17/18セリエAの第26節、ローマ(3位) 対 ミラン(7位)のマッチレビューです。
セリエAでは注目のビッグゲームですし、ヨーロッパのカップ戦を懸けた熱い戦いになってます。

CLではシャフタールに負けちゃったローマとELでは危なげなくR16に進むこととなったミラン。
セリエAはナポリとユベントスが抜けてますんでスクデットを獲得するのは厳しいんですが、CL出場権を確保するにはお互いに負けられない戦いにはなってます。

ミッドウィークにそれぞれゲームがあったんでスケジュール的に厳しい両チームでしたが、戦ってみればアウェーのミランの方が元気でしたかね。
というわけで、まずはスタメンから。

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スタメン

ローマとミランのスタメン(フォーメーション)です。

中盤の形がまったく同じの4-3-3同士の対決です。

カップ戦の影響で少しメンバーが変わってますかね。

試合結果

試合は0-2でアウェーのミランが勝利。

互角の戦いでしたが、ミランはよく勝ったと思います。

得点者
後半3分  ミラン:クトローネ
後半29分 ミラン:カラブリア

スソ⇒クトローネのところはうまかったです。

交代者
ローマ
後半19分 ナインゴラン⇒ジェコ
後半28分 ユンデル⇒デフレル
後半35分 ペレグリーニ⇒ジェルソン

ミラン
後半22分 クトローネ⇒カリニッチ
後半37分 スソ⇒ボリーニ
後半45分 ボナベントゥーラ⇒モントリーボ

ハイライト

全体のハイライトです。

全体の印象と試合展開

立ち上がりは両チームともいい入りをしたこのゲーム。
布陣も似てれば戦い方も似ていたんで、それはそれで面白かったです。

ボールの動きはかなり上下に速く動いてましたが、シュートシーンや決定機はあんまりなかった前半になってます。
展開的には五分だったと思いますし、非常に締まったゲームでしたね。
ハイプレスが特徴的なチーム同士なんで、ビルドアップの初期段階でイージーミスすると途端に大ピンチとなってしまうのも緊張感があって面白かったです。

どちらがゴールを奪ってもおかしくありませんでしたが、後半に入ってすぐにアウェーのミランが先制。
スソのクロスとクトローネの飛び出しは非常に質が高ったです。
結局これが決勝点とはなってますけど、最近のローマは後半に集中が切れてパフォーマンスが落ちる傾向があるようで、、、
この試合もそんな感じの展開にはなっちゃいましたね。

途中からナインゴランを下げてジェコを投入したローマは4-4-2の布陣に変えてましたけど、あんまり効果はなかった印象です。
そんなところにミランのカラブリアに追加点を取られてしまったんで、試合が終わっちゃった感じになってます。
(あのワンツーは完璧でしたし)
まあ、終わってみれば、ミランが強かったゲームでしたね。

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ローマ

前線の主力をかなり休ませたローマ。
ただ、ユンデルなんかは最近好調でゴールも決めておりますし、個人的には注目していた選手です。

それで、ホームゲームで主導権を取りたいローマは前線からかなり積極的なプレッシング。
ショートカウンターは積極的に狙ってたと思いますし、ローマ同様ミランもハイラインを維持してたんで、全体的にコンパクトなゲームにはなってます。

まあ、ミランもそうだったんですがブロックは4-4で構えてましたけど、その中で面白かったのはナインゴランが結構前に飛び出していたことですね。
彼が前に行くとその代わりに誰かがプレスバックしますけど、当たり前のようにやってるこういう動きが”無駄な走り”をしなくて済む要因になってきたりします。
(結局、ボールへ一番近い選手が飛び出す感じにはなりますし)

戦い方が似てたミランとは力比べ的なところもあったとは思いますけど、メンバーを落としていたことやコンディションのところが響いちゃった気がします。
注目のウンデルも全体的に消えてましたし、ちょっとしんどいゲームになりました。

ミラン

ガットゥーゾ監督のもと、徐々に昔の強さを取り戻しつつあるミラン。
最近のリーグ戦が好調なのは”失点しなくなった”からなんですが、チームとしての戦い方がメンバーに浸透していることやその中でメンバーを固定して戦ったことによる”連携面の強化”がその要因にはなってくるんでしょう。

調子を上げるのに特別なことをやってきたわけでは無いでしょうし、トランジションの速さ、球際の強さ、そしてそれを支えるためのハードワーク(スプリント)など、ここら辺のパフォーマンスが徐々に上がって来てるとは思います。
それでこの試合でも、ボールの奪いどころもかなり高めに設定してましたし、そこのプレッシングをカワされた場合のプレスバックも全体でいい感じにやってましたんで、ローマに対して優位に試合を進めることができてたと思います。
(特に後半は)

それで、押し込まれた時のブロックは4-4で構えてましたけど、ワイドのスソかチャルハノールが中盤に下がってくる構えです。
(それにケシーが飛び出すこともありましたし、ここもローマと非常に似てました)
まあ、ここはボールサイドで変わってくる感じですし、チャルハノールが最近出場機会が増えてきたのも守備のタスクがスムーズにこなせるようになったからでしょうかね。

ただ、チャルハノールは攻撃面ではまだまだ物足りないところがありますでしょうか。
スソは相変わらずのパフォーマンスでしたが、チャルハノールがボールを持った時のアイディア不足とかが結構目立ってた印象です。
(周りのサポートとかも影響してくるところですけど)
なにかしら違いを見せれるようにならないと、今後の出場も微妙にはなってくるでしょう。

まあ、それ以外のところでのパフォーマンスは比較的高かったと思いますし、試合を通して全体が集中できてましたね。
先制してゲームをきっちりコントロールしてましたし、今後の戦いにも期待が持てると思います。

まとめ

実はローマとミランはセリエAの中でも”チームの走行距離”がかなり短いチームとなってます。
(17位と18位)
ハードワーク(スプリント)はしてますけど、無駄な部分はそぎ落とされているサッカーを展開しているからこういった結果になってるんでしょう。
その辺を考えるとゾーンディフェンスが主流になってくる理由もよくわかりますかね。

まあ、この試合はミランの強さが見えた試合だったと思いますし、3位以下は混戦となってきましたな。

ちなみにガットゥーゾ監督の年俸は12万ユーロ。
(日本円だと2000万もないぐらい)
これはセリエAのチーム中でも”最小”らしいんですが、彼はまったく気にしてないそうです。
「年俸交渉している時間があるなら、ひたすら練習したい」らしく、ホントに漢気全開です。

ガットゥーゾは選手時代から非常に好きな人なんで、何気に応援しています。
解任されないように頑張ってくれ!!

というわけで、また次回!!