浦和レッズ-アルヒラル レビュー【ACL決勝第2戦 17/11/25】

浦和レッズ-アルヒラル レビュー【ACL決勝第2戦 17/11/25】


浦和レッズ対アルヒラルのマッチレビューです。
ACLの決勝ラウンド第2戦、レッズホームでの試合。
アウェーの第1戦は1-1のスコアレスドローですが、アウェーゴールを取ってることもあって、この試合はレッズが有利です。

0-0でも浦和の優勝が決まりますが、アルヒラルにゴールを許してしまうとそのアドバンテージは消えてしまいます。
そのため、こういう試合は無失点に抑えることが”至上命題”なわけなんですが、、、

”にわか”Jリーグファンの僕でも今回はちゃんとレッズを応援しましたよ~

そんなわけで試合を振り返っていきます。

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フォーメーション

レッズのフォーメーションです。
(アルヒラルはいらんだろ)

アルヒラルは4-3-3(4-5-1)です。
ただ、純粋なFW登録は1人だけなんで、4-5-1の方が正しい表記かも。

試合情報

試合は1-0で浦和レッズの勝利。
(2戦合計 2-1)

得点者
後半43分 レッズ:ラファエル・シルバ

交代者
浦和レッズ
後半29分 宇賀神⇒マウリシオ
後半39分 興梠⇒ズラタン
後半50分 柏木⇒梅崎

ハイライト

全体のハイライトです。

全体の印象と流れ

立ち上がりは浦和が積極的に行って、逆にアルヒラルは少し受けている感じ。
ただ、ボールを持ってたのはアルヒラルです。
前半は浦和としては守ってる時間帯が多かったです。
(というか、試合全体で)
とはいえ、決定機は作られてなかったんで浦和は全体的によく守れてたんじゃないですかね。

お互いにシュートもなくて、アルヒラル的には攻めあぐねてた感じで、かなりコウ着した前半。
まあ、アドバンテージが浦和にあって、アルヒラル的には攻めないといけませんし、浦和としては絶対に失点したくないのでこういう展開にはなりますわね。

それで、後半も展開的には変わらなかったです。
アルヒラルが押し込んで、浦和が跳ね返す感じ。
終盤には浦和はほとんど繋がずに大きくクリアするだけでした。
浦和としてはカウンターかセットプレーしかチャンスが無かったし、苦しい時間がホント長ったですね。
(浦和がビルドアップからフィニッシュまでいったシーンあったっけ?)

アルヒラルの選手が退場してからも展開は変わらなかったんですが、相手が数的不利になったんでね~
もう少し丁寧に繋いでいっても良かったかもしれませんね。
(ゆっくり回されてもアルヒラル的にはボールを奪うのはしんどいんで)

ただ、ラファエル・シルバの先制点は大きかったですね。
飛び出しからシュートまでうまかったです。
まあ、試合はこれで決まったようなもんです。

試合はこのまま逃げ切り。
浦和レッズACL優勝おめでとうございます。

浦和レッズ

浦和の試合はここ最近にちょこっと見てたぐらいであんまりはっきり言えないところもあるんですが、守り方的には”ボール中心”の動き(ゾーン)とマンマークを合わせたような感じ。
中盤のアンカーである青木を中心に前に4枚、後に4枚と9枚でブロックを作る感じ。
それで中央は青木がいるんで守備の時に数的有利になります。

とはいえ、この試合はブロックを作るより、相手の布陣の影響もあってマンマーク気味に守ってることが多かったかなと。
ただ、相手のビルドアップでは単純に”人”についていけばよかったんですが、自陣までボールを運ばれたときにブロックを作るのか?人につくのか?がはっきりしないところが序盤から気になりました。
中途半端なポジショニングでアルヒラルに縦パスを通されてるシーンがそこそこあったんで(特に序盤)、「それでやられなきゃいいな」とか思ってましたけど、、、

後は、”人”に釣られてすぎて、バイタルエリアにスペースがぽっかり空いてることもあったんで(今の日本代表みたいに)、心配だったところです。
ただ、全体的に相手選手に対して誰がアプローチにいくかはっきりしてたし、選手全員の集中も高くてトランジション(攻守の切替)も早かったし、いい守り方ができたと思いますよ。

それと印象的だったのは興梠と長澤の動きです。
基本的に興梠が前線で張ってるんですが、この2人はポジションチェンジをちょこちょことしてました。
守備の時に興梠が少し下がったポジションにいけば、長澤が代わりに張ってたり、時には2トップみたいな位置関係になったり。

長澤はとりあえず走りまくってましたね。
ビルドアップで相手の中盤の選手が下がった位置で受けるときは、そのままついていってアプローチすることもあったり。
だから、長澤が中盤の選手の中では一番高い位置をとっていたような感じです。
それに長澤はトランジションのところでいい働きを見せてましたね。

終盤は興梠とラファエル・シルバがポジション変えてましたね。
ラファエル・シルバを中央に残して、そのままカウンターを狙っていく作戦?
守備のこともあったかもしれませんけどね~
とはいえ、結果的にこの采配が当たってますんで。

まあ、浦和に関してはこれぐらいかな。

アルヒラル

初見のチームなんで、選手の名前とか特徴がさっぱりわからないんですが、なんか思ってたよりいいサッカーしてましたね。
アルゼンチン人の監督(ラモンディアスって、実はオレの記憶にはねえ)だけあって、守備組織はしっかりしていた印象です。

だからこそ、(南米らしく)微妙な場面でファールすることが多かったですね。
ハイプレスなんですが、ボールを基準にそれぞれの選手が連動してましたし、浦和のビルドアップに対してボールをサイドに追い込んで人数をかけてプレッシングできてましたんで。

ただ、CBがちょっとパフォーマンスが悪い気がしましたかね。
(だからセットプレーの対応がヘボかった)
あとは、ビルドアップで勝手にパスミスすることもあったんで、浦和としてはこの辺りをきっちり拾ってショートカウンターから仕留めたいところだったんですけどね。

攻撃に関していうと、細かくパスワークを繰り返して浦和の守備を揺さぶりつつ、中央を狙ってたと思いますが、あんまりうまくいってなかったかな。
全体的に浦和が守備に人数をかけたこともあって、攻撃には苦労してました。
時折、ドリブルで中央を突破している選手がいましたが、決定的な仕事はできませんでしたね。

まとめ

まあ、フラットな目線で判断してみると、チームとして強い印象を受けたのはアルヒラルです。
第1戦を観てなかったんで「同じぐらいのレベルかいな」とか思ってましたが、そうでもなかったです。
というか、アウェーの第1戦をよく引き分けで凌げましたね。
(ホントにそれが大きかったな)

まあでも、チームとして強い方が勝つとは”限らない”からサッカーだし、試合全体を通してしっかり守って、なおかつ2戦合計でもきっちりと勝ったし、いい優勝ですね。

クラブワールドカップが楽しみですな~

それではまた次回!!

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