17/18シーズングループC第6節、チェルシーとアトレティコ・マドリードのマッチレビューです。
すでに突破を決めているチェルシーと突破には勝利が最低条件のアトレティコ・マドリードとの一戦。
アトレティコはスタンフォードブリッジに乗り込んでの試合ですが、勝つためにはかなり積極的な戦いをするしかありません。
ローマの結果次第では勝っても敗退が決まってしまうんですが、そこは考えても仕方ないんでね。
まあ、突破を決めているとはいえ、1位通過を狙いたいチェルシーはしっかりメンバーを組んできてます。
ですので、思ってたよりガチンコな戦いになりましたし、緊張感のあるいい試合でしたね。
というわけで試合を振り返っていきます。
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フォーメーション
チェルシーとアトレティコ・マドリードのフォーメーションです。
チェルシーは少し入れ替えてますが、布陣はいつも通りです。
アトレティコはグリーズマン・トーレスの2トップ。
試合情報
試合は1-1の引き分け。
得点者
後半11分 アトレティコ:サウール
後半30分 チェルシー:オウンゴール
交代者
チェルシー
後半19分 バカヨコ⇒ペドロ
後半28分 ザッパコスタ⇒ウィリアン
後半36分 モラタ⇒バチュアイ
アトレティコ・マドリード
後半12分 トーレス⇒カラスコ
後半33分 ガビ⇒コレア
後半34分 ヒメネス⇒ビエット
ハイライト
全体のハイライトです。
主導権はホームのチェルシー
前半の立ち上がりはチェルシーがボールを持つ時間がそれなりにありましたが、それ以降はアトレティコがボールを支配してましたね。
でも、主導権はチェルシーが握ってる感じでしたし、得点チャンスはチェルシーの方が多かったです。
ただ、アトレティコのGKオブラクがすごいいい反応してましてね~
失点してもおかしくないシュートを何本も止めてましたよ。
お互いに守備の安定感があるチームですし、どちらかといえば相手に出てきてもらった方が戦いやすいと思うんですが、試合の条件的にもアトレティコが前に出てたことで、チェルシーの方がゲームをコントロールしやすかったんでしょうね。
アトレティコ的には「カウンターをカウンターで返す(ゲーゲンプレス的な)」ぐらいやらないと決定機作るのは難しかったし、ビルドアップからはあんまり可能性を感じなかったです。
それで後半も立ち上がりからチェルシーペースでしたね。
まあ、枠内シュートはいっぱい打ってたんですが、オブラクに阻止されまくり。
それですったもんだしてたら、アトレティコに先制を許すことになってしまいます。
CKからトーレスがフリックして、最後はサウール。
それで、その後に猛攻を見せたチェルシーが同点に追いついたことで、お互いが全体的に間延びした展開になりました。
両チームとも勝ちたいから積極的に前に行くことでスペースも広くなり、終盤はかなりバタバタしたんですが、そのまま引き分けで終わってます。
先制したかったチェルシー
チェルシーはビルドアップでバカヨコとセスクが少し高い位置をとることが多かった印象です。
(ブロックを作る時は、横並びになります)
カンテをアンカーにしつつ、2人がアザールとモラタに絡んでいく感じ。
それでアトレティコのブロックはボールサイドへコンパクトに作ってきますんで、逆サイドのスペースをどう活用するかがポイントだったんかなと思いましたね。
逆サイドのWBに展開するまでと展開してからフィニッシュに行くまでが重要なんですが、それなりにチャンスは作ってた印象。
まあ、それよりアトレティコがハイラインなんで、ロングカウンターから決定機を作ることが多かったですかね。
あんまりビルドアップするシーンも立ち上がりと1点を追いかける場面以外はなかったし、結構アトレティコには押し込まれてたんで。
それでチェルシーの守備ブロックはいつも通り。
5バックで中盤3枚を前に配置する陣形です。
まあ、普通に守備は堅かったですね。
アトレティコのビルドアップをきっちり跳ね返してましたし、決定機は作られてなかったんでね。
ただ、セットプレーから失点することになりましたが、サウールについてたのはバカヨコなんで(マンマークで守ってたし)、半分はバカヨコのせいかな。
それにしても、この試合のバカヨコはパフォーマンス悪かったですかね~
途中でペドロに交代してるし。
試合を通して、相手GKのオブラクに決定機を阻止されまくってたんですが、なんとか1点は返した感じですかね。
まあ、勝たないとあんまり意味ないんですが、最低限の格好はついた形じゃないでしょうか。
アトレティコは押し込んだが
アトレティコはどうしても点が必要なので、いつもよりは立ち上がりから積極的にボールを奪いに行ってましたね。
相手が3バックなんで、グリーズマン・トレース・コケ(トーマス)の3枚でハメに行ってる感じ。
ただ、中盤は最終ラインと近い距離を保ちながら陣形を組んでたんで、ハイプレスって感じでは無かったですかね。
まあ、思ってたより高い位置でボールは奪えていませんでしたが、そもそも前線に人数が残っていることでロングカウンターからでもそれなりに迫力はありましたね。
とはいえ、ブロックは基本的に7枚で作ってて、いつもより1枚少なくなってるんでリスクは取ってます。
まあ、中央のスペースはきっちり消してくるんで、それによって空いてくるサイドをどうケアするのか?チェルシーのカウンターにどう対応するのか?が守りのポイントだったと思います。
サイドに関してはある程度仕方なくて、できるだけ早くスライドするしかないんですが、カウンターに対しては相当厳しく行ってましたね。
特にアザールに関してはイエロー覚悟で潰しに行くシーンもちょこちょこありましたし、意図的にファールを狙ってプレーを切りに行ってたのはシメオネらしい感じだったんかなと。
ビルドアップではグリーズマンがいろんなところに顔出してましたね。
で、立ち上がりこそバタついてましたが、その後は落ち着いてボールを回せてました。
ただ、チェルシーのブロックは普通に堅いんでフィニッシュまではなかなか行かなかった試合でしたね。
まあ、終始、苦しい試合展開でした。
セットプレーでなんとか先制したんですが、逃げ切れませんでしたね~
まとめ
アトレティコは引き分けでグループステージ敗退が決まっちゃいましたけど、仮にこの試合に勝ってたとても、ライバルのローマがカラバフに勝ったんで、突破はムリでしたね~
まあ、アトレティコはやっぱりカラバフから勝ち点3を拾えなかったのが、最終的に響きましたね~
それでチェルシーの方もローマと勝ち点で並びましたけど、ローマとの直接対決の結果で2位通過が決まってます。
なので、お互いにとって悪い結果となってしまった試合だったんですが、これは仕方ありませんね。
まあ、決勝トーナメントはまだ先の話なんですが、非常に楽しみですね~
それではまた次回!!
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