アーセナル-ミラン 解説・フォーメーション【EL決勝R16第2戦 2018/03/16】

アーセナル-ミラン 解説・フォーメーション【EL決勝R16第2戦 2018/03/16】


17/18ヨーロッパリーグ決勝ラウンド16のアーセナル 対 ミランのマッチレビューです。
この試合はセカンドレグとなっておりまして、ミランホームのファーストレグは0-2でアウェーのアーセナルが勝ってます。

そんなわけで、アーセナルとしてはかなりアドバンテージをもってこの試合に臨めることになります。
逆にミランはどうしても2ゴール以上は必要となってきますし、最初からリスクを取る戦い方を強いられてたと思います。

というのを踏まえたうえで、まずはフォーメーションから。

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フォーメーション

アーセナルとミランのフォーメーションです。

4-3-3対4-4-2です。

アーセナルはカップ戦はGKオスピナがスタメンです。
ミランは得点が必要なので、布陣を変えてきてます。

全体の印象と試合展開

試合としては予想通りに立ち上がりから攻撃的な姿勢をミランが貫いていましたけど、それに引かずにアーセナルの方もいつも通りのスタンスを保ってた感じでした。
いったんミランがボールを持って前線にボールを運べると、その攻撃には迫力が出てきてましたけど、アーセナルのパスワークの前になかなかボールを奪えずに苦しい時間が続いてた印象です。

ただ、そんな展開の中でもアウェーのミランが先制することになります。
ずっと辛抱の時間が続いてましたがハカン・チャルハノールのスーパーミドルは見事。
前半に先手が取れたんでそのまま勢いに乗るのか?って思いましたけど、アーセナルにPKを与えてしまい、それを決められて同点に。
前半は1-1で折り返してます。

後半に入ってもなんだかんだでアーセナルペース。
ミランの方もチャンスはありましたけど、決めきれない展開が続いた中、アーセナルに追加点を決められてしまいます。
ジャカのミドルシュートをドンナルンマが防ぎきれず。
なんでもないミドルでしたが、ちょっとミスっちゃいましたね。

ラウンド突破はこの時点で決まったようなもんですけど、最後にウェルベックがとどめのゴール。
試合は3-1で終わってます。

ヴェンゲルさんおめでとう

ファーストレグのアドバンテージがあるとはいえ、消極的な戦い方はしなかったアーセナル。
というより、ファーストレグより前からのプレッシングを積極的に序盤からやってたような気がしましたし、前がかりに来るであろうミランに対して、「さっさと先手を取って勝負を決めてしまおう」って意図があったんですかね。

まあ、どういった姿勢であろうとトランジションと球際の強さやプレスバックの速さっていうのはサッカーにおいては重要になってきますけど、この試合は立ち上がりから悪くなかった印象です。
(この試合は気持ちが入ってましたね)
ビルドアップも比較的にスムーズに行ってましたし、フィニッシュのところは困ってましたけど、基本的に相手にボールを奪われてカウンターを食らいそうになるシーンはあまりなかった感じでした。

リーグ戦でワトフォードに勝ったことと狙えるタイトルがELしかない状況なので、余裕があったからと言って気の抜けた戦いにはなりませんでしたね。
後はオバメヤンは移籍の関係で使えない、ラカゼットはケガ、っていう状況なんでセンターの選手をどうするかってところでしょうけど、しばらくはウェルベックで行くしかありません。
この試合ではPKを獲得し、それを自ら決めてますけど全体的に消えてる時間が長かった気がします。

まあ、フィニッシャーなんでそこまで流れに絡まなくても、、、っていう、スタンスなのかもしれませんけど、シュートもそんなに打ってるわけでもありませんでしたし、非常に微妙な印象を持ってしまいます。
(とはいえ、2ゴールやけど)
ただ、それ以外のところでエジル・ウィルシャー・ラムジー・ムヒタリアンの1.5~2列目の連係は非常に見事でしたし、この辺はポジションチェンジを繰り返しながら相手の2ボランチの間に誰かが常にポジショニングしてて、ミランに全く捕まえさせて(スペースを消させて)いなかったのは流石でしたけどね。

全体的に見てもゲームはコントロールできてたし、ミランの奇策に対しても始めからきっちり対応してましたし、アーセナルの強さが見られた試合だったかなと。

奇策がスカったミラン

この試合は2トップを採用してゴールを狙いに行ったミラン。
アンドレシウバはこの前のジェノア戦で劇的なゴールを決めてますし、そのパフォーマンスを受けての起用だと感じます。
なかなか移籍金のわりに活躍ができていないと言われている彼なんですが、この試合での役割っていうのは重要になってきます。
(ただ、インパクトは残せませんでしたな)

それでこの試合は4-4-2のオーソドックスなゾーンブロックを構えてました。
ただ、押し込まれた場面でもスソ・チャルハノールが戻らずに(たぶん意図的に)4-3で構えていたシーンもちょこちょこありましたし、できるだけカウンターの可能性を広げたい感じだったと思います。

まあ、2点を取ったところで延長戦に行くだけですし、実質は3点を取らないと話にならなかったので、本来ならやらない構え方を取ってた感じなんでしょうかね。
(3点取る前提だと、1失点してもほとんど変わらないので)
クトローネはDFラインの背後を狙う動きにかなり鋭いものを持ってますし、その動きで相手の最終ラインを押し下げつつ、空いてきたアンドレシウバにクロスボールを狙うみたいな形が出てくればチャンスがあるのかな?とも思ってました。

ただ、勢いがあったのも最初だけだったし、試合通して考えてもこのシステムがうまくいったとは言えません。
とはいえ、仕方ないんですけどね。
一種のギャンブルみたいなことをやって、相手が崩れるのを狙うしかないわけですから。
それが当たれば監督の采配が称賛されるわけですし、外れたらスルーされるだけです。

まあ、2千通して今のミランにとってはアーセナルがかなり強かったですな。

試合結果

試合は3-1でホームのアーセナルが勝利。

2戦合計でも5-1でアーセナルが勝ち抜けです。

得点者
前半35分 ミラン:チャルハノール
前半39分 アーセナル:ウェルベック
後半26分 アーセナル:ジャカ
後半41分 アーセナル:ウェルベック

交代者
アーセナル
前半11分 コシエルニ⇒チェンバース
後半24分 ムヒタリアン⇒エルネニ
後半34分 エジル⇒コラシナツ

ミラン
後半22分 クトローネ⇒カリニッチ
後半25分 チャルハノール⇒ボナベントゥーラ
後半34分 ケシエ⇒ロカテッリ

ハイライト

全体のハイライトです。

まとめ

終わってみれば力の差が出た試合にはなりましたかね。
ちなみにアーセナルはワトフォード戦では観客席がスカスカだったんですけど、この試合ではしっかり客席が埋まってました。
ファン投票ではヴェンゲルさんを「解任した方がいい」に約9割と、相変わらず監督さんはファンに嫌われておりますけど、個人的にはヴェンゲルさん応援してますんでゴキブリ並みの粘りでアーセナルに残ってください。

まあ、ミランは負けちゃいましたけど、これでリーグ戦に集中することができます。
CLのタイトルはめちゃ取っているミランですけど、実はELは取った事がないみたいです。
だから、来年チーム状況を整えてから優勝を狙ってもらいたいと思いますね。
とりあえず、リーグ戦は頑張って出場権は確保しないといけませんが。

そんなわけでまた次回!!

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