先日行われたガーナ戦の補足です。
なかなかいいタイトルが思いつかなかったんですが、今回は日本代表の攻撃シーンをピックアップしてます。
まあ、失点シーンの方をピックアップしてもよかったんですが、たぶんそれは今後も出てくるでしょうし、今回は流す感じでw

それにしても西野監督の初陣は悲惨なものでしたね。
3バックにはメリットとデメリットが当然あるもんなんですが、マジでデメリットの方ばかりが目立ってしまって良い印象がありませんでした。
これが半年前の出来事だったならまだ我慢できるところもあるんでしょうけど、コロンビアとの初戦までもう1ヶ月ありませんし、いよいよもってヤバいですなw

とはいえ、個人的にはいつも書いてますがそのまま負けてしまってもいいです。
W杯が終わってからJFAにしっかり責任を取ってもらいましょう。

ガーナ戦のWB

ガーナ戦のレビューでも書きましたけど、この試合は両WBができるだけ高い位置を取ろうとしてました。
2シャドー(宇佐美・本田)がワイドに出ていくこともなく、どちらかといえば長友・原口が走れるスペースを意識して空けていたような気がしてます。

そしてその動きに伴い、この試合ではクロスボールに対する反応がいつもの日本と違っていました。
まあ、大迫+宇佐美・本田が近い距離間を保ちながら中央にできるだけとどまろうとした影響もあったんでしょうが、相手のPA内に侵入する選手の数が明らかに多くなってます。

ここも西野さん的にはかなり意識していたポイントだったんではないでしょうかね。
左右のクロスボールからきっちりフィニッシュまで持って行けるように攻撃に人数をかけよう、、、って感じです。

「PA内に人数をかけた方がゴールを奪える確率が上がる」ような気がするかもしれませんけど、必ずしもそうとは言えませんし、それ以外にもっと重要なことがあります。
というわけで、今回はその点について書いていきます。

前半12分

立ち上がり早々に失点してしまった日本は同点に追いつきたいので攻勢を強めてます。
その中のあるシーンが結構わかりやすかったので、今回切り取ってます。


まずはこれ。
前線高い位置で受けた大迫が右サイドの原口に展開。
相手のガーナも少し前に重心が行っていたので、この時点では”数的同数”になってます。

まあ、ここまでは西野ジャパンの狙い通り、、、って感じ。


それで次のシーン。
右サイドの原口がボールを上げる寸前です。

この時点では原口から見てニアサイドもファーサイドも空いてます。
そのため、どちらでも狙たんでしょうが本田がファーサイドに流れる動きをしたんで、この後原口はファーサイドにクロスを上げます。

まあ、この辺の流れはいいんですけど、問題はそのファーサイドなんですよね。
図を見たらわかりますけど、そのファーサイドには本田・宇佐美・長友って同じタイミングで入ってきてるんですよ。

基本的にクロスボールからゴールを狙うには、それに合わせる選手・スペース・タイミングっていうのが重要になってきます。
守る側もそれがわかっているから、相手選手か空いたスペースを潰しに来るわけです。

両方(+タイミング)がマッチングしないとそもそもいいフィニッシュにはなりにくいんですが、その重要なスペースを味方同士で潰しあってる状況になってます。
そもそもスペースがないのにそこに攻撃の人数をかけたところでまったく意味がない、、、というか、むしろ邪魔になります。
(これ、結構当たり前の話なんですけど、、、)


それで次のシーン。
実際は原口のクロスボールが相手選手に当たって上空高くに上がってしまっています。
ちなみにPA内には上に書いた3人(宇佐美・本田・長友)+大島が入ってきています。

まあ、相手ゴール前でのルーズボール(結果的にとはいえ)なんで拾えれば大チャンスですから、できるだけ人数をかけるのは問題ないでしょう。
ただ、ここでも問題なのは赤丸で囲ったスペースに日本の選手が誰も居ないことです。

こういったシーンで最終的に日本が拾ってうまいことフィニッシュまで持っていければ何の問題もありませんが、当然ながら相手にボールが渡ってしまうこともあるわけです。
そういった状況でいち早く相手選手にアプローチしたり、またはドリブルでボールを前に運ぼうとする相手選手を牽制したりするためには、この赤丸で囲ったところに誰かがいないといけません。
(さらにはヘディングの競り合いなどでセカンドボールがこぼれてきたりすることもありますから、なおさらこの位置には味方選手がいた方がいいです)


少し経って、遅れて大迫がPAに侵入してきたシーンです。
結局、この状況になっても日本の選手は誰もいません。

こういったシーンはガーナ戦のいたるところでありました。
攻撃的に行きたい気持ちは非常によくわかりましたけど、全員が全員PA内に突っ込んでしまっては相手の脅威になりません。
むしろ、自分達が使うべきスペースを潰しかねない行為となってしまいますし、ホントに重要なバイタルのエリアのところに味方選手を配置できなくなってしまいます。

このままいくと

バルセロナのサイド攻撃(崩し)は非常にキレイです。
でも、彼らの動きは日本のそれとはまったく違います。
相手のPA内に入る選手を必要最低限にし、むしろそれ以外の選手はセカンドボールに反応できるように少し下がった位置で待機しています。

「攻撃に人数をかけよう」=「全員突っ込め!」ではありません。
相手の守備状況を把握しながら空いたスペースを読み取り、正確なクロスボールに最適なタイミングで反応する、、、それぐらい攻撃っていうのは難しいもんなんです。

正直、この感じで攻撃を繰り返していても日本が相手からゴールを奪うのは相当難しいと思ってます。
ヘタしたら、W杯は無得点で終わってしまうかもしれません。

ホントにどうなりますかね~
また次回!!