「攻撃的なサッカー」=「守備を放棄する」ではない

「攻撃的なサッカー」=「守備を放棄する」ではない


W杯があるので今シーズンのJリーグはもうすぐ中断期間を迎えます。
なかなか、1回の勝利で順位がコロコロ変わってしまうぐらいJリーグは混戦なんです(中堅の話ね)が、それでも下位チームっていうのはわりとハッキリしてきています。

真下から昨シーズンギリギリで昇格してきた名古屋グランパス。
残留争いをしてたサガン鳥栖。
長谷川監督が退任したガンバ大阪。
後は、昨シーズンの上位チームだった横浜Fマリノスって感じです。

まだシーズンも途中ですし、中堅チームまでの勝ち点差はほんの少しとはいえ、降格圏に滞在しているのはいろいろと理由があるはずです。
選手のメンタル(気持ちの切替)とかチームの勢いだったり、なぜかわからないけど展開が悪かったり(レフェリングの関係で)することが原因で勝ち点を落としてしまうことがあるにはあるんですが、やっぱり根本的な原因はサッカーの話になってきます。

試合を観ると

サガン鳥栖はほとんど観てないので除外するとして、残りのグランパス・ガンバ・マリノスっていうのは攻撃的なスタイルでサッカーをやっています。
サッカーのスタイルに正解はありませんし、結局は「勝った方が正しかった」っていう結果論になりがちです。
だから、その戦い方に関して文句をいう気はありませんし、観客からするとそっちの方がたぶん面白いはずです。

ところが「攻撃的に行く」=「守備をしない」ってことになってしまうと試合には勝てません。
どれだけ攻撃的に行こうが、守るべき時は全員でしっかり守らないといけないんです。

上にあげたチームの選手たちがどういった意識でやっているのか?はわかりません。
実際はかなり守備意識を高く持ってやってるかもしれません。
でも、外から試合を観ている印象では全力で自分達のゴールを守ろうとしているようには感じ取れません。

カウンターの局面で自分達のゴールが脅かされそうになっているのに、そもそもプレスバックする選手が少なかったり(もしくはいなかったり)。
切替のところでボールを奪われてすぐの寄せが甘くなっていたり、押し込まれた状況での選手たちのポジショニングが悪かったり。
何気なく見ていてもそういったところがわかります。

バルサやシティ、そしてナポリ

世界的に攻撃的なチームでイメージするとラ・リーガのバルセロナやプレミアのマンチェスター・シティとか、セリアAのナポリが思い浮かびます。
これらのチームは攻撃的なスタイルを保っていますし、その展開するサッカーは観客を魅了する「非常にキレイなサッカーだ」と言われています。

基本的にボールポゼッションは高いですし、相手チームを押し込むことが多いです。
そのうえ、そこからハイレベルな選手たちがダイレクトプレーを織り交ぜながら、相手ゴールを目指していく姿は非常に爽快になります。

これらのチームはそのスタイルを維持しながら結果を残しています。
バルセロナやシティはリーグ優勝していますし、ナポリは2位です。

だからこそ、いろんなチームがその戦い方を研究し、真似しようとします。
でも、表面的なところを真似したってなかなかうまくはいきません。

上にあげた3チームは”守備と攻撃を一体”で考えています。
それに守るべきところはしっかり全員で守ります。
(ホントに特殊なのはメッシぐらいですが、彼でも必要に応じてプレスバックします)
守備してないように見えるのは”ボールを持ってる時間が長いから”です。

押し込まれた状況ではきっちりとゾーンでブロックを作りますし、ハイラインでロングカウンターを食らいそうな局面ではしっかりとプレスバックします。
さらに相手にボールを奪われても誰かがすぐにアプローチに行ってボールを奪い返します。

攻撃的なチームで結果を残せているのは「やることやってるから」です。
守らなくて勝てるチームはありません。
だって、サッカーは得点するより”失点しない方”が簡単だからです。

今回はJリーグのチームをピックアップしてますけど、日本サッカー(代表)がこの方向に進む可能性が普通にあります。
それはハリルホジッチの解任、西野新監督に期待する声、後は「日本人らしさ」によるものです。

ホントにそうなるのか?また違った方向に進むのか?はロシアワールドカップが終わってから少しは見えてくるでしょうけど、”守備を放棄する”ことだけはやめてほしいです。

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