17/18チャンピオンズリーグ決勝ラウンド16のチェルシー対バルセロナのマッチレビューです。
レアルやトッテナムに引き続き注目の一戦のファーストレグです。
最近、プレミアではあまり調子がよろしくないチェルシーと相変わらず無敗を継続しているバルセロナ。
監督(コンテ・バルベルデ)の対決も注目ですし、どういった試合展開となるのか予想が難しいところもあって、非常に楽しみなゲームでした。
両チームともリーグ戦では失点の少なさが目立ってますし、そういった堅守をそれぞれ自慢の攻撃陣がどうやって崩していくのか?ってところも面白い部分にはなってきますね。
そんな感じで、まずはスタメンから振り返っていきます。
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スタメン
チェルシーとバルセロナのスタメン(フォーメーション)です。
3-4-3対4-4-2です。
バルサのコウチーニョはリバプールでCL戦ってるんで、今シーズンは参加できません。
試合結果
試合は1-1で引き分けです。
予想通りロースコアのゲームとはなりましたね。
得点者
後半17分 チェルシー:ウィリアン
後半30分 バルセロナ:メッシ
メッシだとあのシチュエーションは外しませんよね。
交代者
チェルシー
後半38分 ペドロ⇒モラタ
後半39分 セスク⇒ドリンクウォーター
バルセロナ
後半18分 パウリーニョ⇒ビダル
後半47分 イニエスタ⇒ゴメス
ハイライト
全体のハイライトです。
全体の印象と試合展開
従来のチームイメージではバルサがボールを支配して、チェルシーがブロックを固めてカウンターを狙う展開が予想されますけど、個人的には必ずしもそうはならないんじゃないかと考えてました。
(ポゼッションが五分だったり、ヘタするとチェルシーがボールを持つ時間の方が長いかも?って感じです)
まあ、最近のバルサが”こだわり”を捨てて柔軟な戦い方を展開するようになったんでそういった予想をしてたわけなんですが、実際はみんながイメージしてた(バルサがボールを支配する展開)試合にはなってます。
ただ、バルサとしては意図してこういった展開にしようとはしてませんでしたし、どちらかというとチェルシーがそういった展開に”誘導してた”印象ですね。
なかなか言葉で表現するのは難しいんですが、とりあえず変な(不思議な)感じのゲームにはなったと思います。
それで立ち上がりから緊張感のあるゲームにはなってましたが展開的には膠着しています。
シュートシーンもほとんどなかったですし、一時はバルサのパス回しがずっと続いてた感じでした。
その後、チェルシーがボールを奪えるようになってからはカウンターからのシュートシーンが目立ってきてました。
まあ、前半はそのままスコアレスで折り返すことにはなるんですけど、どちらかといえばチェルシーの方がリズムをつかんでた感じだっと思います。
後半は少しチェルシーが積極的な守備をするようになってたと思いますけど、展開的には変わらず。
でも、前半と違ってスコアは動きましたね。
チェルシーが先制したんでそのまま逃げ切るのかな?と思いましたけど、メッシのゴールでバルサが同点に。
それまで完璧な守備対応してたんですけど、一瞬のスキを突かれた形でした。
チェルシー
トップにモラタではなく、偽9番としてアザールを配置したチェルシー。
この布陣で考えると、自陣に引いてガチガチでブロックを組んでカウンターを狙う戦い方より、ある程度高い位置からプレッシングを仕掛けながら、自分達がボールを保持できる時間を長くしようと考えたのかな~って最初は思いましたけど、、、
(まあ、ビルドアップを考えないとアザールをセンターに持ってこないだろうって考えてたわけです)
ただ、実際のところはそこまで高い位置から積極的なプレッシングはやってなかったですね。
5-4でがっつりブロックを作りながら中央をかなり絞ってバルサのビルドアップを牽制してた感じです。
(というか、この構えにしたいからモラタを外したのかも)
意図的にバルセロナにボールを持たせようとしてたとは思いましたし、結局はカウンター主体の戦い方にはなってました。
それで序盤はボールすら奪えずにカウンターする機会もなかったんですが、時間が経つにつれてインターセプトできるようになったりして、シュートチャンスが増えてきてました。
ウィリアンの動きはキレキレでいいシュートを放ってましたけど、ポストに嫌われるシーンが多かったですな。
(でも、3度目の正直でゴールに入りましたねw)
狙い通りの戦い方をしてうまいこと先制点を取って、後は逃げ切るだけ、、、だったんですが、失点シーンはホントにもったいなかったです。
バルセロナ
エイバル戦でもそうだったんですが、ポゼッションに対して特にこだわりを持たなくなったバルセロナ。
それでこの試合はいつぞやのクラシコみたいなゲームの入り方をしてましたね。
チェルシーが予想外に積極的な戦い方をしてきたから”少し受けてしまった”わけでもなく、進んで消極的な姿勢を保ってた印象です。
(プレッシングは高い位置からやってましたけどね、なんかそんな印象でした)
基本的に攻撃の時はあまり人数をかけず、ラキティッチとブスケツは中盤の底に残したまま、パウリーニョかイニエスタが前の2人(メッシ・スアレス)に絡んでいく感じです。
SBもあんまり高い位置を取りませんでしたし、とりあえずカウンターのケアを相当意識していたような印象ですな。
時間が経ってくるとボールを保持する時間が長くなってバルセロナらしい戦い方にはなってましたけど、別に主導権を握ってた感じではありませんでした。
フィニッシュまで持って行くことはあんまりありませんでしたし、カウンターからチラホラピンチになるシーンもありましたんでね。
まあ、なんせチェルシーのブロックが固すぎましたな。
ゾーンでスペースはガッツリ消されてたし、要所要所でマンツーマンで対応されてましたし。
メッシがボールを保持すればそこに密集されてたし、かといって他に展開しても陣形を元に戻されるし。
そんな流れの中で先制されてホントに打つ手がなかった感じでしたけど、チェルシーのミスに救われた試合にはなりましたね。
バルサにとってはラッキーな引き分けだったと思います。
まとめ
「別にボール持てなくてもいいけど」って感じのバルサに対して、「そんなこと言わずボールを持ってください」って感じだったチェルシー。
なんかそんな印象の試合でした。
ただ、そういった姿勢でゲームをコントロールしてたチェルシーには正直驚きましたな。
個人的にはチェルシーを応援してた(バルサ嫌いだし)んで、きっちりクリーンシートで試合を終えてほしかったところですが、なかなかサッカーはうまくいきませんね。
まあ、CLのほかのビッグマッチとは違った試合にはなりましたけど、ある意味面白いゲームにはなりました。
セカンドレグはバルセロナの方が有利でしょうけど、チェルシーの頑張りにも期待したいところです。
そんな感じで、また次回!!
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