今回は日本代表の攻撃の話です。
とは言っても大した内容ではありませんし、画像はふざけてますし、、、

どうしても僕のクセで守備の話ばかりが多かったですけど、たまにはこういったところも触れておかないといけないかな~と思って書いてます。
まあ、攻撃は相手の守備がどういうことをやってて”その弱点をどうつけるか?”ってところが重要になってきます。
それに個人能力の高い選手がいるチーム(例えば、メッシがいれば)では少数人数(極端にいえば1人とか)で何とかなったりしちゃいます。

有名なのはマラドーナが現役の時のアルゼンチン代表。
攻撃はマラドーナに任せて、残りの10人できっちり守る、、、みたいな戦術を当たり前のようにやってましたし、こんな感じだとどう攻撃するか?より、どうやってマラドーナにボールを渡すか?が重要になってきてました。
(これは極端な例ですけどね)

そんな感じで攻撃に関して言えば、個人技でなんとか完結してしまう、、、こともあるんですけど、日本代表にはメッシやマラドーナはいませんので、やっぱり人数をかけて攻撃する方法を考える必要があります。
それで、最近?の日本代表は自分達が押し込んだ状態からの崩しに非常に苦労しています。
(ハーフェイライン付近にいる最終ラインで横パスばっかり回しているシーンはよく目にするかと思います)

というわけで、今回の記事はそこを中心に書いていきます。

攻撃はリスクを冒すしかない

自分達がボールを持っている状態では相手チームは何かしらの形で守備陣形を作っています。
相手がゾーンディフェンスをやってるなら中央のスペースは消されてますし、マンマークをやってるなら(前線の)フリーの味方選手っていうのは基本的にいなくなります。

そもそもこんな感じで”ボールの出しドコロ”はかなり限定されてしまいますし、相手ゴールに近づけば近づくほど、それは厳しくなっていきます。
よく解説で「パスの出し所が無いんですよね~」って言ってますけど、そんなもんは当たり前の話。
だからこそ、自分達で何かしらのアクションを起こす必要があります。

で、ゾーンディフェンスだろうがマンマークだろうが、基本的にボールホルダーに対してはアプローチにきます。
(ボールの高さによっては”あえて行かない”時もありますが)
そして、その動きによって一時的に相手の守備陣形はその形を崩すことになります。
ゾーンなら少しのスペースが生まれたり、マンマークなら一時的にフリーの選手が生まれたりするわけです。

そして、その空いたスペースにスルーパスを通したり、フリーの味方選手にパスを通したりすることによって、また局面が動いていくわけです。
単純にビルドアップからの崩しっていうのはこれの連続です。
ゾーンだろうがマンマークだろうが、相手チームはボールの動きに反応するしかありませんので、そこでの対応が遅れてくると”崩された”状態になっていきます。

そんなわけで、まずはその「崩しのきっかけ」を作るうえでもリスク(カウンターの)を冒す必要があるわけです。
まあ、具体的にはどんなことやねん!っていうのを、これからマリ戦を使って考えていきます。

マリを押し込んだ状態

今回はホントにビルドアップ開始の局面を考えています。
日本代表はある程度高い位置までボールを持って行くことができれば、わりとすんなりパスワークでPA内まで侵入したりしてますし、サイドからドリブル突破を狙える選手も普通にいます。

問題はそこに行くまでですね。
スタートのところでごちゃごちゃ横パスを繰り返したり、キーパーにバックパスしたり。
こういったシーンにみんなイライラしてますよねw

というわけで、、、

マリ戦は前半終了間際に日本が失点。
後半は1点を追いかける展開となりましたので、多少リスクを取ってでも攻勢をかける必要がありました。
そんな中でのあるシーンをピックアップしてます。


図にも書いてますけど、ホントになんでもないシーンです。
CBの昌子から槙野へ横パスが出されたところです。
まあ、ビルドアップは最終ラインから始まりますので、そのスタートシーンとしてここを切り取った感じです。

それで今回の話って何も難しくありません。
上の図に書いてある通り、相手陣内にスペースがあるんだから、槙野がそのままドリブルでボールを運べってことです。

勘違いしないでほしいのは”ドリブル突破を狙え”って言ってるわけでは無いんです。
ドリブルで”ボールを運べ”っていってます。
相手にボールを取られそうにならない範囲でできるだけ高い位置までボールを運べってことになります。
(まあ、その線引きが難しいんですけど)

これをやると結構相手の陣形が変わってきます。
当然、そのままフリーにするわけにはいきませんので、相手の中盤から選手がアプローチに飛び出してきたり、前線の選手が必死で追いかけてきたり、、、
そうすることで中央に縦パスを狙えるスペースが空いたり、はたまたサイドにフリーの選手が生まれたり。
だいぶ展開が変わってきます。

逆に持ち上がったCBに対して、相手のアプローチが遅れた場合にはそのままDFラインの背後を狙うスルーパスを出したりすることができますし、この局面でドリブルをすることには相当の意味が出てきます。
とはいえ、、、


実際の試合ではその後、こうなってます。
槙野は相手が寄せてきてたのでサイドに逃げるようにしてますし、三竿がいることによって槙野がドリブルで持ち上がるスペースも狭くなってます。
ホントに槙野がドリブルで持ち上がりたいなら、そのためのスペースを空けるために三竿は右に流れたり、後ろに下がったりする必要がでてきます。
(その動きに相手選手も釣られたりしますしね)

実際やるのは激ムズ

上に書いたことって、例えばバルセロナとかマンチェスター・シティとかが普通にやってるビルドアップのスタートです。
これらのチームはたとえCBの選手であっても(というかGKですら)足元の技術に優れています。
そのため、多少なりとも相手のプレッシャーを受けてもそのままカワしてドリブルでボールを運んだりしちゃいます。

まあ、槙野とか昌子にそのクオリティを求めるのはしんどいですし、僕としてもバルサとかシティのノリで勢いよくドリブルされてもかなり心配です。
それにこの位置でやらかして相手にボールを奪われてしまうと、一気に失点の大ピンチになっちゃいますし、なかなかこの局面でリスクを冒すのは怖くなってきます。

言ってることはホントにシンプルですし、普通に当たり前のことなんですけど、本気でビルドアップから相手を崩していきたいんだったら、こういった感じのアクションを取る必要があります。

相手が雑な守備を展開してて、横パスの揺さぶりだけで前線にフリーの味方選手が生まれたりすれば非常にラクなんですけど、それが通用するのはアジアレベルなのかな~と思ってます。
なかなかW杯に出場しているレベルの国だとしんどいですね。
というわけで、、、

「ビルドアップから相手を崩すことはあきらめましょう!」っていうのが僕の考えです。
攻撃はさっさと大迫にロングボールなりグラウンダーの速いパスを当てる方向で。
そこできっちり収まるかどうかはあんまり関係なく、セカンドボールをどう拾うか?とか相手ボールになった瞬間にいかに奪い返せるか?とか、その辺を考えた方が現実的だと思ってます。
(どちらにせよ、大迫を中心に攻撃を組み立てる必要があるし)

結局、最終的にはプレッシングの話になりますけど、高い位置から積極的なプレッシングを展開するのは”攻撃しているのとあまり変わらない”ので、そういった考えを改めて認識してほしいとは思ってますね。

そんな感じで、今回は終了。
また次回!!