18/19シーズンプレミア第1節のビッグマッチ、アーセナル 対 マンチェスター・シティのマッチレビューです。

ヴェンゲルさんが退任して新しくエメリ監督となったアーセナル。
プレシーズンの戦いは全く見てなかったんですが、アーセナルファンの期待は高かったみたいですね。
まあ、それだけに残念な結果となってしまいましたが、、、

対するシティはペップ体制3年目に入ってます。
昨シーズンは圧倒的な強さを見せつけましたが、今シーズンはかなり厳しい戦いを予想しています。
チームの完成度は年々上がってきているとは思いますけど、そのかわり他チームに対策をたてられるようにもなります。
そういった事情も考えて僕はシティを優勝候補に上げなかったわけなんですけど、この試合を観た限りではやっぱり強いなって印象でしたね。

試合は前半からアウェーのシティがペースを握って優位に進めています。
その流れからスターリングの先制ゴール。
追いつきたいアーセナルはその後かなり前に出ていくようになりますが、どこか噛み合わない展開がずっと続いています。

そうこうしていると後半に入ってからシティに追加点を奪われてしまい、そのまま試合終了。
得点チャンスはいくつかありましたが、アーセナル的には内容としても完敗だった試合だと言えます。

フォーメーション

アーセナルとマンチェスター・シティのフォーメーションです。

4-3-3(4-5-1)同士の対決です。

アーセナルは新加入のソクラテスが先発。
それに19歳と若いゲンドゥージも出ています。
なかなか後ろのポジションにケガ人が多いのは今後の不安材料です。

対するシティも主力の一部が出てませんけど、これはコンディションの影響でしょう。
シルバやダニーロはケガもあるみたいですけどね。

アーセナル

昨シーズンから失点が多かったアーセナルはエメリ体制になってから守備組織を見直したそうです。

基本フォーメーションの4-3-3ではオバメヤンがセンターとなっていますが、ブロックを作るときは並びが変わっていました。
左からムヒタリアン・ラムジー・オバメヤンって感じです。
基本的にボールへアプローチを開始するのはラムジーでしたし、彼はずっと高い位置を取ってましたね。
これはたぶんシティ側のビルドアップの影響か、もしくはそれへの対策としてやってたんだと思います。

ムヒタリアンはかなり高めのポジショニングでしたけど、逆サイドのエジルはかなり低めのポジショニングです。
守りのベースはゾーンだと思いますけど、ボールの高さによってはマンマーク気味に対応してましたね。
(だから、相手左SBのメンディをエジルがマークしていたみたいな感じです)

先手を取られてからは違ってましたけど、序盤からリトリートして構えることが多かったです。
そんなわけで考え方としてはロングカウンターが主体だったんでしょうけど、快速のオバメヤンにスペース狙わせるような展開はほとんどありませんでした。

とりあえず低目の位置にいるエジルを経由してカウンターが始まるイメージでしたけど、そこから目立ってたのはラムジーとムヒタリアンです。
それでもそれなりの迫力があるロングカウンターだったとは思いますけど、もう少しやり方があるのかな?って印象です。

それより問題だったのは守備対応の方ですね。
先手を取られたシーンはボールへの寄せが甘かったところがあります。
それにスターリングのカットインからのシュートはほぼ予想できてたはずですんで、シュートコースの限定などもっとしっかりやってないといけません。

それ以外ではかなり若いゲンドゥージはポジショニングの迷いがあったり、対応が遅れていたり、、、とあまりいい印象がありませんでした。
それにビルドアップもシティのプレッシングの前にかなり困ってましたね。
(特にチェフからのパスはよく狙われてたし)
単純なパスミスも多かったですし、全体的なチームパフォーマンスは悪かったと言えます。

まだシーズンが始まったばかりだから仕方ないところもありますけど、今の感じだと上位に食い込むのは難しそうです。

シティ

基本的なサッカーは変わりませんが、ビルドアップの時にはラポルトが加入してからやるようになった変則的な3バックになってました。

右からウォーカー・ストーンズ・ラポルトっていう並びになります。
そして、左SBのメンディは高めのポジショニング。

新加入のマフレズは右サイドで張ってることが多く、ベルナルド・シウバは高めのハーフポジションにいました。
それによってアグエロは左サイドに寄ることになります。
スターリングも基本的にサイドで張ってますけど、中へ侵入する頻度が多いです。
メンディはそれによって空いたスペースを狙ったり、ハーフスペースを駆け上がることがメインでしたね。

この試合の特徴としては”右サイドに左利きの選手が2人(シウバ・マフレズ)”、”左サイドに右利きの選手が2人(アグエロ・スターリング)”いたことです。
アーセナルDF陣としてはこの配置がかなり対応しにくかったんじゃないかと感じています。

主力メンバーをかなり外して臨んだ試合だったんですが、戦ってみればアーセナルより普通にいいサッカーができてました。
これで主力のコンディションが上がってくればホントに盤石な感じでしょうけど、やっぱりこのチームはどうやってリバプールを倒すのか?が今シーズンのテーマですな。

試合結果

試合は0-2でシティの勝利です。

・得点者
 前半14分 シティ:スターリング
 後半19分 シティ:ベルナルド・シウバ

・交代者
 アーセナル
 前半35分 ナイルズ⇒リヒトシュタイナー
 後半10分 ラムジー⇒ラカゼット
 後半25分 ジャカ⇒トレイラ

 シティ
 後半15分 マフレズ⇒デブライネ
 後半34分 アグエロ⇒ジェズス
 後半42分 スターリング⇒ザネ

スタッツ
アーセナル シティ
ボール支配率(%) 42 58
シュート数(本) 9 17
枠内シュート(本) 3 8
パス本数(本) 399 552
タックル 22 6
クリア 23 9
タッチ 595 736
ハイライト