17/18シーズンブンデスリーガ第22節のバイエルン・ミュンヘン(1位)対シャルケ(5位)のマッチレビューです。
ブンデスはバイエルンの独走状態となってますが、どのチームがバイエルンの勝ち点を削るのか?っていうところが注目ポイントにはなってきます。
その可能性があるチームであるシャルケがアウェーでバイエルンと対戦。
まあ、明らかに地力のあるバイエルンの方が有利でしょうし、シャルケにとってはしんどいゲームになることは予想してました。
とはいえ、シャルケは結構頑張ったんですけどね。
そんな感じで、まずはスタメンから。
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スタメン
バイエルン・ミュンヘンとシャルケのスタメン(フォーメーション)です。
4-3-3対3-4-3です。
バイエルンはミュラーがインサイドハーフで、ロベリが先発してます。
(監督のハインケスはインフルエンザに罹ってベンチ外w)
試合結果
試合は2-1でホームのバイエルンが勝利。
前半のうちに決着しましたけど、バイエルンにとっては結構ギリギリの勝利だったと思いますね。
得点者
前半6分 バイエルン:レバンドフスキ
前半29分 シャルケ:ディ・サント
前半36分 バイエルン:ミュラー
ミュラーの決勝ゴールは見た目はすごく地味なんですが、ものすごくうまいシュートです。
交代者
バイエルン
後半26分 ボアテング⇒ズーレ
後半32分 リベリー⇒コマン
後半36分 ハメス⇒マルティネス
シャルケ
後半14分 マイヤー⇒オチプカ
後半20分 ブルクシュターラー⇒ハリト
後半32分 ディ・サント⇒コノプリャーンカ
ハイライト
全体のハイライトです。
全体の印象と試合展開
バイエルン・シャルケともにいつも通りの戦た方を展開してたこともあって、両チームとも守備陣形を整えるシーンっていうのはあんまりなかった試合にはなりました。
互いに背後には広いスペースがあったんで、そこを積極的に狙う攻防(カウンターの応酬)にはなってましたけど、自力で勝るバイエルンの方が優勢だった感じでしょうかね。
ゴールは前半のうちにすべて決まってしまうんですが、決定機の数はお互いに変わらなかった印象です。
結局、決定率がバイエルンの方が上回ってた感じにはなっちゃいましたし、シャルケ的にはもったいない試合になっちゃいましたかね。
後半もなんだかんだでシャルケは頑張ってたんですけど、普通に1点が遠かったですな。
バイエルン的には危ないところもあった感じですが、なんとか逃げ切った感じでしょうか。
バイエルン
ハインケスの元、安定した戦いを披露している”ように見える”バイエルン。
でも実は試合の立ち上がりなんかは集中を欠いて守備のアクションが遅れたり、ボールウォッチャーになる場面があったりして、意外と危険なトコロも持ち合わせています。
まあ、リーグ戦の状況や最近の試合成績があるので、そこまで指摘されることはないんでしょうが、チャンピオンズリーグとか考えるとけっこう不安にはなってきます。
それで実際にこの試合でも立ち上がり一発目のシャルケのカウンターから決定機を作られてましたし、ちょっとフワッとした入りにはなってたと思います。
落ち着いてボールを回せるようになればこういった”症状”は無くなってくるんですけど、問題はそこに行くまで無失点で凌げるかどうかですよね。
で、この試合の戦い方はいつも通りのスタンスだったと思いますけど、ミュラーが中盤に入ってたこともあって、構え方が少し変わっていたような気がします。
ブロックは4-4で構えて前線に2枚を残すことにはなるんですけど、レバンドフスキ+もう一人はミュラーとロッベンが入れ替わってた感じです。
だから、右サイドに比べるとリベリーは少し低い位置にいた(守備時)と思いますし、ハメスもミュラーに比べると少し低い位置を取ることが多かったでしょうか。
まあ、意図的な動きだったと思いますけど、結果的にはここ(ロッベン・ミュラー)の連係で決勝点が生まれたわけですし、狙いとしては良かったんですかね。
シャルケ
若いテデスコ監督(32歳)が率いるシャルケ。
ホッフェンハイムのナーゲルスマンの方が注目されがちなんですが、この人も将来有望な監督です。
あと、シャルケで話題になっているのが、GKのフェアマンです。
最近なにかとイージーミスをやらかしており、この試合でも最初の失点は”少しやらかした感”がありましたね。
(どこに弾くかもGKとしては結構重要なんでね)
シャルケの試合は久しぶりに見たんですが、このチームはもともとかなり攻撃的なチームですし、相手がバイエルンであろうが積極的な守備を展開していました。
立ち上がりはいい位置からショートカウンターを仕掛けて決定機も作ってたんですが、結果的にここらへんを仕留められてなかったのが結果に響きましたね。
ポゼッションは当然バイエルンの方が上回ってましたが、その割にシャルケが押し込まれる場面っていうのはそこまでなかった印象です。
前線から人数をかけてハメに行っている分、後ろはかなりスペースが残ってましたんで、バイエルンにプレッシングをカワされてボールを前に運ばれてしまうと大体ピンチにはなってましたね。
(3-4-3ですが、5バックになるシーンはあんまりなかったですし)
攻撃は布陣的にもサイドを意識していたと思いますし、バイエルンもハイラインを維持していたことから背後に結構スペースがあったんで、それなりにスムーズにやられていたとは思います。
ただ、フィニッシュのところは精彩を欠いてた感じもありましたんで、ここは少しもったいなかったですし、これが原因で負けてしまったような感じにはなりましたね。
まとめ
この試合のバイエルンはビダルをアンカーにしてその前にハメス・ミュラーと並べたんですが、個人的には祖の布陣ってどうなのかな?って思っちゃいました。
攻撃の局面に限っていえばベストな配置にはなってくるんでしょうけど、守備の強度で考えると少し怖さがあるような気がします。
(ビダルにかかる負担がすごく大きいような気もするし)
バイエルンはCLでベシクタシュとあたることになってます。
まあ、順当にいけば問題ない相手だと思いますし、なおさら守備のところは気にしてもらいたいな~とは個人的に考えています。
(この試合の布陣で戦うのは結構リスキーな気もします)
そんな感じですね。
また次回!
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