【レアル・マドリード】ソシエダ戦をキャプチャで分析する

【レアル・マドリード】ソシエダ戦をキャプチャで分析する


17/18シーズンのラ・リーガ第4節、ソシエダ対マドリードのレビューというよりは分析になります。
一応、ヴィッセルとレアルマドリードは扱いが別なんで、ファンとして書きたいことを書いてやろうと思ってます。
ヘタフェ対バルサの試合は、柴崎岳がスーパーボレーを決めたにもかかわらず、バルサが逆転勝利したので、レアルとしてはソシエダに勝たないといけない一戦だったのですが、しっかり勝ってくれたましたね。

ただ、ソシエダもリーグ戦が好調で勢いのあるチームでしたので、レアルが苦戦したところもありましたね。
試合自体はレアルが押し込むし、チャンスもレアルの方が多いんですが、前がかりになっているので、攻撃されたときに数的不利になりやすいですね。
そこをどういう対応をしてたのか?って、ところを分析していきます。

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フォーメーション

レアル・ソシエダとレアル・マドリードのフォーメーションです。


マルセロは前節退場しているので、いません。
ロナウドはリーグ戦がこの試合まで出場停止となってます。
代わりに出ているのが、マジョラルって若い選手(20歳)です。

ハイライト

これは全体のハイライトですね。
得点シーンよりは、失点シーンと失点しそうになったシーンに注目してもらえればと思います。

レアルがピンチになるときは、サイドからやられていることが多いです。
(というより、この試合は全部)
引き分けた2試合の失点シーンもほぼサイドからでした。
この辺りをピックアップしながら、気になったところを見ていきたいと思います。

前半15分だったな

ソシエダが白い方ですね。
レアルが攻め込まれたシーン。


レアルから見て、左サイドでボールをキープされています。
2人のセンターバック+カルバハルは、それぞれマークを持っています。
ポイントはカルバハルとソシエダの8番ヤヌザイです。
これを踏まえて、次のシーン。


これ分かりますかね?
サイドからクロスを上げられる寸前のシーンなんですが、ヤヌザイがペナルティエリア内でフリーなのわかります?
で、カルバハルが余っているのもわかりますよね。
ヤヌザイが前2枚のうしろのスペースを使おうとして、カルバハルが離してしまったシーンです。

まあ、このシーンではエルナンデスがブロックして、クロスは上げられなかったんですがね~

失点シーン

で、失点シーンですね。
クロスを上げられる寸前。


カルバハルは先ほどフリーにしてしまった、8番のヤヌザイを警戒しています。
ヤヌザイも先ほどとほぼ同じ動きをしているので、カルバハルはそこのケアに行っています。
で、赤丸の選手がフリーになっているのがわかりますよね?
まあ、この選手にゴールを決められるんですが。
で、次のシーン。


それで、クロスを上げられて、カルバハルがシュートブロックに行こうとしているところです。
結局、間に合わずに失点したんですが、ソシエダの選手のクロス精度が高かったこととスペースをうまく使ったことで生まれたゴールでした。

で、このシーンに関していうと、ヤヌザイを追いかけている選手(たぶんアセンシオ)が、きっちりヤヌザイについていて、カルバハルがサイドのケアをしていれば防げたんですけどね。
(アセンシオはヤヌザイが走り出して、ちょっとしてから追いかけてました。)

2点目を取る前

これは2点目を取る前に、大ピンチだったシーンですね。
シュートがバーを直撃したやつです。
これも左サイドから。


カルバハルは相変わらず、ヤヌザイをケアしています。
というか、ヤヌザイにつられています。


で、また似たような展開で、黄色いところのスペースを使われます。
モドリッチが戻ってましたが、間に合わずにシュートを打たれたシーンです。

どのチームでもできる攻撃ではない

基本的にボールがある方に選手は寄っていきます。
で、マークしている相手がボールサイドに寄っていけば、DFはそれについていかねばならず、もともと居た場所にスペースが生まれます。
この試合では、カルバハルがヤヌザイに引っ張られて、右サイドのスペースを使われてしまってました。

ただ、これはクロスの質が結構重要なんですよね。
サイドからファーサイド(遠い方のサイド)のクロスを上げるのって、サイドチェンジに近いぐらい、滞空時間が長いんですよね。
だから、クロスの球スピードが遅いと、相手をフリーにしていても、シュートブロックが間にあっちゃうんですよね。
逆に速くても、正確じゃないと味方と合わせらないです。

つまり、ヘッポコチームと対戦しても、大丈夫になっちゃうんですよ、間に合うから。
問題は強い相手と対戦したときですね。

対策は簡単やけど、、、

それで、対策はかなり単純です。
誰かがきっちり戻ってきて、相手をフリーにしなきゃいいんです。
極端な話、ベイルが右サイドの深い位置まで守備に戻ってくればいいんです。

ただ、それをやってしまうと、今度カウンターを仕掛けるときの威力が半減してしまいます。
というか、そういう戦い方はしませんね、レアルは。

だから、戻ってこさせずに、少ない人数できっちり守らないといけない状況になってます。
で、これを解決するのは非常に難しいですね~、それが解決できれば誰も苦労しないんでね。
この部分はジダン監督がどう対応していくか?ですね。
そこを注目したいと思ってます。

違った見方をすれば

今回はレアルの守備の部分ばかり見てきました。
まあ、レアルというチームなんで、攻撃ばかりを注目しがちですが、こういう守備の時の対応にも注目すれば、また違った面白さがあります。
そういうわけで、明日(今日の深夜)のベティス戦ではレアルがきっちり勝ってくれますように。。。

それではまた次回!!

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