サッカーにはたくさんのポジションがありますが、自分がどのポジションに向いているのか?を判断するのは難しいです。
「君にはこのポジションしかない!」って誰かが教えてくれたらかなり楽なんですが、現実にはなかなかそういうことにはなりませんよね。
だからこそ、自力で自分に合った最適なポジションを見つけ出す必要があるわけです。
今回はそんなポジションの適正と必要な能力について書いていきます。
これを参考にすればサッカー上達のヒントになるかもしれませんし、自分がやりたいポジションを”やれる確率”が上がるかもしれません。
カッコいいポジション
カズに憧れて
やりたいポジションってたぶん時代によって変わってくると思いますけど、僕がサッカーをやり始めたときはカズ(三浦知良)が全盛期だったことからFWをやることしか考えてなかったです。
僕と同じような気持ちを持ってた方はたぶん多かったと思いますし、その当時はやりたいポジションNo1がFWだったはずです。
それから中田が目立つようになってからはトップ下のポジション、本田が活躍するようになってからは中盤やFWのポジションが人気って感じでしょうか。
ちなみにドイツではやりたいポジションのNo1がGKみたいですね。
(ノイアーの影響で)
限りあるポジション
とはいっても、サッカーのポジションっていうのは限りがあります。
それにどのポジションに配置するか決めるのはチームの監督です。
僕も始めたころはFWをやらせてもらってましたけど、年々ポジションが後ろに下がっていきましたw
まあ、そんなわけで監督としては各ポジションに最適な選手を配置したいわけなんですが、やってる選手としてはそれぞれ自分がやりたいポジションを(密かに)持っているっていうのが当たり前になってます。
両方の意見がマッチすれば一番いいわけなんですが、そうもいかないのが人生サッカーです。
4-4-2で説明
今回は4-4-2のフォーメーションにおけるポジションをもとに説明していきます。
一応4-4-2がサッカーにおいてはベースのフォーメーションになると言われておりますし、それ以外のフォーメーションでも共通する部分は多いはずです。
守備の時だけ4-4-2にするチームもあるぐらいですから、とりあえずここを押さえておけば問題ないでしょう。
ゴールキーパー
まずはセービング
GKは特殊なポジションです。
プレイヤーの中では唯一手を使うことが認められています。
チームの守備においては最後の砦となる存在ですし、GKの能力によってはチームの失点数が大きく変わることもよくあります。
そんなGKに必要な能力はもちろんセービング。
相手選手のシュートコースを正確に判断し、即座に反応してブロックする必要があります。
状況によっては相手のシュートを至近距離でブロックすることもありますし、そういった意味ではシュートから逃げない根性も重要です。
とりあえずミドルシュートのセービングが個人的には一番大事だと思っています。
ここをしっかりキャッチ又はパンチングできないと味方のDF陣は不安でたまりません。
それに少しでも相手にスキを見せちゃいますと、いくらでもミドルシュートを打たれてしまいますので、ここはしっかり弾き返えしてもらわないとホントに大変です。
シュートブロックに関しては自分の力でセービングすることも大事ですが、味方選手に相手のシュートコースを限定させることも必要になってきます。
ですから、コーチング(指示出し)も相手のミドルシュートを防ぐためにはかなり役立つ能力となります。
ハイボールの処理
加えてハイボールの処理もGKにとっては重要なスキルです。
基本的に手を使えるGKは相手選手のヘディングより打点が高いわけなんですが、落下地点を読み違えてハイボールをカブッてしまうのは最悪です。
特にCKやボックス近くのFKでは相手選手がPAに密集してますから、クロスボールの処理を誤った場合にはそのまま失点することが多いです。
意外と見落としがちなゴールキック
最後に、、、
これはみんなが気にしていない部分だとは思いますけど、GKにおいてはキック力が意外と重要です。
手で持った状態から蹴ることができるパントキックは問題ないにしても、ピッチ上にボールを置いて蹴るゴールキックがめちゃくちゃ下手なGKがたまにいます。
ゴールキックはできればハーフェライン近くまで飛んでほしいのですが、そもそも蹴り方がおかしくて全然ボールが浮かない人もいます。
極端な例ではシュート性のゴールキックを蹴るGKなんてのもいます。
*ボールの下側をすくう(スラす)ようにバックスピンをかけながらボールを蹴る必要があります。
こういう蹴り方をしないとボールが高く上がりません。
相手はゴールキックが飛ばないと判断した途端に”前に重心を置くことができます”し、味方にとってはゴールキックがピンチっていう意味不明な状況になります。
(ボールの行方が限定されるんでね)
僕の所属チームでもこんなGKがいたんですけど、彼の代わりに僕がゴールキックを蹴っていたこともありました。
これはなかなかに情けない状態ですし、味方のDFも無駄に走る距離が増えてしまうことになりますからホントに終わっています。
まあ、マンチェスター・シティ-のエデルソンみたいにビシっとロングフィードを決めるようなキックの精度は必要ありませんが、せめてしっかりボールが遠くまで飛ぶようにはしてもらいたいもんです。
