キリンチャレンジカップ2017のハイチ戦の失点シーンを振り返っていきたいと思います。
ハイチ戦のレビューは前回の記事でやったんですが、どうにも書き足りないんで、追加で記事をアップします。
(日本代表-ハイチ戦 レビュー)
新戦力を試すテストマッチのはずが、失点が多すぎて波乱の展開になってしまったこの試合。
特に失点シーンには反省すべき点が多く見受けられましたので、そこを中心に解説していきます。
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1失点目
4‐3‐3の中盤の3枚は非常にポジショニングが難しくて、攻撃と守備に高いレベルの能力が求められることはいろいろと書いてきました。
で、この1失点目は3枚のインサイドハーフの脇を突かれた失点だったし、今後もこういう展開は普通に起こってきます。
正直、ハイチのような組織的な攻撃が全くできていないチームに対してしっかり守れていないっていうのは、由々しき問題です。
まずはこのシーンからです。
赤線を引いてるのがゴールを決める、ハイチのラフランス選手です。
(ラフランスって名前にTwitterで盛り上がってた)
青線がそれぞれマッチアップしている選手ですね。
左サイドの長友がボールホルダーにアプローチしているところです。
で、見たらわかるんですが、ラフランスはフリーでペナルティーエリアの方に走ってきています。
それを小林祐希が追いかけている状態です。
次のシーン。
小林がまだ追いついてません、というか全力で戻ってきてません。
(動画で見るとスピードを緩めているのがわかります)
で、青丸で囲っているスペースにラフランスが走りこんできて、失点しちゃうんですが、気になったのは昌子の対応です。
DFラインの一番深いところにいるのが昌子です。
だから、昌子の目の前のスペースを使われたことになります。
(酒井高徳もやけど、、、)
正直、インターセプトを狙えなかったのかな?と思っちゃいましたね。
もともとマッチアップしてた選手はオフサイドポジションにいるわけだし、そういうポジショニングを取っていてもよかったかなと。
たぶん走りこんでくるラフランスが見えてなかったんだと思いますけど、ちょっとやりようはあったかな~と思いました。
あと、この失点の流れでまったく役に立ってなかった槙野も気になりますね。
終始、余ってたんですが、もうちょっといいポジショニングができなかったのかなと。
結局、昌子との連携が悪くて、2人とも中途半端なポジショニングになってしまってます。
急造のCBコンビで仕方ないとはいえ、この対応をしていたら、頼んないですよね~
それで、このシーンも気になったんですよね。
これは↑で説明したシーンになるちょっと前のところです。
ハイチのDFラインからビルドアップされて、ボールホルダーに遠藤がスライディングをカマすんですが、カワされた瞬間ですね。
で、ここも昌子なんですが、ボールホルダーに対してアプローチにいかなかったんですよね。
一応、守備の人数も足りてたし、ふつうは遅らせにいくけどな~
なぜか全力で自陣に戻っていくという悲劇。
3失点目
2失点目は守備の集中が低すぎて、起こってしまった失点なので割愛します。
(説明する気にもならない)
次は3失点目です。
この失点も非常によくありません。。。
まずはこのシーン。
ハイチのFWがポストプレーで、中盤の選手に落としたシーンです。
ちなみ、僕が言ってるインサイドハーフの脇のスペースって、この青丸のことね。
で、この失点のポイントはここです。
赤線を引いてる選手にミドルシュートを叩き込まれるんですが、気になるのが水色丸で囲んでいる酒井高徳と昌子。
これはよく僕が言ってる、ファーストDFがはっきりしなくて、対応が遅れるパターンなんですよね。
高徳と昌子、どっちがアプローチに行くねん、って局面。
で、このシーンはミドルシュートを打たれる寸前です。
結局、2人ともアプローチに行ってないっていう、悲劇ww
これも個人的には昌子が詰めにいってないといけなかったかな~と思います。
その辺の連係も含めて、この試合はDFラインがバタバタしてましたね~
で、このシュートシーンって、ブラジルと対戦したときにネイマールにすごくやられそうじゃありませんか?
もうブラジル戦はこの形で失点しそうな気がしてならないです。
やっぱ日本代表は頼れるCBがいないですよね~
2010年の南アフリカW杯の時のCBコンビ、闘莉王と中澤ってすごく安定した気がするんですが。
まあ、とりあえず、昌子は使えないってことで、、、
ハイライト
あと、一連の流れを確認していただくのに、ハイライト張り付けておきます!!
また次回!!
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