サッカーは世界中で爆発的な人気があります。
そもそもサッカーにあまり興味がない人には不思議に思えてしまうぐらいの人気ぶりでしょう。
日本サッカーも代表は世界的に見れば弱いのにも関わらず、試合ではよく視聴率を取っていますしね。

それ以外にもワールドカップクラスになるとブラジルとかスペインとか(日本と関係ない国)の試合なんかも地上波で放送されています。
(そして、意外とみんな観てます)
なかなか競技そのものに興味がないと日本以外の国の試合なんて観ることないでしょうから、「やっぱりサッカーはすごいスポーツだな」って僕はいつも感じています。

結局、それだけ人気があるのはそれなりの理由(魅力)があるからなんですが、その理由について今回考えていきたいと思います。
サッカーファンにとっては今更なところもありますけど、改めて考えてみると面白いですよ。

ボールさえあればいい


サッカーってスポーツは非常にシンプルです。
基本的にボールがあってゴールが2つ設置してあれば成り立ってしまうスポーツですから、誰にでもやり始めることができるわかりやすいゲーム性となってます。
よく南米とかでは子供達が何人かで楽しそうにストリートサッカーしていると、通りかかった子供や大人達が徐々に混じっていっていつの間にか大人数でボールを追いかけている、みたいな光景が当たり前にあったそうです。
(今はあまりないみたいですけど)

野球のようにたくさんの道具がいるわけではありません。
基本的にはボールさえあれば(たとえゴールがなくても代わりのものを使えばいいし)楽しめてしまうスポーツ、それがサッカーです。
そして、道具が必要ありませんからほとんどお金もかかりません。
特に発展途上国ではそれが一般スポーツとして認知されるかどうかの重要な部分になってきますし、そういう事情もあっていつの間にか世界中に広まっていきました。

そして、いまやサッカーはショービジネスとしても成功しています。
放映権料って聞いたことありますかね?
ペーパービューシステムっていって、お金を払って映像や動画を見るシステムなんですが、サッカーっていうスポーツもその対象になってます。
DAZNのサービスを提供しているパフォーム社がJリーグに対して、巨額の放映権料契約を結んだことなんかは非常に有名な話です。
具体的には10年間で2100億円をJリーグに対して支払う契約となっています。
(とはいえ、欧州リーグではもっと桁違いに多いです)

プロサッカー選手や日本代表の選手たちはサッカーの試合を通して、

  • 興奮だったり
  • 感動だったり
  • または悲しみだったり
  • を僕たちに与えてくれます。

    フランスW杯行きを決めた”ジョホールバルの歓喜”や”ドーハの悲劇”など、今後も語り継がれるであろう伝説の試合はいっぱいあります。
    最近ではロシアW杯の日本代表の躍進に日本中が興奮したと思います。

    ゲーム性のわかりやすさ

    サッカー経験がない人(ちょっと遊びでやったことあるっていうのは除いて)でも、実は”サッカーファンだ”っていう人はかなり多いんですよね。
    それはプレーする魅力と観戦する魅力と、それぞれをサッカーが兼ね備えているからだと言えます。
    ちなみに僕はサッカー経験者ですし、サッカーそのものが大好きなのでプレーするのも観ているのも楽しいです。

    サッカー未経験者の人たちって、なんでファンになったんだろうって不思議に思うこともありますね。
    ただ、ゲーム性が非常にわかりやすいっていうのが一番の魅力なのかなと感じちゃいますね。
    それにゲーム性がシンプルな故に、サッカーには奥深さみたいなもの(戦術論とかね)もありますし。

    点数をより多く取った方が勝つっていうルールは他のスポーツに共通していて当たり前ですが、目的としてはゴールに入ればいいというものだけです。
    ルールとしてややこしいのはハンド(手を使ってはいけないルール、もちろんゴールキーパー以外ね)とオフサイドぐらいのものでしょうか。
    それ以外にファールには少しややこしいところもあったりするんですけど、その辺はたいして気にしなくても観ることはできます。

    後は対戦相手がいるスポーツなのでチーム同士の相性なんかもありますし、その辺は別の角度で楽しめるところかなと思います。
    また、ファールとかタッチラインを割ったりとかしないと、基本的にプレーが止まらないので観ている方も気が抜けない感じですね。

    1点の重み

    サッカーってスポーツはあまり得点が入りません。
    得点がよく入るスポーツといえば、アメリカンスポーツに代表されるベースボール・バスケットボール・アメリカンフットボールですね。
    それに比べるとサッカーの方はほとんど得点が入らないスポーツに分類されます。。
    そして、サッカーの試合は引き分けもかなり多いですから得点が全く入らない0-0の試合だって珍しくありません。