ゴールキーパーのまとめ
ミドルシュートのセービング・・・シュートコースの判断や味方選手へのコーチング
ハイボールの処理・・・打点の高さ(身長やジャンプ力)および落下地点の予測
ゴールキック・・・キック力及び蹴り方(球をしっかり浮かせること)
センターバック
ディフェンスの大黒柱
CBっていうのは守備の要です。
相手のストライカーと直接ぶつかることが多いですし、チームにおいては守備の顔といった存在です。
このポジションに要求されるのは何と言っても1対1の強さです。
CBが1対1の局面になっている状態っていうのは「そこを抜かれたらそのまま失点してしまう」ことを表しています。
だからこそ、このCBっていうポジションにはフィジカル的にもチーム内で一番優れた選手が入ることが多いです。
それに相手の攻撃においては”CBの目の前にいる”相手FWへ縦パスを狙われることがよくあります。
そこのボールを相手にきっちり収められてしまうか?それともCBがきっちり妨害して相手のFWを潰すことができるか?でその後の展開が多く変わっていきます。
潰すと言ってもファールを冒してしまったら意味がありませんので、その辺の体の使い方も重要になってきます。
一番いいのはファールギリギリで相手を潰すことなんですが、そこのさじ加減はレフェリーによって変わってくるので、レフェリングを見極める判断力も必要になります。
空中戦に負けない
それに対人のところで言えば空中戦も重要です。
GKでも書きましたがこのポジションの選手がハイボールをカブってしまいますと、失点につながる大ピンチとなります。
昨シーズンのリバプールではCBのロブレンが浮き球の処理を誤って、トッテナムのケインにゴールを決められたシーンなんかもありましたね。
(ちなみにそれ以降、しばらくの間クロップに使ってもらえなくもなりましたw)
まあ、1対1もヘディングも”強さ=安定感”となりますし、強靭なCBがいると味方としてもかなり心強いです。
僕がSBやってた時も後ろに頼りになるCBがいたから、判断に迷うことも少なかったですしね。
ラインコントロールとカバーリング
後はCBは最終ラインの調整をする必要があります。
ゾーンディフェンスでやってる場合は一定の高さにラインを保っておく必要がありますが、マンマークの場合は必ずしもそうではありません。
その代わり、マンマークでやってる場合ではマークの指示とか受け渡しなどのコーチングも重要になってきます。
(ゾーンだと味方選手のポジショニングを指示する必要もありますね)
それに加え、どちらの守り方をやっててもカバーリングの動きは絶対必要です。
だからそのためのポジショニングを正しくすることが大切です。
このポジショニングについては試合の状況によって最適なものっていうのは変化します。
つまりは答えが存在しないものなんですが、プレーごとに「自分のポジショニングは正しかったのか?」と自問することが必要になってきますね。
センターバックのまとめ
相手FWとの1対1・・・キープされないようにしっかり潰す、ファールをしない
ハイボールの処理・・・打点の高さ(身長やジャンプ力)および落下地点の予測
ラインコントロール・・・味方へのコーチングやポジショニング
カバーリング・・・リスクマネジメント(危険の想定)、ポジショニング、判断力
サイドバック
お助けマン
SBっていうのは攻撃でも守備でも味方を助ける大事なポジションです。
そのため、一般的にはチームの中で一番走行距離やスプリントが多くなるポジションでもあります。
攻撃の時には味方をサポートするために最前線まで駆け上がっていく必要がありますし、相手にボールを奪われた時には全力で自陣までプレスバックする必要があります。
だから、スタミナっていうのがこのポジションにはかなり求められます。
クロスボールの精度や1対1
それに前線に上がったときにはクロスボールを蹴ることが多いので、そのクロスの正確性は重要です。
まともなクロスを上げられないようでは、正直オーバーラップしない方が無難です。
加えてSBからのロングフィードも攻撃の起点となったりしますし、このポジションでは意外とキックの精度が求められたりもします。
とはいえ、もともと守備のポジションであることから1対1の強さも重要になってきます。
こちらはCBと違って”あたりの強さ”よりはスピードの方が必要だと言えます。
なぜなら相手のサイドの選手は基本的に足の速い奴が多いからです。
そのスピードについていけずにいつも”ぶっちぎられる”ようでは話になりません。
ポジショニング
まあ、足の速さに関してはなかなかスキルを上げることが難しいので、そこの対応はポジショニングでカバーするのも一つの手です。
マンツーマンで引っ付いていたら間に合いませんので、普段よりは相手と距離を多く取りつつ、相手がボールを蹴るモーションに入ったらすかさず距離を詰める感じです。
相当に絶妙なポジショニングが要求されますが、ここはホントに慣れるしかありません。
それに「抜かれてもカバーリングするからビッタリつけ」っていう方針のチームもあれば、「抜かれないように距離を空けろ」っていうチームもあります。
ですから、ここの認識はチーム内でしっかり共有している必要がありますね。
バラバラのままだと好き放題やられちゃいます。
バランス感覚
