E1サッカー選手権2017の第2戦、日本代表対中国のマッチレビューです。
第1戦の北朝鮮との試合では、井手口のゴールで勝ちはしましたが内容的にも選手のアピール的にも物足りないものになってました。
まあ、それを踏まえての中国戦になりましたし、内容的にも結果的にもいい評価ができる試合をしてもらいたかったんですけど、、、
ってな感じで、試合を振り返っていきます。
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フォーメーション
日本代表と中国代表のフォーメーションです。
北朝鮮戦から中2日なので、日本代表は大幅にメンバーは入れ替えてきています。
中国はベストメンバーみたいでしたね。
試合情報
試合は2-1で日本が勝利。
まあ、妥当な結果だと思います。
ラストプレーでの失点はよろしくありませんが、勝ったのは評価していいと思います。
得点者
後半39分 日本:小林
後半43分 日本:昌子
後半49分 中国:ユーダーバオ
昌子のロングシュートにはびっくり。
最後の失点はPKの判定が微妙でしたけどね。
交代者
日本
前半30分 大島⇒井手口
後半30分 伊東⇒川又
後半37分 土居⇒安部
中国
後半0分 シャオジー⇒ウェンジャオ
コジュンイ⇒ヘーグアン
後半38分 ウェイシーハオ⇒リーユー
ハイライト
全体のハイライトです。
試合展開と中国の印象
リッピ監督が率いているとはいえ、選手のポテンシャル的に考えても、中国は日本より格下になります。
で、中国もどちらかといえば、”人”を中心に守備組織を作っていくようなチームだったんで、日本にいつも生まれてしまう危険なスペースをあんまり使われなかった印象。
立ち上がりからセカンドボールを拾えてたのはそういう影響もあるかも。
特に押し込んでる場面では、ゾーンでブロックを作るチームだとルーズボールを相手に拾われることがかなり多かったですが、この試合に限ってはそうはなりませんでしたね。
跳ね返されても日本が拾えたこともあって、カウンターを食らうシーンも少なかったし、中国の戦い方とは相性が良かった感じかなと。
まあ、全体的な動きで見ても中国チームの完成度はあんまり高くありませんでしたし。
こうなってくると、日本に複数得点を期待したいところだったんですが、なかなか1点目が入らなかったでした。
というか、序盤以降は効果的な攻撃ができてなかったし、シュートすら打ってないっていう状況。
やっぱゴール入りそうな雰囲気がねえな~とか思ってたんですが、まあ、終盤立て続けにゴールは奪えましたな。
後半は中国に決定機を作られるシーンもあって、正直内容的にはよくありませんでした。
中国が日本の戦い方に慣れてきたっていうのもあるかもしれませんが、日本の左サイドは完全に狙われてました。
山本脩斗はマッチアップした相手にブッチぎられるシーンもあったし、さすがはリッピ監督って感じじゃないですかね~
日本代表について
開始すぐに中国のCKから日本がロングカウンターをかましたシーンがありましたけど、あれはスピード感があって良かったですね。
こういうシーンをできるだけ増やすことが強豪と戦う上では必須になってきますが、残念ながらこれ以降はほぼ無かったです。
それで、全体的にポゼッションは高かったと思いますが、これは中国が相手だったからと考えた方がよさそうです。
意図して狙ったわけでは無く、自然とそういう試合展開になった感じですね。
プレッシングはあまり積極的ではなく、アプローチへ行くところを限定してました。
まあ、相手の最終ライン(CB3枚)に対してはアプローチにいかず、自陣内での相手選手に対して数的優位を作っていく感じだったかなと。
北朝鮮ではもっと重心を前にプレッシングしてましたが、内容が悪すぎたんでやり方を少し変えてきたんかもしれませんね。
ベルギー戦と同じような守り方にしてましたが、北朝鮮戦よりかは落ち着いた対応ができてたと思います。
(それでも後半は、、、って感じでしたけどね)
まあ、なかなかに評価が難しい試合でした。
というか、注目するところがあんまりなくて、北朝鮮と同様に面白い試合ではなかったかな~
(ホント終盤だけの試合だったな)
気になった選手
今回の試合で気になったのは伊東純也と小林悠の2人。
別にパフォーマンスが良かったわけではありませんが、伊東純也って乾貴士とタイプが似ている印象ですし、浅野の控えとしてメンバー入りする可能性もあるのかなと思いましたね。
ただ、フィジカル的に物足りない部分があって、縦への推進力に頼んなさを感じました。
この辺をハリルホジッチ監督がどう評価するかって感じですが、今のままだと難しいかもしれませんね。
で、小林悠ですが、相手のペナルティエリアに侵入して仕事をする回数は多かったですし、シュートは結構打ってましたし、プレーの姿勢的にはハリルホジッチ監督が求めているところを示せてたと思います。
ただこちらも少し問題があって、単純にボールの収まりのところで少し弱いかなと感じちゃいますね。
まあ、大迫と比較すると大体の選手がそうなってしまうんですが、、、ただ今の代表ってそこが生命線になってきますんで。
そこの弱みを補っても余りある得点能力を示すことができれば、メンバー入りしそうですが正直厳しいかなと思いますね。
これは杉本・金崎にも同じことが言えますし、このポジションは最後までメンバーが決まらなさそうな感じかな~
カンフーパンダ
中国って”ラフプレー”のイメージしかなくて、2009年だったと思いますが、その時の東アジア選手権でサイドバックやってた安田が相手GKに飛び膝蹴り食らったのをよく覚えています。
それに終盤はイラついてたのが表に出てたし、この辺はあんまり昔の中国と変わってないんかなw
それで、この試合の中国選手はフィジカル的に日本を上回ってて、日本選手はアタリ負けするシーンが結構ありましたね。
まともにやれてたのは井手口・今野あたりだけだったし、結果的に勝ちはしましたがハリル的にはたぶん不満を感じているでしょう。
(でも、試合後のコメントでは満足してるって言ってたなw)
まあ、結果も求められる大会で2連勝。
最終戦韓国との試合で、引き分け以上の結果で日本は優勝します。
で、韓国戦は北朝鮮戦と中国戦を踏まえたうえでの集大成となりますし、どういうスタメンにしてくるのかも楽しみですね。
というわけで、また次回~
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