プレミアリーグ第20節のトッテナム対サウサンプトンのマッチレビューです。
どのリーグもウインターブレイクに入ってしまった関係で、しばらくはプレミア中心の解説が続きそうです。
(まあ、セリエAはまだあるんですけどね)
前節でバーンリー相手に快勝したトッテナム、ここ最近勝ち星がないサウサンプトン。
ウェンブリースタジアムでの一戦でしたが、試合はかなり一激しい打ち合いになってます。
まあ、そんな感じで試合を評価していきます。
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フォーメーション
トッテナムとサウサンプトンのフォーメーションです。
トッテナムは4バック。
サウサンプトンはいつも通りの布陣ですが、メンバーはそこそこ入れ替えてます。
ちなみに、ファンダイクはベンチ外。
やっぱり、シティに移籍するんですかね?
試合情報
試合は5-2でホームのトッテナムが勝利。
結果としては順当でしょうが、サウサンプトンとしてはもう少しやり方があったんじゃないかな~と思っちゃいましたね。
得点者
前半22分 トッテナム:ケイン
前半39分 トッテナム:ケイン
後半4分 トッテナム:アリ
後半6分 トッテナム:ソンフンミン
後半19分 サウサンプトン:ブファル
後半22分 トッテナム:ケイン
後半37分 サウサンプトン:タディッチ
ハリー・ケインは2戦連続のハットトリックを達成してます。
ソンフンミンのゴールはキレイでした。
交代者
トッテナム
後半9分 デンベレ⇒シソコ
後半32分 ソンフンミン⇒ラメラ
後半39分 アリ⇒ウィンクス
サウサンプトン
後半18分 レドモンド⇒タディッチ
レミナ⇒ガッビアディーニ
後半32分 ターゲット⇒マックイーン
ハイライト
全体のハイライトです。
全体の印象と試合展開
一方的な試合になっちゃいましたが、序盤からトッテナムが押し込む展開だったんですよね。
サウサンプトンも結構耐えてはいたんですが、セットプレーからトッテナムに先手を取られたことでその後もバタバタと失点しちゃった感じです。
まあ、この先制点はサウサンプトンDFとしては防ぐのがムリなコンビネーションでしたね。
エリクセンのFKはクソ速かったし、ケインは難なく反応するし。
そんな感じで前半のうちにトッテナムが2点リード。
それで、後半の立ち上がりからサウサンプトンは立て続けに失点しちゃったんですが、攻勢に出なきゃいけない状況の中、出鼻を挫かれた形になってしまい、この時点で試合は終わっちゃった感じになってます。
オマケでケインにハットトリックを決められちゃってますが、正直これはあんまり関係なかったです。
(守備が崩壊しているって意味で)
サウサンプトンは結局2点を返してますけど、どちらかというとこれはトッテナムDF側の守備対応のルーズさが表れた形でだったと思います。
(ロリスのミスもあったかな)
まあ、大量リードで余裕があったとはいえ、もう少しいい試合運びができなかったのかな~って感じです。
リーグ優勝するためには、意外とこういうところが影響してきたりもすると思いますし。
調子が戻ってきたトッテナム
この試合のトッテナムはハイプレスが戦い方の軸になってました。
調子の悪い時のトッテナムはアプローチが後手後手に回って、全体がじりじりと下がっていくところがあったんですけど、その辺が改善されてきて調子が上がってきたんかなって印象です。
(まあ、押し込まれた時の守備にはまだ問題があるんですけどね)
4バックに変更したことでダイアーが中盤アンカー位置に入ってますけど、この辺りの影響も少しある気がします。
まあ、ビルドアップの時は両サイドバックが高い位置をとって、ダイアーが最終ラインに降りてきて変則的な3バックを作りますし、攻撃の時に関してはあんまり変化はないのかなとは思います。
トップ下のアリはフィニッシュへ絡みにペナルティエリアへ侵入することが多くて、エリクセンはその少し低い位置でボールに絡む感じ。
ソンフンミンは中へ絞ったり、大外で張ったり。
まあ、この3人に関しては流動的にポジションチェンジしてましたし、ここをサウサンプトンは捕まえきれてなかったかんじですかな。
それで、守備の時の布陣はケインとアリが縦関係の4-4-1-1って形のブロックになってます。
(ちなみにレスターもこの形)
前は5バックでブロックを作ってたんで、少し前を意識した形に修正したみたいです。
守り方としてはボールサイドへマンツーマンでつきながら、全体をコンパクトに保ちつつショートカウンターを狙うイメージ。
トランジションも相変わらず早いので、この辺に関してはまあ~強力ですな。
守備が崩壊したサウサンプトン
サウサンプトンは基本的に自陣でしっかりブロックを作って、ロングカウンターを狙う形をとってます。
4-4-2か4-5-1か、局面によって陣形を変えたりはしてましたが、パフォーマンスが良い時は相当堅い守備ブロックを形成するんですけど、この試合は守備の面でもろさが見えた感じでした。
トッテナムのSBが高い位置をとってきてて、サイドを起点に攻撃されてしまうのはある程度仕方なかったとは思いますけど、中央をコンパクトにしてるわりに一番危険なエリアで縦パスを簡単に通されたりする場面もあったりして、そこはまあ~よろしくありませんでしたね。
(2失点目とかはまさにそんな感じ)
吉田も失点に関与することになりますけど、彼1人の責任ではなくチーム全体の責任だと言えます。
攻撃に関してはトッテナムの両SBがビルドアップの時にかなり高い位置を取ってくることもあって、ある程度狙い通りにロングカウンターでチャンスを作るシーンが結構あったと思います。
(快速のロングが結構裏を取ってましたし)
決定機もそれなりにありましたし、そこを決めてれば、、、とは思いますが、、、
それ以前にこの戦い方を支える守備に欠陥があった感じになりましたね。
まとめ
サウサンプトンは踏ん張りどころですかね。
監督が解任される可能性もあるぐらい今は追い込まれてますし、次節はユナイテッドとの対戦になります。
当然、難しい試合になるでしょうが、頑張らないといけないですね。
それでトッテナムはシティが爆走してるんで、リーグ優勝はあきらめてCLに力を入れる感じになるのかな?と思います。
まあ、ユベントスとの対戦になりましたがこれも厳しい試合ですな。
この試合では快勝してますが、いろいろと修正しないといけないところはありますし、ユベントスとぶつかった時にどうなりますかね~
というわけで、また次回。
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