17/18セリエA第16節のユベントス対インテルのマッチレビューです。
(少し前の試合やけど更新するタイミングが無かったんよね~)
注目のイタリアダービーですし、勝ち点差も”2”で上位チームの直接対決となってます。
ユベントスのホームゲームですが、対戦相手のインテルは未だリーグ戦無敗。
かなり難しいゲームになりましたね、ユベントスにとっては。
直近の試合でクリーンシートを続けてるユベントスとリーグ戦の失点がかなり少ないインテル。
お互いに堅守を誇るチーム同士の対決ですし、必然と締まった試合にはなります。
欧州カップ戦がないインテルの方にアドバンテージがあったかなと思いますが、ある程度予想できた結果にはなりましたかね~
というわけで、試合を振り返っていきます。
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フォーメーション
ユベントスとインテルのフォーメーションです。
ユベントスはディバラがスタメンから外れたのが、結果的にはアッレグリ監督の采配がどうだったんだ?って話にはなりますわね。
インテルの方はベストメンバーだと思います。
試合情報
試合は0-0の引き分け。
まあ、どちらにとっても悪くない結果なんですかね。
ユベントス的には勝ちたかったゲームかもしれませんけど。
得点者
なし
交代者
ユベントス
後半30分 ケディラ⇒ディバラ
後半40分 ピャニッチ⇒ベンタンクール
インテル
後半18分 サントン⇒エンリケ
後半24分 カンドレーバ⇒ガリアルディーニ
後半40分 イカルディ⇒エデル
ハイライト
全体のハイライトです。
バチバチの試合
立ち上がりから両チームともかなり積極的に守備をしてました。
高い位置からボールを奪いにプレッシングをハメに行ってたんで、自然と全体がコンパクトにまとまってましたし、トランジションの部分も激しくなります。
ハイプレスのぶつかり合いでしたが、どちらが優勢だったかは判断が難しい感じだったかなと。
球際は相当激しくて、お互いにバンバン削ってましイエローカードが頻発しましたけど、退場者が出ないのはチームのコントロールがきっちり効いてた証拠ですかな。
まあ、試合は激しかったですが、前半は決定機がほとんどなくて、展開としては膠着してました。
ユベントスには少し決定機がありましたが、インテルはシュート0本でしたね。
後半に入ると少し様相が変わってきて、ユベントスが押し込む展開。
惜しいシュートも何本かありましたが、ハンダノビッチに阻止されてます。
こういう試合を観てるとやっぱりGKもホント大事ですね。
まあ、DFとしてはGKに仕事させないようにするのがベストなんですが、それでも限界はありますし、GKの威圧感が相手FWに与えるプレッシャーって重要ですし。
引き分けでしたが、両チームとも集中力が高くて良いゲームでしたし、面白かったですね。
半分ハマったユベントス
この試合のユベントスはディバラを外したことから、守備面を考えてインテルの中盤に合わせてきた格好になってます。
ただ、弱気になって守備を固めるためではなく、積極的な守備からゲームのリズムを作っていこうって感じには見えましたけどね。
だから、ナポリ戦とは違って「ボールを奪いに行く」方に重心がかかってて、カウンターから相手を仕留めたかったんだと思います。
で、”ボールを奪う”ことに関しては全体的にハマってた印象です。
ただ、カウンターはあんまりうまくいってなかったですね。
そもそもインテルのネガティブトランジションがとてつもなく速かったし、前方で起点を作ろうにもイグアインが孤立することも多くて、攻撃がノッキングしてました。
ディバラがスタメンでいてイグアインとともに前線に残ってたら、カウンターの速さもかなり変わったんでしょうが、それは結果論なんでね、仕方ないところはあります。
とりあえずこの試合は右サイドのクアドラードからマンジュキッチに合わせるクロスボールが非常に多くて、アーリークロスでしたがボールスピードもかなりあって、マンジュキッチがフィニッシュするまで結構いってました。
クアドラードは日本がW杯で対戦するコロンビア代表なんですが、この選手が好調を維持していると日本にとってはかなり厄介だなと改めて感じましたね。
イカルディのインテル
インテルの特徴って、全員がハードワークする堅守をベースにチームを安定させつつ、イカルディに点を取らせることだと思ってます。
まあ、そんなわけでイカルディって最近のFWには珍しく中央で張り続けていることが多いです。
(ボールを受けに降りてきたり、サイドに流れたりする動きが少ないです)
クロスボールとかスルーパスに対して、何回も、何回も動きなおします。
相手DFとの駆け引きがうまく、どれだけ相手にマークされてても最終的にボールを受けるときにはマーカーを外しています。
その結果が現在の得点数に表れてますし、インテルはイカルディが好調をキープしている間は負けないチームだといえます。
(この試合はボールが全く来なかったんでね)
で、守り方はゾーンをベースにブロックを作ってましたが、ボールサイドではそのブロックからアプローチに飛び出していくことが多かったですね。
自陣でもできるだけサイドに追い込んでボールを奪おうとしてましたし、積極的な守り方だったと思います。
まあ、守備組織の連係も非常に良くて、インテルはいいチームだと思いますし、スパレッティ監督は短期間でここまでチームを作ったのは流石です。
なかなか効果的な攻撃ができずに辛抱の時間が長ったインテルですが、それでも最後まで集中が切れずに守り切ったのはコンディションの良さを表している感じだったんかなと。
まあ、しんどい試合でしたがユベントスとのアウェーゲームで勝ち点1を獲れたのは大きかったですかね。
まとめ
相手の良さを最大限消しつつ、積極的な守備からゴールを狙いに行ったユベントスでしたが、最後までインテルは堅かったですね。
初めからディバラがいたらどうゲームになってたのかが非常に気になりますが、こればっかりはわからないです。
まあ、今節は上位チームが軒並み勝ち点3を獲れてないので、順位に変動はありません。
今のところインテルが首位ですが、まだシーズンは長いですし、セリエAはどこが優勝するかホントに全く読めないですね。
そんな感じで今後も楽しみですね。
ということで、また次回!!
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