水曜日に行われたチャンピオンズリーググループステージ第2節、アトレティコ・マドリード対チェルシーの一戦です。
試合は劇的な幕切れとなりましたが、非常に締まった良いゲームだったと思います。
アトレティコはリーグ戦好調で負けなし、対するチェルシーも開幕戦は落としてましたがそこから立て直しています。
まあ、両チームとも守備がしっかりしているチームですし、なかなかスコアが動きにくい印象のマッチメイクだったんですよね。
シメオネとコンテという、鬼監督同士の対決も非常に面白かったですね~
お互いの選手時代にはそれぞれセリエAのチームに所属していました。
シメオネがラツィオ・インテル、コンテはユベントスで、選手同士でバチバチやってたみたいです。
で、今回はお互い監督になって初めての対戦で、そういう意味でも注目の一戦だったんですよね~
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ハイライト
全体のハイライトです。
全然関係ないですけど、このハイライトでも実況されている「倉敷 保雄」さんは、僕が見てきた中で一番サッカーに詳しいアナウンサーですね。
基本的に海外サッカーの実況の方はサッカーに詳しいんですけど、この人は特別ですね~
めっちゃええ声やし。
で、この方がネイマールのPSGへの移籍について、「ネイマールが移籍したのは、ブラジル代表を意識してのことじゃないか?」って、仰ってたんですよね。
それに妙に納得したんですよね~
では、本題に戻って試合を振り返っていきたいと思います。
フォーメーション
アトレティコ・マドリード、チェルシーのフォーメーションです。
注目はチェルシーのアザール・セスクの同時起用です。
で、チェルシーは試合始まってみると、予想フォーメーションと微妙に立ち位置がずれてることが多いです。
中盤にセスクとカンテが並んでいて、バカヨコがアンカーの位置にいる感じでした。
やっぱプレッシングが早え
積極的に前からプレスをかけているわけではないんですが、一度誰かがプレスをかけ始めると異常な速さでボールを狩りに行く両チーム。
球際の激しさはもちろん、気迫満点のプレーを立ち上がりから展開していました。
(一番気迫があるのは監督やけどナw)
「インテンシティが高いゲーム」っていうのはこういう試合を言うんだよね~
序盤はチェルシーペースですね。
というか、ポゼッションがチェルシーの方が上回っているといった方がいいですね。
ってか、モラタはかなり馴染んできましたね。
アザールとのコンビネーションが良くて、シュートチャンスも作れてたし、とにかく序盤はアザールがよくボールに絡んでました。
カンテ・バカヨコ
毎回チェルシーのレビューをすると言ってる気がするけど、カンテの存在が非常にでけえ。
バカヨコ・カンテのカウンターの潰しがかなり効いてたし、アトレティコが効果的にカウンターできてなかったのは、この2人に遅らされることが多かったからです。
で、この2人がいるから、チェルシーの前の3枚が活きてきます。
アザールがかなり流動的にポジション変更できていたし、全体的に両サイドをかなりワイドに使えていて、アトレティコの”守備ブロックをコンパクトにさせない”ようにできてましたね。
だから、ある程度スペースが生まれてて、フィニッシュまで持っていけるシーンが多かったですね、チェルシーは。
守備のリズム
逆にアトレティコの方は、守備のリズムが悪いから攻撃のリズムも作れてないって感じでした。
前半はほぼシュート打ててなかったし、シメオネが叫びまくってるが映像を通して聞こえてましたからねw
とはいえ、アトレティコは相当粘り強いですね、かなりしんどい試合展開だったんですが、最後の最後ではしっかりチェルシーをブロックしてたんでね。
で、その甲斐もあって、アトレティコが先制します。
流れもくそもなかったですが、セットプレーの時、PA内でダビドルイスが思いっきりユニフォーム引っ張ってたんで、あれはPKになるわなw
モラタをつぶしたいアトレティコ
モラタが前線のボールをキープすることで、攻撃の起点になって、アザールだったり、サイドにワイドに展開されることが多かったんですよね。
だから、起点を潰すためにモラタに対しては相当厳しく行ってたんですけど、潰しきれずにタメを作られてましたね。
で、モラタに対しての1本のパスで、ゴールを狙うこともできるんですよね、チェルシーは。
セスクからだったり、ダビドルイスからだったり、ロングフィードも正確なので。
それで、チェルシーが同点に追いついたシーンもアトレティコは相当守備ブロックをコンパクトにしてましたけど、ダビドルイスから左サイドに広がってたアザールにピンポイントでロングフィード。
で、アザールがGKに向かう鋭いクロスを入れて、それをモラタがスラしてのゴール。
これはチェルシーが上手かった。
それにしてもキレイなゴールだった
終盤に入って、アトレティコは選手交代して5バック気味にして戦ってました。
なかなか、決定機も作れず、厳しい試合展開だったので、しっかり守り切って勝ち点を落とさないようにする意図があったと思います。
で、あのすごいきれいな逆転ゴールをチェルシーが決めたわけなんですが。
モラタ・アザール・セスクと下げて、あんなにきれいにつないでゴールを奪っちゃうんですから、大したもんです。
終盤とはいえ、アトレティコの守備の集中は高かったんですけどね。
カンテ→バカヨコ→アロンソ→バチュアイで、最後のプレーで逆転ゴール。
いやー、チェルシー強かったな~
1‐2で、アウェーのチェルシーが勝利でした!
試合の感想として
アトレティコは前半に比べると守備の部分で、修正はしてたんですよね。
サイドでやられてたところでは、モーゼス・アロンソのところはケアしてたし、そこまで自由にやられてなかったんですよね。
結局、チェルシーに逆転されてしまったんですが、アトレティコの守備が悪かった、とかではなくて、チェルシーの攻撃のクオリティが素晴らしかったんですよね。
そういう意味で、組織的な守備で見ると世界トップレベルの両チームでしたが、攻撃の部分で差が出たかな、そういう印象の試合でした。
モラタ・アザールが非常に強力でしたね~
非常に面白い試合だったな~~~
それではまた次回!!
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