今回もセネガル戦の補足的な内容になってます。
サッカーにおいては非常に重要な要素なんですが、意外とみんな気にしてない部分だと思います。

パスを受けたときに「顔を上げろ!」ってよく言われます。
(というか、僕もよく言いました)
ボールばっかり見ているとプレーの選択肢もかなり狭くなってしまいますし、チームプレーが重要なサッカーにおいては顔を上げるっていうのは基本動作であると言えます。

それでいつぞやからか”オフザボール”って言葉が注目されるようになって、自分がボールに関与していない状態であっても視野は広く保つべきだっていう認識が強くなってきました。
(オフザボールは動きを指している言葉なんですが、周りを見ることとかなり関係性が強いです)

まあ、この辺は当たり前の話ですね。
そもそもキレイにパスを繋いで相手を崩そうとするんであれば、この部分がきっちりできてないと土台無理な話になってきます。
プロであっても選手によってレベル差があるところにはなってきますが、この能力が高い選手は一流選手であるって言われることが多いですね。

で、パスを繋ぐうえでも「周りを見ることは大事」って書いてきましたが、今回伝えたいのはこれではありません。
実は守備をしている状況でも周りを見ることはかなり大事になってきます。
ちょうど先日のセネガル戦でそれが大事だな~って考えさせられる場面がありましたので、これから紹介していきます。

セネガル戦の最初の失点

日本代表は前半11分にマネのゴールで先制を許しています。
このシーンはGKの川島のセーブミスがあったんでここばっかりが目立つようになってしまっていますが、この一連の流れには他にも注意しなきゃいけないポイントがありました。


まずは日本が左サイドからクロスボールを上げられるシーンです。

サイドに流れた相手選手に対して、中央へのパスコースを制限しながら乾が寄せてますが、セネガルの選手にかなりラフにクロスボールを蹴られてしまいます。
まあ、これはかなりテキトーに蹴ったボールなんで普通はあまり脅威にならなかったりするんですが、この場合は結構いい感じのところにボールが飛んでいきましたね。
(赤丸のところ)


それで、そのハイボールに対応したのが原口です。
原口はボールの落下地点にダッシュして、バックヘッドでクリアを試みています。
これがうまいこと相手のSBに渡ってしまい、この選手のシュートがきっかけで日本は失点してしまうことになりました。

まあ、これって「ただ、クリアミスやん、、、」って話なんですが、そもそも原口はなんでこの状況でバックヘッドを選択したんでしょうかね?

結果的に原口の判断ミスだったと言えるわけなんですが、そもそもクリアする必要があったのかどうかも微妙なところです。
原口の周りにはセネガルの選手がいなく、フリーの状況だったんでね。
実際、このハイボールに反応してたのはマネと相手のSBぐらいです。

しかもマネに対しては酒井宏樹がついてたわけですし、相手のSBは落下地点からかなり離れた位置にいたわけです。
正直な話、事前にあの位置に相手のSBがいるってわかってたら、原口はバックヘッドを選択しなかったはずです。
(だって、相手に拾われる確率の方が高いですしね)
にもかかわらず、あそこでバックヘッドしてしまったのは”正しい状況判断ができなかった”からに他なりません。

状況判断

サッカーにおいて状況判断は非常に重要です。
先ほどの原口のように失点につながってしまうようなミスが起こりかねないからです。

実際、ああいう場面はどんな試合でも出てきますし、もっと際どい選択を迫られる場面も多いです。
相手の鋭いクロスボール(GKと最終ラインとの間に速いボールを入れてくる)の処理を誤ってオウンゴールしてしまう、、、っていう失点はサッカーでそこそこありますよね。
まあ、「このオウンゴールは仕方なかった」とか「相手のクロスボールが上手かった」って言って片づけてしまうことが多いですが、ホントはこの部分ももっと深く考える必要があります。

「自分がボールに触ってオウンゴールする確率」と「相手に合わされて失点する確率」っていうのを天秤にかけて、そのうえで最適な選択をする必要があるんです。
(クロスボールに反応している相手選手がいないのに、ムリに自分が処理しようとしてオウンゴールしてしまった場合なんかは最悪です)
そして、正しく天秤にかけるためにはしっかりと”状況を把握”しなければなりません。

クロスボールっていうのはクソ速いです。
ボールが来てから周りを確認するのはほとんど不可能だと考えた方がいいです。

事前に整理しておくしかない

何かアクションが起こってから状況把握するのは非常に難しいです。
だから、事前に周りの状況を整理しておく必要があります。
よく「ボールウォッチャーになってる」とか解説で言われますけど、まさにこれは事前の状況把握ができてないことを指しています。

あの失点シーンの原口が”ボールウォッチャー”になってたかどうかはわかりませんが、少なくとも事前の状況把握が正しくできてなかった可能性が高いです。
だからこそ、その後の判断に誤りが出てしまい、クリアミスという結果を招いてしまったわけです。

欧州のトップリーグでバリバリやってる選手は”自分達が守備”している時でも周りを見るためにバンバン首を振っています。
”相手のパスコースを制限しながらボールへアプローチする”ためには、周りの状況をきっちりと把握できてなけば到底ムリです。
「パスコースを切る」って一見簡単なように聞こえますが、ボールも動きますし、自分の後ろにいる相手選手も動いてきます。

これからも言われ続けるであろう「周りを見ろ!!」っていう言葉なんですが、それは攻撃・守備関係なく試合が終わるまでずっとやり続けなけばならないっていうことを意識していただければなと考えています。

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