17/18シーズンブンデスリーガ第23節のシャルケ対ホッフェンハイムのマッチレビューです。
互いに30代で若い監督同士の対決となってますし、どちらかの監督がいずれはバイエルンなんかを率いたりする時代もそのうち来るんでしょう。
チームの調子や成績的にはホームのシャルケの方に分がある感じですが、もともとブンデスはチームの実力が拮抗してますので面白い試合にはなりそうでした。
まあ、日本人からすると注目度の低いゲームですし、DAZNの配信映像には日本語の解説すらもついてなかったわけで、たぶんこの記事もあんまり読まれないんでしょうw
でも、そんなことは関係ありませんので、まずはスタメンから振り返ります。
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スタメン
シャルケとホッフェンハイムのスタメン(フォーメーション)です。
中盤の並びは違いますが、3-5-2の戦いです。
まあ、有名な選手は両チームともにいないですな。
試合結果
試合は2-1でホームのシャルケが勝利。
ホッフェンハイムはもったいない負け方をしましたね。
得点者
前半11分 シャルケ:ケーラー
前半28分 シャルケ:エンボロ
後半33分 ホッフェンハイム:クラマリッチ
シャルケの2点目のシーンが勝敗を分けましたな。
交代者
シャルケ
後半30分 ディサント⇒ピアッツァ
後半38分 エンボロ⇒ハリト
後半51分 シェプフ⇒オチプカ
ホッフェンハイム
後半7分 シュルツ⇒ツバー
後半13分 ビチャクチッチ⇒ジュイ
後半22分 アミリ⇒ルップ
ハイライト
全体のハイライトです。
全体の印象と試合展開
監督として近い世代の2人ですが、目指しているサッカーは互いに攻撃的なものでしょうし、その関係からかフォーメーションも似たものになってます。
その辺を考えるとこの試合っていうのは単純な力比べ的な側面もあったと思いますし、それをホームのシャルケがホッフェンハイムを上回ってたので序盤から優位に試合を進めてたと言えます。
早々にスコアが動いていますけど、シャルケがCKの流れから力技でゴールに押し込んだ感じですな。
その後、立て続けにシャルケがゴールを奪ったかに見えましたけど、VARの介入でノーゴール。
ただ、それにしてもこのシーンはホッフェンハイムの守備対応が遅れてたことを表している感じにはなってます。
前半はシャルケが追加点を奪って、2-0で折り返し。
後半も同じような空気感で試合が進んでましたけど、ホッフェンハイムが戦い方を変えてきたことで少し盛り返すようになります。
その流れの中でホッフェンハイムが1点を返しますけど、その後が届かなかったですね。
シャルケ
ホームゲームということもあって、積極的な戦い方を展開してたシャルケ。
まあ、あまりこのチームの戦い方は認識してない(あんまり見ない)んですが、普段からこういったハイプレスが主体のチームなんでしょう。
3バックなんですが、あんまり押し込まれるシーンがないので5バック気味になることが少なかったです。
それで相手のホッフェンハイムが2トップなんで、2人のFWで3枚のCBをチェックする形にはなりますし、あんまりWBが低い位置を取ることに意味がないのかなって感じでした。
前線からボールを奪いに高い位置からハメに行ってたんでマンツーマンで対応するシーンが多かったですが、基本的な守り方はゾーンディフェンスだと思います。
攻撃では(全体的に押し込んでたし)ビルドアップから相手を崩すシーンが多くなってましたけど、サイド(特に右)を起点にすることが多かったです。
まあ、相手の3バックの脇のスペースを狙っていくのはセオリーですし、そこら辺は特別なことをしてなかった印象です。
ただ、流れの中から決定機を作るシーンはあんまりなかったですし、この試合に限って言ってしまえばホッフェンハイムに勝つことができたのは”プレッシングのおかげ”ですね。
ホッフェンハイム
立ち上がり早々に失点したし、なにかと落ち着きがなかった印象のホッフェンハイム。
この試合はシャルケの勢いの前に守備でも攻撃でも後手に回るプレーが多かったと思いますし、なかなか積極的な姿勢を維持するのが難しかった感じです。
まあ、選手のポテンシャルではシャルケに分があったと思いますし、いろいろと厳しい試合にはなりましたね。
ただ、時間が経つとボールを持てるようにはなってましたし、そこから少しずつチームのリズムが上がってきた感じでした。
それでもDFラインからのビルドアップではシャルケに相当牽制されていたので、なかなか前線にボールを運ぶのもしんどかったですかね。
それに、中途半端なプレーからボールをロストしてカウンターの対応を迫られるシーンなんかも多かったですし、いろいろとミスが響いた試合にはなってます。
2失点目(決勝点)のプレーなんかは相当軽率でしたし、非常にもったい無かったと言えます。
それで後半に入ってから3バック⇒4バックに変更してます。
4-3-3みたいな構え方に変えてましたし、狙いとしては”より攻撃的”に行きたかったのと前線に1枚上げることで高い位置からのプレッシングを強くしたかったんだと思ってます。
ただ、失点するリスクは普通に上がってた感じです。
結果的に後半はやられてませんが、カウンターの局面で数的不利になるシーンが結構ありましたんで。
1点返すことには成功してますが、いずれにせよ時間が足りませんでしたな。
まあ、試合は前半のパフォーマンスで決まったようなもんでした。
まとめ
試合全体的にはもっと激しい打ち合いになるのかなとか思ってましたけど、お互いに手の内を把握しているためか、意外とおとなしい試合にはなっちゃいましたね。
それにホッフェンハイムはシャルケのハイプレスの前に自滅したような結果にはなりましたし、全体的にパフォーマンスが良くなかった印象です。
まあ、こんな試合もたまにはあるでしょう。
ブンデスは2位から中堅チームまで勝ち点差が”7”と非常に混戦となってますし、まだまだわからないですし、そこはこれから楽しめるポイントにはなってくるんですけどね。
そんな感じです。
また次回!!
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