僕らが小さい頃はあまり知名度がなかったフットサルですが、今や個人参加のフットサルがあるぐらい身近なものになりました。

最近はあまり行けてませんが、僕もよく個サル(個人参加フットサル)でプレーはさせてもらっています。
たまに小・中学生が混じって試合をしたりするんですけど、この年代からフットサルをプレーするのはサッカーの上達にかなり役立つと思います。
(ちなみに僕はガキが相手でも容赦しないw)

フットサルを「室内でやってるサッカー」って思われている方もいると思いますけど、競技としては全くの別物です。
基本的に足を使ってボールをコントロールしなきゃいけないことはサッカーと共通していますけど、使うボールの大きさや特徴(フットサルボールはあまり跳ねない)は違いますし、ルール自体も全然違います。

フットサルの競技者数は5人ですし、コートはサッカーに比べるとかなり小さいです。
それに選手交代が自由(特に制限なし)ですし、スローインやオフサイドなんてありません。

個人的にはサッカーよりフットサルの方がルールが”複雑”だと思っているんですが、今回の記事ではそのルールについて触れていく、、、、わけではありません。
そんな細かい話をしてもたぶん面白くありませんし、誰も読んでくれない気がしています。

ですから、今回はサッカーとフットサルをそれぞれやってきた中で感じた違いや、フットサルをやるメリットについて書いていきます。

GKの存在感

フットサルはサッカーに比べるとGKの仕事量が多いです。
フィールドプレイヤー4人に対してGK1人となりますし、コート(ピッチ)が小さい分サッカーに比べると相手からシュートを受ける本数も多くなります。

実際問題、このGKのレベルっていうのがフットサルの試合においてかなり重要になってきます。
極端な話チームが”素人の集まり”になったとしても、GKが日本代表レベルとかだとまったく点が入らなくなったりしますし、逆にフィールドプレイヤーにサッカー経験者を揃えていても、GKがポンコツだったらあっさり失点することも少なくありません。

フィールドプレイヤーがシュートブロックをするのには限界がありますし、フットサルボールは小さい分サッカーボールに比べるとシュートスピードが速くなりますから、GKのところでしっかり処理できないと困ります。
それにカウンターの局面ではGKからのスローインがかなり重要になりますし、ボールをキャッチしてからパニくっているGKだと話になりません。

フットサルでも状況判断はかなり重要になってきますが、よりスキルとしてハイレベルなものを要求されるのがGKです。
僕が感じた中で一番大きな違いっていうのはこの部分になりますね。
とりあえずフットサルの大会でいいところを狙いたいんであれば、いいGKを探すことが最重要任務ですw

フットサルは(も)しんどい

こちらはフィールドプレイヤーの話になります。

フットサルはサッカーに比べると試合時間が非常に短くなっています。
単純にスタミナをかなり消耗する競技ですから、45分ハーフとかで試合をやっちゃうと死人が出てしまうレベルですw

サッカーはピッチが広いため自分と関係ない場所にボールが行くことがよくあります。
あまり声を大にして言われることはありませんが、自分が仕事をしなくていい時は休憩する(サボれる)ことができます。
(例えば、自チームが相手ゴールを攻めている時なんかは一番遠くにいるCBの選手は休憩できますよね)
現代サッカーにおいては全員攻撃・全員守備と言われてはいますけど、それでもタイミングを見計らって賢くサボることはできます。

しかし、フットサルにおいては試合中にサボっている時間なんてほとんどありません。
そもそも”自分と関係ない場所にボールが行く”ことがありません。
試合中常にボールに関与している必要があります。

そしてそれは攻撃でも守備でもどちらにも同じことが言えます。
気を抜いて休憩している間に

  • 上がり損ねて得点チャンスを逃してしまったり
  • 相手にシュートを打たれて失点しちゃった
  • っていうのは最悪なんです。

    それでフットサルではシュートレンジもかなり意識している必要があります。
    サッカーではハーフェライン付近からシュートを狙っていく選手はほとんどいませんけど、フットサルだったらハーフェラインからでも十分シュートレンジに入ってきます。

