レアル・マドリードの3連覇で締めくくった今シーズンのチャンピオンズリーグ。
「絶対に面白い試合になるはず!」とは書いてましたけど、なんかスッキリしない試合になっちゃいましたね。
両チームのGKが良いと試合が締まる、、、とか言ったりしますけど、昨日の試合はその逆の感じになりました。
それに地上波の副音声で解説してたル〇子さんのコメントもいろいろと物議を醸しているみたいですし、ちょっと違う部分で盛り上がってしまっている気がしてます。
まあ、「”ここ大一番”でどれだけいい仕事ができるのか?っていうのがサッカー選手の能力だ」って感じのことを昔に中村俊輔が言ってたんですが、そういう意味で言うとリバプールのカリウスはその能力が少し足りてなかったってことにはなります。
逆にベイルなんかはこの試合でその力があることを証明しましたね。
残念ながら
サッカーはチームスポーツなんで、失点したときに”100%コイツの責任だ”っていうことはあり得ないんですが、残念ながら昨日の決勝戦での失点はGKカリウスの責任の割合はかなり大きかったと言わざるを得ません。
1失点目のスローインをベンゼマにインターセプトされてしまったやつなんかは、ちょっとプレーの集中を欠いてました。
映像を見ると明らかにベンゼマに向かって投げてますし、カリウスの視界には絶対にベンゼマの姿があったはず。
たぶん彼はその先にいたロブレンにパスするつもりで投げたんでしょうが、ベンゼマが足を出してくると考えていなかったのか?軽率なプレーをやっちゃいましたね。
レビューした記事では「これが大きかった」って書きましたけど、この失点が終盤の3失点目に繋がっているように思えてしまいます。
まあ、あの失点はベイルに対してアプローチが遅れてたことも要因としてありますが、ブレ球に対してキャッチングしようとしたカリウスの判断ミスだと思ってます。
1点ビハインドの状況でしたし、自分のミスで失点してしまっていることもあってさっさと攻撃に移りたかったんでしょうけど、あの3失点目で試合が決まってしまったようなものでした。
決勝戦という大舞台で緊張から堅くなりすぎてしまう選手の方が多いでしょうが、カリウスの場合がどうだったかはわかりません。
シーズン途中にミニョレからポジションを奪ってゴールマウスを守ってきましたが、来シーズンその座をキープすることは難しいような気がします。
それぐらいインパクトのある出来事でしたし、リバプールはオフの移籍市場でGKを補強するでしょうからね。
責めることができるのは外野だけ
あの状況にもし僕が選手や監督としてその場にいたら、カリウスを責めることはできません。
サッカーはミスが多いスポーツです。
ボールがある・ないに関わらずいろんなところでミスが起こりやすいです。
パスミス一つを取っても、自陣ゴールに近いか?遠いか?でそのインパクトはかなり違ってきます。
日々の練習や鍛錬でミスを限りなく”ゼロ”に近づけようとはしますが、それでも起こるもんは起こってしまいます。
みんなそれが分かっていますし、ミスをするのはお互い様です。
それに”やらかした本人”が一番ヘコんでいるはずですし、そこに畳みかけるように周りからその人を責めても何も生まれません。
少しキツイ言葉でコーチングとか指導をするのはいいんですが、そのミスそのものを責めたところでチームの雰囲気が悪くなるだけです。
たぶん、これはどこのチームでも起こりえることですし、サッカーやスポーツに限らず仕事や育児にも当てはまることです。
僕はできればカリウスのあんなプレーを見たくはありませんでしたが、ああいうことが起こるのもサッカーです。
あのプレーを見た世界中のGK達は今後(改めて)気を引き締めてプレーするでしょうし、カリウス自身も今後のサッカー人生に活かそうとするはずです。
チームは変わるかもしれませんが、また彼のセービングを見たいものです。
今回は技術的なことではなくてメンタル的な話でしたけど、昨日の記事に書けなかったんで補足しました。
というわけで、また次回!!
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