17/18ヨーロッパリーグ決勝ラウンド32のナポリ対ライプツィヒのマッチレビューです。
こちらもドルトムントとならんで、注目の対戦カードとなってます。
両チームともチャンピオンズリーグでの成績が奮わず、ヨーロッパリーグの方に回ってきた感じですが、地力のあるチーム同士の対決ですし、個人的にも非常に楽しみでした。

まあ、互いに所属リーグでは気の抜けない展開が続いておりますし、ELは日程的にもしんどいところがありますんで、メンバー構成なんかも結構重要にはなってきますし、選手のコンディションも大事です。
特にナポリの方は是が非でもスクデットを獲得したいクラブの意向があるようですし、カップ戦の優先順位は低くなりがちです。
結果的にもこの辺の采配が影響したかもしれないと言えますし、ちょっと予想外の展開にはなりましたね。

というわけで、まずはスタメンから。

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スタメン

ナポリとライプツィヒのスタメン(フォーメーション)です。

4-3-3対4-4-2です。

ナポリはターンオーバーしてますが、基本フォーメーションは同じです。
ライプツィヒは比較的ベストメンバーだと思います。

試合結果

試合は1-3でアウェーのライプツィヒが勝利しています。

ちょっと、ナポリのパフォーマンスが悪かったですかね。

得点者
後半7分  ナポリ:ウナス
後半16分 ライプツィヒ:ベルナー
後半29分 ライプツィヒ:バーニャ
後半48分 ライプツィヒ:ベルナー

意外と3失点目が次戦に響きそうです。

交代者
ナポリ
後半8分  ハムシク⇒インシーニェ
後半9分  ヒュサイ⇒マリオルイ
後半15分 オウナス⇒アラン

ライプツィヒ
後半34分 バーニャ⇒フォルスベリ
後半37分 ポールセン⇒アウグスティン
後半41分 ケイタ⇒デメ

ハイライト

全体のハイライトです。

全体の印象と試合展開

ホームチームのナポリもそうですし、乗りこんできたライプツィヒも陣形的にはかなりコンパクトな形をとってくるので、ボールを中心にかなり密集した攻防が繰り返されるゲームにはなってます。
もちろん、ワイドに展開して行くシーンもあるんですけど、たまにそうやって密集することがあり、両チームの特徴を表していて非常に面白かったです。

それで前半はスコアレスで折り返すことになりますけど、展開的には五分だったと思います。
どっちも決定機がありましたし、押し込んだり押し込まれたり、、、みたいな感じでした。
まあ、カウンターは互いに非常に速かったですし、いつ点が入ってもおかしくない緊張感のあるゲームでした。

それで後半に入るとホームのナポリが先制。
このウナスのゴールは非常にシュートが上手かったです。
なかなか緊張感のある展開の中、ナポリの先制点っていうのは非常に大きかったとは思いますが、その後のライプツィヒの猛攻を凌ぎきることはできませんでしたね。

まあ、ライプツィヒが強かったと思いますし、ナポリ側のミスもあったりして逆転されちゃいましたな。

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ナポリ

かなりターンオーバーをやってきたナポリ。
中盤にハムシクがいるとはいえ、ジョルジーニョ・アランがいないと中盤の構成力や守備の強度がまったく違いますし、前線にメルテンスとインシーニェがいないと攻撃の迫力も違ってきます。
ジェリンスキは控えメンバーながら調子がいいですし、この試合のカジェホンは偽9番的な動きを狙ってたとは思いますけど、ベストメンバーと比較すると「別のチームだ」っていう印象は持ってしまいます。

ナポリは基本的にメンバーを固定してリーグ戦を戦っていますし、なかなか選手を入れ替えてもうまくいかないことが多いです。
まあ、それだけ各選手に要求されるタスクのレベルが高いことを表しているとは言えますけど、その中で一番難しいと思うのは”ポジショニング”のトコロです。
ゾーンディフェンスの動きは当然いりますし、ボールの位置や展開によっては選手の位置がコロコロ変わっていきますので、それに合わせた的確なポジショニングが要求されてきます。

誰かがアプローチに飛び出していけば、そのスペースを埋めるために誰かがプレスバックしたり、またはスライドしたり。
時にはローテーションしているような動きを全体で見せることもあります。
ボールの位置を基準にファーストDFがすぐに決まるし、それに合わせて周りも動き出す。
いろんな局面でめちゃくちゃ頭を使う動きを要求されますし、それを高いレベルで実現しているからナポリのプレッシングは非常に強力になってます。

とりあえず、この試合はビルドアップの場面はともかく、そういったプレッシングの強度が足りてないところがあって(特に中盤)戦い方そのものがハマらなかった感じですかね。
プレッシングで相手のビルドアップは妨害してましたけど、それを逃れるために相手が蹴ってくるロングボールの処理にかなり困ってましたし、相手の足が速い選手にDFラインの裏を取られてしまうシーンもかなり多かった印象です。

あとは、中盤にアランがいないことで相手の楔を制限できなかったことと、ジョルジーニョの代わりに入ったディアワラのパスミスがあったり、全体的にボールロストする場面が多かったのも影響してたと思います。
いろいろと書きましたけど、そういったことが重なってたこともあって、大量失点しそうな雰囲気っていうのは実は前半からありましたね。

ライプツィヒ

組織的なプレッシングの精度に足元の技術も備わったラングニック監督のライプツィヒ。
個人的に注目している快速のベルナーはリーグ戦であんまり出番がなかったりしてましたけど、この試合はスタメンで出場してますし、ゴールを奪う活躍も見せています。

2トップのポウルセンとベルナーはともに快速を誇ってますし、それを活かしたアプローチの速さやボールを奪った後の仕掛けなんかは非常に強力です。
それに全体的に組織だったコンパクトなプレッシングを高い位置から積極的に仕掛けていきますし、ハマったときにはかなりの威力を発揮します。
監督のラングニックの戦い方は従来から”そうらしい”んですが、ライプツィヒはそれに加えて選手個々の技術レベルの高さが融合してきたチームにはなってくるんでしょう。
(そういったことから、昨シーズンのブンデスではドルトムントを上回ったわけですし)

それでビルドアップでは選手の位置そのものが非常に”高かった”です。
ナポリがハイラインを維持していることもあって、相手の最終ラインに4~5枚張っていることもよくありました。
まあ、足が速い選手がたくさんいるんで、狙いとしては非常にシンプルですが、結果的にこの戦い方がうまくいった感じにはなってます。

攻撃に人数をかけてる分、カウンターをくらう局面では普通に数的不利になるシーンがけっこうありましたけど、そこら辺は相手の攻撃を遅らせつつ味方の戻りを待ってなんとか対応してた感じです。
チーム全体的にトランジションも速かったですしね。
そこもナポリを上回ってた感じでたし、全体的な守備対応もナポリより良かった印象です。

まとめ

まあ、ナポリは先制しながらもホームで逆転負け。
しかもアウェーゴール3点もありますんで、次回のゲームは非常に厳しくなってます。
ヨーロッパリーグは非常にタイトなスケジュールとなってまして、来週には折り返しのゲームがあります。

個人的に注目したいのはそのゲームにナポリがどういったスタンスで臨むのか?ってところですね。
本気で勝ちにいくんであればベストメンバーを組むだろうし、消化ゲームなら今回のメンバーみたいにはなりそうですし。
まあ、この試合の観客もめちゃ少なかったんでね。
ファン的にもそういった姿勢でも許容されそうです。

いや~、ナポリには勝ち進んでもらってアトレティコとの試合が見たかったんですけどね~
ちょっとそれは厳しそうです。

そんな感じですね。
また次回!!