前回から引き続いて久しぶりに見たハリルジャパンの印象について書いていきます。
なかなかにザッケローニ時代と比較すると第1印象は非常に良くなかったハリルジャパン。
そのハリルジャパンについていろいろと書いていく前に、まずはハリルさんがどんな人物なのか書いていきます。
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ハリルさんはどんな人?
現役時代のハリルさんはフランスの「リーグアン」で活躍されていたそうで、FWとしてゴールを量産した選手だったみたいです。
(たしか、パリサンジェルマンだった気がします)
で、監督としてのハリルさんは2014年のブラジルW杯にてアルジェリアをベスト16に導いています。
アルジェリアはアフリカにある国で、まあ正直サッカーが強いイメージは全くありませんし、それを考えればかなりいい結果をのこしたことになります。
まあ、日本代表監督に招聘されたのもその辺りの実績が評価されたわけですし、監督としての手腕はかなりありそうだと言えます。
ちなみにハリルさんはミーティングがかなり好きなようで、代表合宿中はほぼ毎日ミーティングしているそうです。
仕事に対しても非常にマジメで、職務時間も歴代の監督の中でもトップレベルに長いみたいです。
(なんかの番組で槙野と柏木が言ってた)
で、そんなハリルさんがコンセプトに掲げているサッカーっていうのが、、、
ハリルさんがしたいサッカー
プレッシングを重視した堅守速攻のチームです。
まあ、それはアルジェリア時代から変わったないみたいです。
それでハリルさんが日本代表監督に就任されてから、よく聞くようになった言葉は「デュエル」と「縦に早いサッカー」になります。
(まあデュエルなんて聞いたのは、「遊戯王」以来なんですけどw)
で、デュエルっていうのは、つまりは球際の強さのことを表してます。
まずは1対1の勝負に負けないようにしよう!ってことを重要視している感じ。
特にハリルさんがこだわっているのは、フィジカルコンディションの部分です。
言ってみれば、”とりあえず全員ムキムキになれ”と、”C・ロナウドみたいに体幹を鍛えて体を絞り上げろよ”と。
そんな感じですかねw
で、縦に早いサッカーっていうのは、そのままの意味です。
少ないパスでできるだけ早く相手ゴールまで攻めあがってフィニッシュまで持って行こうってイメージ。
結局はそれをハリルジャパンは実行しているわけです。
しかしながら、、、
対戦相手が守備ブロックを形成している時に縦パスをムリに狙ってもインターセプト(パスカット)されるかポストに入った選手が激しいプレスにあってつぶされることが多かったです。
そう言う意味で言うと、縦パスを狙いやすい状況ってカウンターを仕掛けるときだけだったりします。
相手が攻めてきたボールを奪取した瞬間って、守備ブロックができていませんので、縦パスがかなり通しやすい状況になっています。
ハリルさんとしては、ビルドアップの段階からもっと早くってイメージなんだとは思いますが、実際にプレーしている選手との認識にズレがあるためか、それが全然できてなかったですね。
そういうこともあって、今の日本代表が縦に早いサッカーができるシチュエーションっていうのは、カウンターの場面しかないんですよね。
しかもショートカウンターじゃないとダメです。
(攻撃になってない)
というわけで
結局はカウンターを軸にするしかないので、、
全体的な流れとしては、
- 高い位置からプレスをかける
- ムキムキの選手が相手からボールを奪う
- 相手のゴールに向かって走っている選手に早いパスを出す
って感じですかね。
それでポイントになってくるのが、高い位置からプレスをかけるところですね。
FWの選手の動きだしを合図に、それより後ろのポジションにいる選手が連動して守備をする感じ。
基本的にFWの選手がボールを奪取することはありませんが、FWが相手選手のパスコースを限定しつつ、後ろにいる選手がパスの出所を予測しながら、パスが出たところにアプローチしに行く感じになります。
その時に出てきたパスをインターセプトできれば最高だし、仮に相手につながってしまっても、そこで1対1に勝ってボールを奪取できればいい、、、って狙いですな。
このやり方のメリットは、比較的高い位置で相手ボールを奪取することができれば、そのまま高い位置から攻めることになるので、自チームの攻撃に早さが出ることです。
つまり、高い位置からカウンターを仕掛けることができるので、大チャンスになるってイメージ。
(だからこそ、ショートカウンターを狙うチームが多いんですけどね)
反対にデメリットとしては、高い位置からプレスをかけるので、前線の選手にもかなりの運動量が必要だということと、最終ラインを高く保たないといけないので、相手チームに裏を取られやすくなります(これは状況によりますが)。
まあ、そんな感じで、次回はもう少し細かく見ていきます。
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