17/18チャンピオンズリーグのグループステージH第5節、ドルトムント対トッテナムのマッチレビューです。
トッテナムは前節でレアルを破ってグループステージ突破をすでに決めています。
一方のドルトムントは崖っぷち。
この試合に勝っても、レアルがアポエルに勝利すると敗退が決まります。
実は先にリバプールの方を観ようかなと思ってたんですけど、トッテナムが割とガチメンバーだったんで、こっちを先にレビューしてます。
ただ、試合は思ったような感じには、、、
ってことで、試合を振り返っていきます。
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フォーメーション
ドルトムントとトッテナムのフォーメーションです。
香川が先発してます。
試合情報
試合は1-2でトッテナムの勝利。
得点者
前半31分 ドルト:オバメヤン
後半4分 スパーズ:ケイン
後半31分 スパーズ:ソンフンミン
交代者
ドルトムント
後半21分 香川⇒カストロ
後半33分 ザガドゥ⇒トプラク
後半47分 ビュルキ⇒ヴァイデンフェラー
トッテナム
後半36分 アリ⇒デンベレ
後半40分 エリクセン⇒シソコ
後半41分 ケイン⇒ジョレンテ
ハイライト
全体のハイライトです。
全体の印象
立ち上がりはなんか微妙な感じ。
最初にドルトはハイプレスを仕掛けるんですが、トッテナム相手にあんまりハマらなかったです。
逆にDFラインの背後を突かれて、ピンチを迎えるところがありましたし、いい入り方ができなかったですかね。
それでもドルトムントは前半に先制してますが、それまで流れはほぼ無かったです。
まあ、ボールは保持してましたが、どちらかというと”持たされている”感じ。
前半を通して、決定機はトッテナムの方が作ってましたし、ドルトムントは「よく失点しなかったな」って印象です。
(ビュルキのファインセーブが多々あった)
でも、我慢はそこまで続かなかったですね。
後半開始早々にトッテナムが同点に追いつきます。
インターセプトしてからのショートカウンターで。
まあ、ケインのシュートはうまかったですけど、ちょっとドルトにとってはもったいない失点だったかなと。
その後の展開的にはドルトムントが攻めて、トッテナムがカウンターを狙う感じだったんですけど、、、
あっさり逆転されてます、ドルトムント。
この試合あんまり目立ってなかったアリにサイドを突破されて、最後はソンフンミン。
これももったいなかったね~
それに、その後は何もできなかったですね、ホントに。
頑張ってたビュルキが負傷交代して、ドルトは今後がより一層不安になったぐらいかな、唯一気になったのは。
それにしても内容も悪いし、結果も悪いしで、ドルトムントはいいとこなかったですね~
ドルトムント
ドルトのプレッシングは全体的にコンパクトにまとめて、ボールサイドへ選手が寄って行く感じ。
で、DFラインはかなり高めに設定してるんですが、今シーズンの失点はここの裏を狙われてやられちゃうことが多いです。
特にこの試合の裏返し(ウェンブリーの試合)では、トッテナムに序盤からこの形で簡単にやられちゃってたんで、ここのリスクマネジメントは非常に大事だったはず。
(この試合でも危ないシーンは多々あった)
それで、今までの試合と守り方を変えてますね。
4-5の9枚ブロックにしててボールサイドによって前に出ていく選手が変わる感じです。
ただ、あんまり高い位置からアプローチに行かなくなってました。
ちょっと前のバイエルン戦は香川とオバメヤン2枚を残した8枚ブロックでやってたんですけどね。
あまりにも上手くいかないから、ボス監督はいろいろと試行錯誤してるんかな~
それでその副作用というか、、、
最近の守り方を変えてきた影響で”ショートカウンター”がほぼ無いんですよね。
シーズン序盤から爆発的な攻撃力を示せたのは、実はこの部分がかなり大きかったのに、、、
チームの良さが消えて、守備の不安定さは解消されてない、、、
うーん、しんどいですね、ドルトムントは。
トッテナム
グループ突破をすでに決めている割に主力メンバーをほぼ使ってきたのは、新しい戦い方のテストも兼ねてたんかなと思ってます。
ケイン・ソンフンミン・アリ・エリクセンって攻撃的な部分での同時起用は今まで無かったんで、その辺がうまくいくか見たかった感じかなと。
で、それに関しては”特に目立っていいところ”があったわけでは無かったです。
それで守備に関して。
ブロックは5‐3の8枚で、ケインとソンフンミンが前線に残ってます。
相手のインサイドハーフが3枚なんで、中央を絞りつつそれをケアしてるイメージ。
ウイングに対してはCBとSBで数的優位を作って対応できるので、意外と堅い守備です。
ドルトムントのビルドアップにはそれがハマってたんで、ここは良かったと思いますね。
ただ、序盤から最終ラインが若干乱れてたのは少し気になったかな。
(失点シーンはそれでやられたわけだし)
それで、戦い方は堅守速攻。
カウンターになると速いですし、ドルトのハイラインを受けて、単純にDFラインの裏を狙ってる感じでした。
ビルドアップは相手のブロックの外でパスを細かく回しながら、ある程度深い位置まで行けば、そのままクロスを上げる感じ。
だから、攻撃はかなりシンプルですし、ドルトのCBはそこまで強力ではないので、ケインとソンフンミンでなんとかできそうなところもあったかなと。
後は、、、突破を決めてるんで当たり前なんですが、全体的にあんまりやる気を感じなかったですね。
それにテスト的な布陣は正直微妙だったし、、、
結局、トッテナムのこの試合へのスタンスがよくわかりませんでしたね。
(それでも逆転して勝ったし、2点取ったのは流石なんやけどね)
まとめ
個人的にはドルトムントのGKビュルキが頑張ってましたね。
先制ゴールのヤルモレンコのパスとオバメヤンの飛び出しはキレイに決まってますが、この形以外はあんまり印象的な攻撃ができてなかった印象。
香川はボールを持った時の動きは安定してましたが、守備の時に判断ミスというか、ポジショニングのミスがあったと思ってます。
(すごい細かいところだし、試合展開を左右するようなものではありませんが)
しかもこれはドルト全体に言えるんですけどね、、、
まあ、守備が不安定でしたね。
ブロックはコンパクトにしてる割に、簡単に縦パスを通されてたし、、、
非常に不安ですな、週末のシャルケ戦が。
どうなりますかね~~~
それではまた次回!!
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