17/18プレミア第37節のチェルシー 対 リバプール のマッチレビューです。
ちょっと前の試合になります。

プレミアはシティの優勝が決まっておりますが、CL出場権が得られる4位までの順位は確定していません。
チェルシーは途中失速してましたんでかなり厳しい状況に追い込まれていたんですが、この試合に勝ったことで望みをつないだ格好にはなります。

キエフでのチャンピオンズリーグ決勝進出を決めたリバプールですが、リーグ戦ではシティを負かすなど強烈なインパクトを残しています。
今だったらどんな相手にも勝ってしまうんじゃないかって思ってただけにこの敗戦は意外でした。

今回はそこに注目しながら書いていこうと思います。

フォーメーション

チェルシーとリバプールのフォーメーションです。

3-5-2と4-3-3です。

チェルシーはほぼ5バック。
モラタはベンチ外になってました。
結局、ジルーのスタメンが当たった格好ではあります。

リバプールも布陣的にはいつもどおりですけど、チェンバレンはケガで離脱中、ララーナも復帰がまだと、人材不足です。

チェルシーのスタンス

特別リバプールが相手だからといって何かを変えてたわけでは無いと思ってます。
(ウィリアンがどうだったのかな?ってところですけど)
ただ、ボールを奪われた瞬間のトランジションとプレスバックは異常に速かったです。
後は球際の激しさですかね。

この辺は戦術っていうよりかは選手個々のパフォーマンスと意識の問題なんですけど、リバプールの強烈なカウンターを抑えるにはこれぐらいのレベルでやらないといけなかったんでしょう。
それでもPAまでボールを運ばれたり、全体的に押し込まれたりすることはよくありましたけど、最後の最後まで選手たちが気を抜かずに守り切ってましたね。
これを試合が終わるまでずっとやらせ続けているのが”コンテの力”ですし、戦い方のみならずチーム作りとして監督の功績にはなるんでしょう。

決勝点はジルーのゴールでしたけど、モーゼスの粘りが効いたものです。
チャンスの数ではリバプールと同じぐらいでしたけど、ジルーがきっちり決めてくれたのが大きかった感じです。

カウンターではジルーに当てるか、アザールに預けるか。
それで時間がかかった場合はアロンソ・モーゼスが上がってきてからのサイド攻撃。
まあ、リバプールは押し込まれた状態での守備に若干問題があったので、意外とフィニッシュまで持っていけてたとは思いますね。

リバプールのプレス

リバプールはゲーゲンプレスで表れるような高い位置からのプレッシングが強力です。
それにそこからフィニッシュまで持っていく時間が非常に短いですし、その延長線上でロングカウンターも非常に速いです。

とはいえ、プレスをかけるには”相手にボールを持ってもらわないといけない”わけですし、それが相手ゴールに近いところだとかなりやりやすくなってきます。
ローマホームのセカンドレグでもそうでしたけど、相手にそもそもポゼッションを放棄するスタンスを取られてしまうと攻撃に苦労する傾向があります。
まあ、これはリバプールに限らずハイプレスを武器にするチーム全体に当てはまりますし、単純に相性の問題にはなってきます。

どれだけプレッシングが速くて強力だったとしても、「頭の上をボールが通り過ぎたら」どうしようもありません。
最近はそれが極端になってきていて、GKからの正確なロングフィードで相手のプレッシングをカワしてしまおうって考え方なんかもあります。
(シティのエデルソンがその最先端ですかね)

サッカーの戦術はプレッシングとパスワークを中心に発達してきておりますが、今後はロングボール主体の戦い方が復活してくるかもしれません。
まあ、チェルシーもそこまで極端にロングボールを使ってたわけではなく、どちらかといえば”逃げ”の意味合いが強かったんですけどね。

あと気になったのはロブレンですな。
ここはずっと言われてますけど、ピンポイントで弱点になってくるんじゃないでしょうかw
(この試合もジルーにやられてるし)
これに関しては選手を変えるしか方法がないかもしれません。

試合結果

試合は1-0でチェルシーが勝利。

得点者
前半32分 チェルシー:ジルー

交代者
チェルシー
後半41分 アザール⇒ウィリアン
後半44分 モーゼス⇒ザッパコスタ
後半48分 セスク⇒ペドロ

リバプール
後半18分 クライン⇒ヘンダーソン
後半29分 ロバートソン⇒ソランケ
後半44分 ミルナー⇒モレーノ

ハイライト

全体のハイライトです。

チームの評価には相手も必要

これからシーズンが終わってワールドカップが始まっていきます。
たぶん、日本代表に関する記事がいっぱい出てくることになるでしょうね。

まあ、それはそれで全く問題ない(というか僕もやりますし)んですけど、”日本代表のことだけ”に触れて終わるのはどうかな~っていつも思ってます。
やっぱりサッカーは相手があるスポーツなんで、そこをスルーして日本代表のことだけ書いててもおかしい気がするんですよね。

正直、両方をきっちり見ないといけないわけですからエネルギーと時間は”倍”使います。
でも、それをちゃんとやらないと”独りよがりの評価”がずっと続いてしまって、迷走が始まったりする気がしてます。
(”日本人らしいサッカー”とかその典型ですかね)

サッカーに対して興味を持つところは人それぞれですし、いろんな見方・書き方があってもいいとは思いますけど、ちょっとずつでも認識を変えていく必要があるかもしれません。