    サッカーでは相手陣内でボールを取られた場合には「相手が自ゴールまでボールを運ぶ時間」に少しの余裕(猶予)がありますけど、フットサルではその時間がほとんどありません。
    少しでも気を抜いていたり縦パスのコースを空けてしまった場合には、すぐに自分達のゴール前までボールを運ばれてしまいます。
    そのため急いで自陣までプレスバックする必要がありますし、ボールを奪われたらすぐに相手にアプローチする対応の速さも重要です。

  • コートが狭くてゴール同士の距離が近いことから、攻撃や守備の緊張感はサッカーに比べると”より強い”
  • トランジション(攻守の切替)にかなりエネルギーを使わなければならない
  • 走行距離自体はサッカーより短くなるが、その分スプリントが回数は多くなる
  • のがフットサルという競技の特徴です。

    まあ、サッカーはサッカーでやっぱりしんどいスポーツなんですが、それはフットサルにも同じことが言えるわけですね。
    なんか一般的にフットサルの方が”少しラクそう”って思われているところがありますけど、それは遊びの範疇でやってるからだと思います。
    競技としてやった場合には結局どっちもしんどいスポーツであることに変わりはありませんね。

    フットサルをやるメリット

    僕も小さいころからフットサルやっとけば、、、って思うことはよくあります。
    フットサルをやることによってサッカーのスキル向上に役立つことはいっぱいありますからね。

    一番イメージしやすいのが「ドリブルが上手くなる」だと思いますけど、個人的にそこはあまり重要ではないと考えています。
    ここでいうドリブルっていうのは”ドリブル突破”のことを指しているわけなんですが、サッカーの試合中にドリブル突破が必要な局面ってあまりないんですよね。
    それにドリブルで仕掛けるなら確実に突破してもらわないと、チームに迷惑をかけることに多くなります。

    メッシとかネイマール、最近ならアザールですけど、彼らのイメージが強いせいでこういうドリブル突破のレベルアップを頑張っているクソガキ子供たちをよく見ます。
    でも、ドリブルの基本って「相手のいないところへボールを運ぶこと」だと僕は考えています。
    ボールを奪いに来ようとする相手選手との距離を十分に空けておけば、足元の技術とか関係なく自分のボールは絶対に取られませんからね。
    (まあ、その十分な距離っていうのが足元の技術で変わったりするんですが)

    できるだけボールを相手ゴールに近づけたい、、、とはいえ、わざわざ相手選手に突撃していく必要なんて全くありません。
    相手がいない場所を見つけてさっさとそこにボールを持って行くだけでいいんです。
    クルクル、クルクル、ボールの上を足で跨ぎまくる必要なんてどこにもありません。
    そんなことよりも”相手がいない場所を見つけてそこに素早くボールを運ぶこと”の方が圧倒的に重要です。

    フットサルをやってると確かにドリブルの技術が向上します。
    でもそれは「ボールを扱う足」の部分だけではなく、「状況を正確に判断するための視野」の部分がレベルアップするからです。

    フットサルはコート(ピッチ)が狭いことから”相手との間合い”はサッカーよりかなり近くなります。
    だからこそ、より早く周りの状況を正確に判断する必要がありますし、それができないとすぐにボールロストすることに繋がります。
    だから、フットサルをやることによって「”スペース”というものがサッカーに比べるともともと少ないが故に、よりスペースをというものを意識するようになる」わけです。

    足元のうまさっていうのは確かに目立ちますし、ハイレベルでやってるとかなりカッコよく映ります。
    でも、それがサッカー(フットサル)の試合に役立つとは限りません。
    それよりもこれまで書いたスペース(空間認知)や状況把握の方がはるかに試合に役立ちます。
    ドリブル突破はいつ使うかわかりませんけど、状況把握は常にしておかなければなりませんからね。

    この記事をどんな人が読んでいるのかはわかりませんけど、もしフットサルをやる機会が今後あるならぜひこういったことを意識してもらいたいもんです。