前回の記事で”日本人らしいサッカー”について触れましたが、今回の記事はその続きの内容となってます。

前回の記事はこちらです

僕は締めくくりで「日本人らしいサッカー」っていう言葉が大嫌いだって書きましたけど、その理由についてこれから書いていきます。

まあ、メンタルとか勢いの話にも関係してきますけど、「今までの日本代表が国際舞台において、満足のいく結果を残せていないのは、日本人の良さをサッカーに反映できていないからだ」っていう論理は”ただのいいわけである”と考えています。

自分達のサッカー技術が足りていないことには目をつむり、それっぽい理由を自ら作り出してその幻想に迷い込んでしまっているだけです。
確かに世界の強豪の中には自らの国民性を活かした特徴あるチームはたくさんあります。
でもそれって、結果的にそうなっているだけなんです。

勝利に対する考え方や選手たちの技術の発展、そしてそれに伴う戦術の進化。
本当にこれだけ。
少しでも相手に勝てる可能性を上げたいから、そうやって国ごとに違い出ているだけです。
(始めから狙ってそうなるようにしたわけではありません)

サッカーだけやん

競技において”日本人らしさ”にこだわっているのはサッカーだけです。
他のスポーツでこんな議論をすることなんてありませんよ。

むしろ、”日本人”っていう枠を乗り越えないと世界で勝てない、、、っていうのが、今のスポーツ界の認識じゃないんでしょうか。
だから、日本人っていうのものにこだわってしまっているのはその認識と全く逆になってきますし、ホントに変な話です。

ハリルさんのサッカー哲学は「日本人に合わなかった」って言われてますけど、「合う・合わない」じゃなくて日本人選手たちが”合わせなきゃいけない”んじゃなかったんですか?
「日本人は体格でヨーロッパ選手たちに劣るから、デュエルで勝つことが難しい」っていうのはホントですか?
デュエルは体のぶつけ合いだけではなく、その体の使い方やスピード、それに判断の速さなどいろんな要素が絡んできます。

単純に体の大きさだけで”日本人が勝てない”って、言ってる場合ではありません。
サッカーの戦術がどれだけ発展しようと、この球際の勝負っていうのは各選手で何とかするしかないんです。

にもかかわらず、この期に及んで”日本人”っていう枠に囚われるようになっているのは、日本サッカー界の進化が止まっているとしか言えません。

ベルギー代表

サッカーっていうスポーツはルールがシンプルな故に戦い方の自由度が高くなってます。
だからこそ、こういった格好で”日本人らしさ”っていう迷路に迷い込んでしまっています。
でも本当にそれについて議論したり、正解を求めようとする行為自体が無駄なんです。

自国開催で行われた2002年のW杯。
初戦の相手はベルギーでした。
この試合はホームのアドバンテージがあったとはいえ、選手のポテンシャル的にもベルギーとはそこまで差がありませんでしたし、実際2-2の引き分けの結果でした。

あれから16年。
今のベルギー代表は攻撃陣はもとより、各ポジションに世界トップレベルの選手たちをそろえ、ロシアW杯では優勝候補に挙がるぐらいの強豪国となっています。

ベルギー代表がここまで強くなるのに、国民性とかベルギー人らしさに頼っていたと思いますか?
どう考えても違いますよね。

ベルギーは世界で戦えるタレントを育て上げた、そして日本はそれができなかった。
それが事実なんです。

魔法の薬はない

自国のサッカーを強くするための方法っていうのは決まっています。
それは”選手と監督の育成”です。

本気でW杯優勝を狙うんであれば、GKを含めた各ポジションに”スペシャリスト”を用意する必要があります。
そして、さらにそのスペシャリストたちの能力や特徴を見極め、チームの戦い方を最適化(適正化)できる優れた監督が必要です。

なにがどうなろうと、ここは変わりません。
そしてこうなるまでの過程において、”日本人らしさ”っていうのは1ミリも関係ありません。

結局、地道にやるしかないんですよ。
まだまだ、欧州トップレベルで活躍している選手の数は足りていませんし、Jリーグのレベルも上がっていません。
それに監督も海外チームに招聘されるぐらいのレベルにならないといけません。

時間があまりない

JFAの目標は2050年の自国開催でW杯を優勝する、、、ことなんですが、真面目にそれを実現するには普通に時間がありません。
代表の平均年齢が27歳だとすれば、2050年から逆算して2023年に生まれてくる子供たちが中心のチームとなります。
まあ、その子らを英才教育で鍛え上げ始めるのが10歳ぐらいからだとしても、2033年にはそういった”世界最高水準の教育システム”を作り上げておく必要があります。

「まだ15年あるじゃねえか」っていう認識だと危ないんです。
15年前と今の日本代表を比較すればよくわかります。

確かに海外で活躍する選手は増えてますし、選手個人の能力は上がっています。
けど、上がっているのは日本だけでなく、ほかの国でもそうです。
むしろ、差が広がっている、、、と言えるかもしれません。

それに準備すべきは教育システムだけではありません。
海外で活躍する日本人を増やすために”移籍のパイプ”を増やす必要がありますし、Jリーグはレフェリングの基準を見直すなどしながらACLでアジアのチームを圧倒できるぐらいの存在にならなければなりません。

やるべきことや考えるべきことは山ほどあります。
だから、”日本人らしさ”なんてものを考えている暇なんてありません。

僕はサッカーが大好きですし、日本代表も応援しています。
いつかブラジルをボコボコにしてもらいたいですし、自分が死ぬまでに日本がW杯で優勝する姿も観たいです。
たぶん、僕と同じ思いの方は世の中にたくさんいるはずです。

だからこそ、これから「日本人らしいサッカー」っていう言葉を消していきましょう。

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