたかもしれないので(これは結果論ですが)。

  • ナチョがフリーにしてた
  • 自分のマークがいるとはいえ、一番危険な位置に走ってくる選手をケアしなかったのは、ナチョの判断ミスだったと思います。
    それにマークの受け渡しがスムーズであれば、マルセロが見ることになっていたので、守備の連係面にも問題ありです。
    セルヒオ・ラモスが不在だったのが、大きいようですね。

    ここはちゃんと守ってれば、防げた失点なのかなと個人的には思ってしまいます。
    こういうのを簡単に失点しているようでは、展開次第では非常に苦しい戦いに追い込まれます。
    (ついでなんで、ハイライトをつけてます)

    結局、ロナウドが必要

    これは攻撃面の話ですけどね。
    バレンシア戦では、ベンゼマはシュートを外しまくるし、ベイルは消えているし、でいいところがなかったですね。
    アセンシオがいなかったら、完全に負けていたし。

    これだけのタレントがそろってるんで、チャンスはいくらでも作れるし、決定機もいっぱいあります。
    ただ、決める人がちゃんと決めないとチーム全体のリズムが悪くなりますね。
    ジダン監督はベンゼマを重宝していますが、ちょっと頼んないですよね~
    ロナウドに早く戻ってもらうしかありません。

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