17/18チャンピオンズリーグ決勝ラウンド16の第1戦、セビージャ対マンチェスター・ユナイテッドのマッチレビューです。
他のゲームと比べると注目度は下がりますけど、近年の”ヨーロッパリーグ覇者同士”の対決となってます。

両チームとも組織的な守備に特徴があるチームですし、カップ戦では守備に安定感のあるチームがいい成績を残す傾向がありますんでね。
まあ、その辺を考えると打ち合いの試合と予想するのは難しいですし、1ゴールが重要な意味を持ってくることになります。

というわけで、まずはスタメンから。

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スタメン

セビージャとユナイテッドのスタメン(フォーメーション)です。

中盤の形が違う4-3-3同士の対決です。

まあ、セビージャの方はどちらかというと4-5-1です。

ユナイテッドは少しメンバーを落としている感じでしょうかね。

試合結果

試合は0-0の引き分けです。

この試合はユナイテッドのデヘアがヒーローです。

得点者
なし

デヘアが前半終了間際のヘディングシュートをセーブしたのにはビビりました。

交代者
セビージャ
後半40分 ムリエル⇒カスティージョ
後半44分 バネガ⇒ピサロ

ユナイテッド
前半17分 エレーラ⇒ポグバ
後半30分 サンチェス⇒ラッシュフォード
後半35分 マタ⇒マルシアル

ハイライト

全体のハイライトです。

全体の印象と試合展開

スペインのチームで足元の技術に優れているセビージャと選手個々のパフォーマンスで上回っているユナイテッド。
セビージャのホームゲームということもあって、ボールはセビージャが支配する時間が長くなってます。
ユナイテッドはカウンターからチャンスメイクを狙ってましたし、セビージャはビルドアップから相手をなんとか崩そうとしてたゲームになりました。

それで試合は序盤から両チームともいいフィニッシュはなかなか作れませんでしたし、比較的堅いゲームにはなってます。
ただ、前半の終盤にはセビージャのリズムが上がってきていい決定機を作れてましたが、ユナイテッドのデヘアはホントにいいセーブを連発してました。

後半も同じような展開が続いてましたし、セビージャはいい攻撃を展開するようになってたんですが、ユナイテッドの守備が堅すぎましたな。

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セビージャ

リーグ戦の不調が響いてベリッソ監督が解任され、代わりに前ミラン監督のモンテッラがチームを率いるようになったセビージャ。
モンテッラ体制のセビージャの試合は初めて見たんですが、基本的に守備のところは以前と変わらず意識が高かったと思います。

ユナイテッドのプレスがあまり激しくなかったんで比較的ポゼッションは上がってましたけど、攻めながらも相手のカウンターをケアできるようなポジショニングを取ってた感じです。
まあ、スペインのチームは基本的に足元が上手くてボールはよく回るんですが、さすがに相手のゴール前はブロックが堅くてフィニッシュするのには苦労してました。

それでモンテッラになってからの最大の変化は右SBにヘスス・ナバスを起用したことです。
(まあ、シティにいたときもやってたみたいですけど)
守備の強度を少し削ったとしても右サイドを攻撃の起点にしたいことと、モンテッラはもともと攻撃的な監督なんで”そこに自分の色”を出してきた感じなんでしょうかね。
シーズン途中からの監督って大幅に戦い方を変えるのは難しいですし、来シーズンからは結構変わってきそうです。

それでこの試合、序盤はビルドアップに苦労してましたけど、時間が経つにつれてチームのリズムが作れるようになってましたし、サイドを起点に比較的いい攻撃ができていたと思います。
まあ、相手のGKがデヘアじゃなかったらこの試合は普通に勝ってたと思いますけど、どれだけいい攻撃をしてもゴールにならなかったら意味がないっていうのをよく表していたゲームになっちゃいましたな。

ユナイテッド

戦い方のスタンスが”引き分けOK”だったユナイテッド。
だからこそリスクを取るような戦い方はやってきませんでしたし、カウンターの局面でも前3人で何とかしようとするシーンが多かった印象です。
まあ、強豪とあたるときは大体こういった戦い方をやってきますけど、非常に合理的な戦い方ですな。
(サッカーは失点しにくくて、得点を奪うのが難しい競技なんでね)

最近はポグバのコンディションが上がらず、彼のパフォーマンス不良がそのままチームのパフォーマンスに直結してしまう試合が多かったんですが、サンチェスの存在とルカクの調子が上がってきたことが明るい材料にはなってきます。

それでこの試合はプレッシングのところはかなり制限してましたけど、相手のビルドアップでは中盤のバネガ・エンゾンジをかなりケアしてた感じです。
ユナイテッドのビルドアップでは中盤の選手がかなり流動的にポジションチェンジしながら攻撃を組み立ててましたけど、セビージャはゾーンでブロック作ってましたんで”ユナイテッドの選手の動きに釣られてスペースを空けてしまう”ことはほとんどなかったです。

それでなんだかんだ最後の部分(フィニッシュ)は力技になってましたし、相変わらず攻撃のアイディアは足りてないのかなとは思います。
今シーズンのユナイテッドは先制するとまったく負けないんですが、逆に先手を取られると全然勝てません。
結局、ゴールを取りに行こうとするとまったくうまくいかないことを表していると思いますし、ユナイテッドの戦い方のバリエーションが少ないことも示している感じです。

まあ、この試合でも得点しそうな雰囲気はありませんでしたし、結果的にも無得点。
ただ、脅威の守備力で最後までゴールを割らせなかったのは「流石はモウリーニョ」って感じでしょうかね。
(監督はずっとベンチから試合を観てましたけど)

まとめ

セビージャのホームゲームをスコアレスドローで折り返すことができたのは、ユナイテッドにとっては狙い通りの結果にはなりましたかね。
GKのデヘアに救われた形にはなりましたけど、そこも含めてチームの守備なんで、セビージャとしては力が足りなかったところがありました。

セカンドレグはユナイテッドが有利になってきますけど、セビージャがアウェーゴールを奪うと一気にしんどくなってきますんで、実際どういう結果になるか、戦ってみないとわかりませんね。
予想通り渋い結果でしたが、次戦はもっと緊張感のあるゲームに期待できそうです。

というわけで、また次回!!