前回の記事でブラジルに勝つのは相当しんどいね、、、と書いたんですが、今回はもうちょっと具体的にブラジルの攻撃力の恐ろしさを紹介していきます。
(前回の記事の補足的な感じです)
前回の記事⇒絶望的なブラジル戦
日本代表がこんなパターンで失点しそうだな~というのをまとめてます。
、、、、っえ!?
そんなこと知って意味があるのかって??
ちゃんとありますよ。
日本代表が失点したときに
「やっぱりな」ってツッコめるから
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高速カウンター
これは南米でブラジル代表がチリ代表と戦ったときのゴールシーンです。
ブラジル代表が自陣の深い位置から高速カウンターを決めてます。
チリ代表が1点ビハインドの状況の中で、かなり前がかりになってたという背景はあったんですが、、、
まずはこちらのシーンから。
カウンターのきっかけはチリ代表サンチェスのドリブルをダニエウ・アウベスが止めて(図中の赤線の部分)、それをコウチーニョが拾ったところです。
ここからコウチーニョはドリブルで前にボールを運んでいきます。
(横で走り出している選手はパウリーニョ)
で、ポイントはブラジルの前線にはジェズスとネイマールが残っていることです。
ジェズスに関しては中央でマークがついてますが、ネイマールは逆サイドでフリーになってます。
ということで次のシーン。
コウチーニョがドリブルで運んで、ロングフィードする前の状況です。
難なくドリブルでボールを運べてますが、これはパウリーニョのおかげですね。
彼に釣られてチリの選手がコウチーニョにアプローチできなかったから。
で、ネイマールはこの段階でもフリーです。
「あれっ!?DFいたのになんでついてないんだ??」って思われるかもしれませんが、仕方ない部分もあります。
チリのCBはネイマールより危険な位置にいるジェズスの方をケアしに行ったんですよね。
現にこの段階だとどちらに出されても不思議ではありません。
(だからネイマールの方をマークしにいってたら、ジェズスにやられる感じ)
で、とどめのシーン。
ネイマールにきっちりボールが通って、さらにジェズスがDFをぶっちぎってます。
この後、ネイマールからの折り返しをジェズスが押し込むわけです。
まあ、要するにジェズス・ネイマールともに足が速くて、且つDFラインの裏をとるのがうまい。
で、パスを出す方も正確なフィードをしてくるし、自陣深くからとはいえ、かなり短時間で相手ゴールまで攻め込むことができます。
日本代表としても、不用意なボールロストは注意する必要がありますし、敵陣深くに押し込んだとしてもDFラインは気が抜けませんね。
ネイマールをガン見
これはブラジル代表の試合ではなく、PSGの試合からピックアップしてます。
(どっちもあんまり変わらねえし)
CLグループステージのPSG対バイエルンのファーストゴールのシーンです。
まずはネイマールが左サイドでボールを持ったところから。
ここから相手DFを一人カワしながら、縦にドリブルします。
真反対サイドにダニエウ・アウベスがいますが、結局、彼がゴールを決めることになります。
で、ちょっと進んでこのシーン。
ここからネイマールは中へ切り込んでいくんですが、ポイントはバイエルン選手の目線。
みんなネイマールを見てるのがわかりますかね?
いわゆるボールウォッチャーになってます。
しかも、ネイマールに対して誰がアプローチに行くか、はっきりしてなかったんですよね。
だから↓みたいになります
ネイマールに対してはアプローチが遅れてるし、反対サイドのアウベスはどフリーです。
この後、アウベスにパスが通ってシュートを打たれてしまうんですが、まあ、ネイマールの動きに振り回された形です。
で、バイエルンのこの失点は試合が始まってすぐだったんですよね。
だから、日本代表も前後半の立ち上がりには注意が必要なんです。
(集中を欠いて、ボールウォッチャーにならないように、、、)
ミドルシュート
歴代の日本代表もブラジル代表と対戦したときによくミドルシュートを決められてます。
古くから、ジュニーニョ・ロナウド・パウリーニョ・ネイマールなど、僕の記憶にあるだけでも相当やられてます。
(パウリーニョとネイマールに関してはまだセレソンにいるし)
ミドルシュートからの失点をなくすことは今の日本代表の最大の課題だと思ってますんで、最後にこの点に関して書いていきます。
で、まずはこちらから。
なんでもないネイマールのミドルシュートシーンです。
(まあ、ゴールにはなってますが)
敵陣中央でネイマールがボールを持っているところです。
ネイマールは水色線の方向にドリブルで切り込んでいくんですが、相手チームは誰がアプローチに行くかはっきりしてなかったんですよね。
(結局、このチームはポンコツすぎて誰もアプローチに行かないっていう悲劇ww)
ネイマールがシュートを打った瞬間です。
まあ、この辺から打ってくるとほぼ枠内にシュートが飛んできます。
これは一例だったんですが、日本代表はフォーメーションの関係上、こういったシーンが生まれやすくなってます。
4-3-3の中盤のアンカーポジション、普段は長谷部がいるところなんですが、そのポジションの両脇にはスペースが生まれやすくなってます。
(DFラインの目の前になります。)
↓はこの前のハイチ戦のシーンですが、、、
青丸の部分が両脇のスペースです。
結局、この試合でもこのスペースを使われて失点しています。
日本代表の一番の課題がこのスペースの処理でして、、、
ここを誰が埋めに行くのか、いまだにはっきりしていません。
インサイドハーフなのか、サイドバックなのか、センターバックなのか、、、
とりあえず、”誰もアプローチに行かない”ってなってしまうと↑に紹介したような感じで、ネイマールにミドルシュートを打たれて失点します。
日本代表には120%の力で守り切ってもらいたいもんですが、どうなりますかね~
それではまた次回!!
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