17/18プレミア第22節のアーセナル対チェルシーのマッチレビューです。
ロンドンダービーとなりますが、今シーズンでは2回目の対戦カードとなってます。
スタンフォードブリッジでの試合はスコアレスドローで互いに勝ち点を分け合った格好です。
アーセナルはシーズン途中に調子を落としてつまずき気味でしたが、戦い方を変えてきたことで立て直してきた印象があります。
まあ、最近のゲームでは勝ち点をこぼすこともありますが、それでもこの試合ではパフォーマンスを上げきた感じですかね。
一方のチェルシーは安定感のある戦いができてますし、相変わらずの戦いぶりでした。
前回の対戦に引き続き、この試合も激しいものとなりましたが、試合を解説していきます。
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フォーメーション
アーセナルとチェルシーのフォーメーションです。
アーセナルは3バックで臨んでいます。
後ろのメンバーに不安があったかと思いますが、そこの影響が少しはあったと思います。
で、チェルシーはいつも通りの布陣です。
試合情報
試合は2-2の引き分けでした。
アーセナルはギリギリで追いついた格好ですな。
それにしても激しい試合でしたよ。
得点者
後半18分 アーセナル:ウィルシャー
後半22分 チェルシー:アザール
後半39分 チェルシー:アロンソ
後半47分 アーセナル:ベジェリン
アーセナルの先制点はラストパスがモラタに当たって減速したんで、ウィルシャーが間にあってますね。
あと、アロンソのゴールは普通にうまかったと思います。
ベジェリンのシュートを止めるのは不可能。
交代者
アーセナル
後半35分 ラカゼット⇒ウェルベック
後半43分 チェンバース⇒ウォルコット
チェルシー
後半11分 モーゼス⇒ザッパコスタ
後半26分 セスク⇒ドリンクウォーター
後半37分 アザール⇒ウィリアン
ハイライト
全体のハイライトです。
全体の印象と試合展開
序盤の展開としては、、、
両チームともビルドアップで相手を崩そうとするシーンはもちろんあるんですが、それよりもカウンターの応酬に迫力があった感じでした。
まあ、時間が経ってくるとアーセナルの方はビルドアップからでもチャンスを作り出すようになりましたが、チェルシーの方はカウンターが有効でしたね。
そんなわけで、徐々にアーセナルがボールを支配するようになって、チェルシーの方がブロックを作って守る時間帯が増えてます。
それで、この試合は序盤から決定機がいくつかあったんですが、両チームのGKがファインセーブを繰り返してましたね。
やっぱり、こうやって両GKが活躍する試合って緊張感が生まれて非常に面白いゲームにはなりますな。
で、いつ試合が動いてもおかしくない展開だったんですが、後半に入ってもなかなかスコアが動きませんでした。
それでも猛攻を見せたアーセナルが先制点を上げることには成功してましたし、それでかなりイケイケムードにはなったんですが、、、
それもアザールの1プレーで全部かき消されてた格好になりましたね。
その後はアロンソの逆転ゴールがあって、チェルシーとしては逃げ切るだけ、、、
でしたが、アーセナル(ベジェリン)の執念にやられちゃった感じです。
ホントに、サッカーは試合終了までどうなるかわかりませんね。
攻撃力のアーセナル
この試合のアーセナルは布陣を変えてきたこともあって、少し戦い方が違ってましたね。
特にプレッシングではあまり積極的にボール奪取を狙うような感じではなく、陣形を保つ方が優先されてました。
それでサイドの選手(WB)に対してはマンツーマンで対応する感じ。
ずっとついているわけではありませんが、相手が高い位置をとってくればマンツーマンにする感じです。
ここはチェルシー側も同じような対応だったので、スプリントで相手を圧倒できるかどうかってところも実は重要だったりします。
まあ、スタミナ勝負のところもありますが、この辺のレベルの選手は疲れてても根性で走り切るんでしょうねw
で、アーセナルはこの試合もですが、ビルドアップからでも普通にチャンスを作れてるんですよね。
たしかプレミアの中で一番得点チャンスを作れているチームになりますし、それぐらい崩しの部分のクオリティは高いです。
まあ、決定率が悪いから数字に表れないことがありますけどね。
そこを支えているのは当然のことながら、サンチェス・エジルなんですが、この試合でもやっぱり存在感はあります。
特にエジルはいろいろと批判されたりはしますが、いろんなところに顔を出しながらよく走ってますし、ボールに触ると違いを生み出せる存在ですし。
彼は普通にアーセナルには重要な存在だと思いますね。
後は、、、
内容的には勝っていてもおかしくない試合だったのに、いつの間にか”負けかけていた”のが面白かったです。
まあ、最後に追いつけてホントに良かったですな。
堅守のチェルシー
チェルシーの戦い方はいつも通りです。
高い位置からのプレッシングっていうのはあまりやる場面がありません。
陣形の重心はかなり後ろでしたが、強豪相手だとそういう構え方になりますよね。
で、この試合は5バックをベースに中盤は左からセスク・カンテ・バカヨコって言う並び。
シーズン途中はセスクをセンターにした並びにしてたこともありますが、これだと守備の強度としては落ちてくる(中央の部分で)んで、今の並びに落ち着いた感じですかね。
(セスクのセンターはビルドアップを考えての配置だったと思いますが、カンテがセンターでも意外と問題ない感じになってはきてますね)
それでこの試合はアーセナルのビルドアップへの対応にかなり苦労してた印象です。
ゴール前の集中とかクルトワのビッグセーブとか、その部分で強さを見せてはいたのでなかなか失点にはなりませんでしたが、決定機はそこそこ作られてましたし、前半はホントに頑張ったな~って感じです。
とはいえ、攻撃面ではそれなりに決定機を作れてましたし、後半に入っても戦い方を変えなかったのはそういう理由もあったんだと思います。
とりあえず、この試合はクルトワの存在が大きかったですね。
あとは、アザール。
流れがまったくない中で同点ゴールを奪えたのは非常に大きかったと思います。
勝ち点3を逃す結果にはなりましたが、試合内容で考えると仕方ないところもありますわね。
まとめ
前回の対戦もそうでしたが、この試合もかなり面白かったです。
実力も拮抗してましたし、いいGKの活躍もあったりして、全体的に緊張感のある試合になりました。
それに最後の最後までどうなるかわからない試合展開だったし。
まあ、この試合のサンチェスとモラタはゴールに縁がなかったですな。
結果としては前回に引き続き、引き分けとなりましたが正直どっちも勝ち点3が欲しかったところでしたかね。
プレミアはシティの優勝は濃厚でしょうが、直接対決もまだまだ残ってますし、これからも非常に楽しみですな~
というわけで、また次回!!
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