    まあ、僕としては試合にもよりますが意外とスコアレスドローの試合なんかが一番面白かったりもします。
    ギリギリのところで守り切っている緊張感というか、戦っているチームがどういう守り方をしているかって部分を僕はよく分析しますから、いい守り方をしているチームのゲームっていうのは非常に面白く感じます。

    サッカーでは対戦相手からゴールを奪うまでにかなり長い道のりが必要です。
    自陣深くから丁寧にビルドアップして相手をボールに引き付け、それによって空いた中央のスペースを果敢に狙う。
    そのうえ、相手にボールを奪われてしまうと今度は逆に自分達のゴールを守るための守備をしなきゃいけないんですから、気の抜けない展開が連続します。

    サッカーっていうのは流れのスポーツです。
    攻撃と守備が連続しています。
    野球のように攻守が均等に振り分けられるわけでもなく、むしろずっと攻撃したり、またはずっと守備をしたり、そういう展開も珍しくありません。
    自チームが攻撃をしていながらも、相手チームにカウンターを食らってしまうリスクも潜んでいる、、、
    つまりそれによってサッカーの試合には緊張感が生まれるわけです。

    そしてそういう面から考えると、実はサッカーファンが求めているところって得点が入ることだけではないと考えられます。
    (もちろん点が入るとみんな喜びますし、それは前提としてあるんですが。)
    むしろ点が入るまでの過程(プロセス)にみんな興奮しています。

    そして、どういう得点の入り方をしたのかっていう部分も重要です。
    例えば、単純なPKで生まれたゴールと、細かいパスワークから相手の中央をキレイに崩していって最後はループシュートでフィニッシュしたゴール。
    この2つはゴールとして(得点として)は同じ価値なんですが、観客の受け取り方っていうのは全く変わってきます。

    やっぱり、パスワークがキレイで最後まで滞りなく繋がって生まれたゴールっていうのは非常にインパクトがあります。
    基本的に動きのテンポもかなり速くなってますから、すごいな~って感心することも多くなります。
    こういうゴールが生まれるのって、ボールを持っている選手だけじゃなく持ってない選手も一緒に全員で連動して起きる現象ですしね。
    チームワークの華麗さなんかも一つの魅力だと言えますね。

    つまり、ゴールっていう存在そのものも重要ですが、それまでのプロセスはもっと重要なんです。
    そして、美しいプロセスっていうのはチームとしての連動(チームワーク)が必要不可欠になります。
    そういう意味ではサッカーというのは最高のチームプレースポーツであるわけですし、ゴールが生まれた瞬間の興奮はホントに半端ないものになりますね。

    シンプルだからこその自由度

    これはサッカーだけに限るわけではないんですけど、サッカーのプレー(戦い方)ってホントに自由度が高いんですよね。
    そして、自由度がかなり高いスポーツなのでマンネリ化しないというか、いつどんな試合を観ても飽きることはありません。

    例えば、

    • あるエリアまで入らないとシュートできない
    • ある程度ドリブルした後は絶対にパスを出さないといけない
    • パスの回数がいくらまで

    とか、なにかしら規制があってもおかしくなかったんですが、そういうものは全くありません。

    攻撃で考えることは一つだけです。
    相手のゴールにボールを入れることだけです。
    シュートを打つまでにパスを100回通したっていいし、ゴールキーパーから出たパスでそのままシュートしたっていいんです。

    個人的には、細かいパスを繰り返して、相手を崩しながら攻撃をする(バルサみたいな感じ)よりペナルティーエリアの外側からものすごいミドルシュートがズドンとゴールに突き刺さる方が見てて気持ちいいですね。
    (僕とは逆にきれいなパス回しが好きな人の方が多いと思いますけどw)

    それにルールとしての自由度が高い分、戦い方(戦術や戦略)の自由度がかなりあるスポーツです。
    そして、それがサッカーにハマってしまう一つの要素にもなっています。
    自分が監督目線でチームの采配を考えたり、フォーメーションやシステムの最適解を探したり、はたまたどんな戦術が一番有効なのかを議論したり。

    これだけ考えながら観れるスポーツって他にはないと思います。
    そして、戦術とかチームや選手を知れば知るほどサッカーにハマっていくことになります。
    新しい戦術とかスーパースターは今後も生まれてくるわけですから、ずっと飽きずに見続けることができます。

    だから、今後もサッカーの人気が下がることはないと思いますね。
    競技人口も増えていますし、最近は女性のプレーヤーも増加してます。

    僕としてはサッカーが日本で一番人気があるスポーツになってほしいです。
    野球や相撲も面白いと思いますけど、やっぱりサッカーが最強ですね。