18/19プレミア第13節のトッテナム 対 チェルシーの試合が行われています。
この試合に関するフォーメーション・試合情報・スタッツをまとめています。
プレミア3位・4位との直接対決となりましたが、この試合は本来の強さを取り戻したトッテナムが試合を圧倒することになっています。
序盤から試合のペースを握ったスパーズがその流れのまま前半のうちに2得点。
後半に入ってもソンフンミンの追加点があり、チェルシーは万事休す。
途中出場のジルーが1点を返すも、12試合続いた無敗記録もここでストップすることになりました。
この試合はホントにサッリチェルシーの弱点がよく表れた試合だったと思います。
守備面や戦術面、後はチームの柔軟性等においてもいろいろと課題が出たようにも感じています。
サッリチェルシーはまだ道半ばですから仕方ないところはありますが、今後もこういった戦い方をしてくる相手に苦戦しそうですね。
フォーメーション
トッテナムとチェルシーのフォーメーションです。
4-4-2と4-3-3です。
ベストメンバーが帰ってきたトッテナム
試合開始のキックオフと同時にほぼ全員(8枚)が敵陣に突撃するのがトッテナムのやり方なんですが、この試合はその勢いのまま高い位置でのプレッシングが効果的に働いていました。
チェルシーの良さを消すのにジョルジーニョを封印する、、、というよりかは、そもそも相手にボールを持たせないようにハイプレスを継続して仕掛けることがこの試合のポチェッティーノ監督の戦略だったと思います。
前節チェルシーと戦ったエバートンがこれと似たような戦法を用いてチェルシーを完封したわけですから、そこのスカウティングと準備をしっかりやっていたんでしょう。
守備ブロックは4-4-2の構えで前線にはケインとソンフンミン残していました。
基本的にゾーンで構えてボールが敵陣にある間はマンツーマン気味でハイプレス、ボールを奪ってからはスペースを狙っているソンフンミンを走らせることが多くなってます。
そのため、ケインはサイドに流れることがメインになってましたが、立ち上がりからソンフンミンまでボールが届いてフィニッシュまで持っていけるシーンがよくありました。
先制点はセットプレーからでしたけど、明らかにトッテナムが主導権を握っていた流れからのゴールだったので、チェルシーとしては相当苦しい立ち上がりになった感じです。
チェルシーとしては自陣にボールがあるときにトッテナムが仕掛けてきたハイプレスをいなすことができれば、前方には広大なスペースがありましたからチャンスメイク自体は可能でした。
ただ、チェルシーのパスワークよりトッテナムのプレッシングの方が上回っていたため、序盤に圧倒される結果になったわけです。
(ウェンブリーのピッチ状態が酷かったことも関係あるかも)
展開としてはここで失点さえしなければ、トッテナム側のスタミナにも限界がありますから後半有利に戦えたかもしれませんが、リトリートした状態での守備もこの試合のトッテナムは非常に安定してましたから難しい試合だったのは間違いありません。
それにフィジカル的な面でもトッテナムの方に分がありましたから、ロングボールを蹴らされる状況になるとより苦しくなります。
- ・プレーの強度も申し分なし
- ・トランジションもめっちゃ早くて相手に簡単にボールをキープさせない
- ・それでいてパースワークもしっかりしている
っていう感じで、本来のトッテナムの強さがしっかり見られたゲームでしたね。
試合結果
試合は3-1でトッテナムが勝利。
会場:ウェンブリー
・得点者
- 前半8分 トッテナム:アリ
- 前半16分 トッテナム:ケイン
- 後半9分 トッテナム:ソンフンミン
- 後半40分 チェルシー:ジルー
・交代者
- トッテナム
- 後半33分 ソンフンミン⇒ラメラ
- 後半42分 アリ⇒ウィンクス
- チェルシー
- 後半13分 モラタ⇒ペドロ
- 後半13分 コバチッチ⇒バークリー
- 後半31分 ウィリアン⇒ジルー
スタッツ
TOT | CHE | |
---|---|---|
ボール支配率(%) | 39 | 61 |
シュート数(本) | 18 | 13 |
枠内シュート(本) | 9 | 2 |
パス本数(本) | 370 | 470 |
パス成功率(%) | 74 | 85 |
タックル | 9 | 12 |