今回はVARについて考えていきます。
VARはビデオアシスタントレフェリー[Video Assistant Referee]といって、審判のジャッジの補助を目的としたシステムで、国際大会では今回のコンフェデ2017で、初めて導入されたものになります。

審判がミスると試合が決まる

なんでVARが導入されたのかというと、サッカーの審判ってかなり難しいからです。
そのせいで、誤審なんて細かいものを入れればそこそこありますし、選手や監督も自分たちに不利な判定になったるすると騒いだりするわけです。
ひどい誤審をすると、それが原因でサッカーの試合の結果が左右されてしまうこともあります。

それでサッカーの試合は、主審と副審で判定をしています。
で、選手交代やアディショナルタイムを知らせるときにスコアボードを持っている人がいますが、その人も審判です。

サッカー選手が22人いますけど、それを3人でジャッジしています。
基本的にサッカーのプレイはボールが中心となって動きますので、全員を見る必要はないわけです。
ただ、ボールは追いかけないといけません。
それで、サッカーって基本的に展開が早くて、ボールもよく動くので、それに合わせて審判も動き回る必要があります。
だから、サッカーの審判って走れないとできないんですよね。

実際審判のライセンス取るには、持久力のテストもありますので、走れないと話にならないわけです。
審査員とか審判が動き回る競技ナンバーワンはサッカーだと思いますね。
審判が走り回る範囲は↓みたいな感じです。

審判範囲

正確なジャッジをするのが激ムズ

ボールを追いかけながらジャッジするわけですが、ホイホイとボールに近づいていいわけではありません。
基本的にボールの周りには選手が密集しているし、近づきすぎると選手たちのプレーを妨害してしまうことになります。
だから、ボールは追いかけるけど、近づきすぎず、かつボールがよく見える位置にいる必要があります。
↓がこの前のチャンピオンズリーグの決勝のハイライトですけど、審判に注目していただくと、言ってる意味がよくわかると思います。

で、サッカーのプレーは切れることが少ないので、かなり長い時間集中が必要だったりします。
気を抜いていたら、まったく見てなくて、誰かが痛がっている…なんて、僕は昔よくありましたw。

そもそも審判も人間なので、物理的に見えないことなんてよくあります。
まあ、副審もいるので、ある程度は確認できるんですけど、見えないときはわかりません。
ホントにわからないときは、カンとか雰囲気でジャッジしている人もいると思います。

後は、ファウルの判定が結構あいまいです。
ボールを取りに行く上でのショルダータックルは問題ないです。
たとえそのタックルで、相手を倒してしまってもファウルにはなりません。
ただ、ボールに行かずに相手をタックルで倒してしまうとファウルになります。
この辺が結構あいまいで、その日の審判の裁量でファウルになったり、ならなかったりします。

それで、サッカーはGK以外のフィールドプレイヤーは手を使ってはいけません。
これはボールに対してもなんですけど、相手選手を手で押したり、ユニフォームを掴んだりしてもいけません。
でも、テレビで見ていると、みんな手を使いまくってますよね?
この部分も審判の裁量です。
あからさまに相手を手でつかみまくっていると、さすがにファウルになりますが、微妙なものはいっぱいあります。

他にもありますけど、「手は使ってはいけないけど、肩はオッケー」みたいな。
どこからが肩やねん!」って感じで、この辺もあいまいです。

審判ってつらい商売

ジャッジ自体がかなり難しいものなので、微妙な判定が多くなります。
その都度、選手から文句を言われてしまうので、非常につらい立場ではあります。
とはいえ、選手たちも審判の気持ちを理解している場合ではありませんので、自分たちが不利にならないように講義はしなきゃいけないんですね。

普段の試合では全然目立たない審判ですが、誤審があると大々的に取り上げられてしまうポジション、それゆえストレスが多いです。
そういったストレスを低減するために登場するのが、VARです。

次回に続く。

 

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