17/18プレミア第34節のトッテナム(5位) 対 マンチェスター・シティ(1位)のマッチレビューです。
シティは前節のマンチェスターダービーで衝撃の逆転負けを食らってしまい、最速優勝を逃しています。
それにCLではリバプールにボコられる結果となりまして、今は公式戦3連敗の状況です。
逆にトッテナムは年が明けてからリーグ戦無敗をキープしておりますし、対照的なチーム同士の対決とはなりました。
まあ、ある程度予想通りの試合にはなりましたけど、意外とすんなり終わった感じでしたかね。
というわけで、まずはフォーメーションから。
フォーメーション
トッテナムとシティのフォーメーションです。
4-3-3です。
アグエロは膝の怪我が悪化したので、ベンチ外となってます。
全体の印象と試合展開
試合は序盤からアウェーのシティのペース。
はっきりとボールを持てる時間もわかれてましたし、シュートチャンスもシティの方が上回ってました。
それで前半は連続でシティにゴールが生まれることになってます。
自陣深い位置からウォーカーのロングフィードをジェズスが一発抜け出しそのままゴール。
まあ、サンチェスの対応が甘くなってしまったところもありましたけど、ジェズスの突破は見事でした。
そこから少し時間が経ってギュンドアンのPK。
これはスターリングがロリスにスライディングを食らったものなんですけど、実はPA外のファールだったみたいです。
(ミスジャッジ)
前半はそんな感じで折り返すのかなとは思ってましたけど、トッテナムがエリクセンのゴールで一点返します。
シティのバイタルエリアでごちゃごちゃしてたトコロをトッテナムが奪ってショートカウンター。
まあ、この時はシティ側に危ない雰囲気が漂ってた感じでしたかね。
後半はお互いにチャンスを作ってましたけど、スコアは動かず。
それでとどめの一撃をスターリングが決まることにはなるんですけど、実はそれまでに決定機をよく外してます。
彼の課題はこの最後の部分なんですけど、最終的にゴールを決めれたのは良かったですね。
(ちゃんとシュートを打てるいいポジションを常に取っているっていう証拠でもありますけど)
試合はそのまま終了。
シティは連敗を3で止めてます。
シティが苦手なトッテナム
立ち上がりから本来の戦い方ができなかったトッテナム。
たぶん、リバプールと違ってトッテナムはシティの戦い方と相性が悪いのかもしれません。
プレッシングは前から積極的にいくスタイルはおんなじ感じですけど、リバプールレベルの速さはありませんし、ポジショニングも若干違ってきますし、その辺で噛み合わないところはあるでしょうかね。
まあ、中央突破はかなり強力ですしデンベレとかエリクセンは相手のプレッシャー関係なくボールを運べるんですが、なかなかロングカウンターの局面でノッキングを起こしてしまうシーンが前半から目立ってました。
チャンスメイクも難しくなってましたし、攻撃の起点を作れませんでした。
そもそもケインにボールが渡るシーンが無かったですし、ソンフンミンもいなかったから縦への推進力が少し弱かった印象はあります。
ただ、代わりに入ってたラメラもPA近くではいい動きをしてましたけど、そこにボールを持って行くまでに苦労してました。
全体的な話ではこのチームは押し込まれた時に弱さが出てしまいますし、その部分がこの試合ではモロに出てしまった感じでしょう。
(シーズン途中も全体的に後ろに下がってしまい、調子を落としてました)
時折、本来の鋭さは見せてましたけど、ちょっと力負けしちゃいましたな。
踏ん張ったシティ
最近はビルドアップで3バックの形をとるシティ。
たぶん、ラポルテが加入したことによってこういった形をとることにしたんでしょうけど、彼がセンターバックに入ったこの試合でもそのスタイルは変わってませんでした。
それでビッグマッチを連敗しておりますし逆転負けが続いてますが、どの試合も前半の内容っていうのはかなり良かったんですよね。
後半に入ると相手の戦い方の変更とか失点の影響でバタバタと崩れてしまうことが多く、結局その流れのまま負けてしまっています。
それにいい時間帯に作れている決定機を逃してしまうシーンも多くなってますし、チームとか選手のパフォーマンスが悪くなっているというよりかは、展開負けしているような感じでしょうかね。
この試合も立ち上がりからボールを保持できてフィニッシュまで行けてましたし、ボールロスト後のプレッシングも効いてました。
多少押し込まれるところもありましたし、トッテナムの攻撃陣も強力だったんで怖さは常にありましたけど、コンパニ筆頭に最終ラインの集中は高かったと思います。
(失点シーンは少し運が無かった感じ)
それで最近個人的に気になっているのはザネのパフォーマンス。
ドリブルのキレも少し落ちてますし、キックのフィーリングもなんか合ってない感じです。
この試合も途中で交代してますし、ちょっと疲労の影響でもあるんでしょうかね。
とはいえ、勝てたのがすべてでしたね。
連敗も止まりましたし、優勝もほぼ決まりましたし。
試合結果
試合は1-3でアウェーのシティが勝利。
前半に1点返された時にはあぶねえかなと思いましたけど。
得点者
前半22分 シティ:ジェズス
前半25分 シティ:ギュンドアン
前半42分 トッテナム:エリクセン
後半27分 シティ:スターリング
交代者
トッテナム
後半19分 ラメラ⇒ソンフンミン
後半28分 デンベレ⇒モウラ
後半39分 アリ⇒シソコ
シティ
後半19分 ザネ⇒オタメンディ
後半31分 ジェズス⇒ベルナルド・シウバ
後半44分 デブライネ⇒トゥーレ
ハイライト
全体のハイライトです。
優勝まであと少し
この試合でシティが勝ったことで優勝にかなり近づいてます。
ちなみに2位のユナイテッドがウェストブロムウィッチとの試合で引き分け以下の結果となった場合、シティの優勝が決まります。
まあ、仮にここで決まらなくても次のホームでのスウォンジーに勝つことで無条件で優勝が決まります。
なんか微妙な感じで優勝が決まってしまう感じよりかは、こうやってホームでスカっと勝って気持ちよく優勝を決めてもらいたいですかね。
とりあえず今シーズンのシティは圧巻でした。
終盤は失速気味でしたし、CLは宿敵に敗れてしまったんで雰囲気はかなり悪くなってたとは思いますけど、それでもすごかったです。
この辺のメンバーはW杯もありますし、今後もパフォーマンスを落とさず頑張ってもらいたいです。
というわけで、また次回!!
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