最後にサイドバックにもっとも必要なのはバランス感覚だと個人的には考えています。
このバランス感覚っていうのは、「味方が攻めている時に自分が攻撃参加するべきか?」ってことですね。
味方のビルドアップがスムーズにいってないのに、アンポンタンにいつもオーバーラップしていては自分の背後のスペースをいつも使われてしまいます。
どれだけ足に自信があったとしても、ボールスピードには絶対勝てませんので間に合わないものは間に合いません。
だから、「この攻撃はフィニッシュまで持って行けるのか?」っていうのを僕はいつも考えていました。
可能性が低そうに感じたならば、そもそも攻撃参加を自重していました。
現代サッカーにおいてはSBの攻撃参加が当たり前のようになってきていますけど、基本的には状況をきっちり判断しながら飛び出していくか決めた方がいいです。
それでもチームとして”SBを上げたい”っていう方針があるならば、その背後のスペースを誰が埋めるのかっていうのをきちんと決めておかなければなりません。
最悪なのはCBが釣られて中央のスペースを空けてしまうことですから。
サイドバックのまとめ
オーバーラップ・・・スプリント回数やスタミナ、プレスバックや状況判断(バランス感覚)
クロスボール・・・キックの正確性や視野の広さ、蹴るタイミングの判断
1対1・・・フィジカル(特に足の速さ)や相手の能力を見極めたポジショニング
バランス感覚・・・攻撃参加のタイミングをちゃんと見極める
インサイドハーフ
役割が多い
IHって言葉がいつから使われるようになったのかは憶えていませんけど、昔はCMF(セントラルミッドフィルダー)とか言ってましたね。
後は高さの違いでOH(オフェンシブハーフ)とかDH(デフェンシブハーフ)なんかも使ってました。
いわゆるOHはトップ下に該当し、DHはボランチに該当します。
最近のサッカー戦術においては中盤の選手のタスク(仕事)がかなり増加していることから、こういった使い分けそのものが無意味になってきているんでしょうかね。
そんなわけでこのIHっていうのはやることがいっぱいあります。
サッカーのポジションの中では一番難しいんじゃないかなと思えるぐらいです。
ピッチを見渡す力
まずはこのポジションはピッチ中央に位置することが多いですので、かなり広い視野を持っている必要があります。
ボールを持っている・いないに関わらず、常に首を振って周りの状況を確認しておくことが大切です。
攻撃の局面においてはフィニッシュに絡む仕事も求められますし、守備の局面ではゴール前を固めたりバイタルエリアを埋めたりする仕事も重要になってきます。
前回のSBでは上下のバランスを見ることが重要と書きましたが、このIHは上下のバランスに加えて左右のバランスも気にしている必要があります。
例えば、味方のSBが前線に駆け上がったときに相手にボールを奪われてしまい、そこからカウンターを食らう場面があったとします。
SBが駆け上がった後ろには広大なスペースが生まれているわけですが、もしそこを相手に使われそうになった場合はIHの選手がケアしに行く必要も出てきます。
(必ずしも行く必要はないんですが、味方の人数と相手の人数で変わってきます)
そんなわけでIHはスペースの認識っていうものが大事になりますね。
そしてこれは攻撃の局面でも当てはまります。
だって、味方のFWにラストパスを供給することも多くなりますから。
ボールキープ
後は選手が密集している中央でボールを受けることが多いですから、ボールを失わないことはとても重要です。
中央でボコスカとボールロストしてたらそのうち味方からパスを貰えなくなりますし、相手にカウンターのチャンスを与えてしまうことになります。
こちらもスペースの認識と同じで周りの状況を常に把握しておくこと(相手からのプレスなど)が重要です。
それに体の使い方もうまくないといけません。
ボールを失わないこと=足元がうまい、と思いがちですが、実際はあんまり関係ありません。
相手はボールを奪いに体をぶつけてくるわけですから、そこで相手に弾かれないような体の当て方(使い方)の方が圧倒的に重要です。
どちらかといえば足元の技術は”ドリブル突破”に必要なだけであって、”ボールをキープする”うえではあまり必要ありません。
ここまでが一般的なIHの話にはなります。
ただ、最近はサッカー戦術の多様化が進んでおりますので、これ以外にもチームの戦い方によっては要求される仕事がたくさんあります。
まあ、やっぱり大変なポジションだなと思いますねw
インサイドハーフのまとめ
視野の広さ・・・上下左右のバランスやスペースの管理
キープ力・・・空いたスペースを認識する、体の使い方
ラストパス・・・キックの正確性やスペースの認識、タイミング
サイドハーフ
攻撃の要
4-4-2ではSHですが、4-3-3とかだとWG(ウイング)に該当するポジションです。
このポジションにはドリブラーとか足が速い選手が配置されることが多いですね。
攻撃の局面では相手陣内のサイドをえぐってクロスボールを上げたり、または逆サイドからのクロスボールをゴール前で合わせたり。
最近は逆足のサイドアタッカーを置いて、カットインからシュートを狙う動きもよくありますね。
ゴールに絡むプレー
FWほどではないですが、ゴールに絡むプレーが要求されるポジションでもあります。
それに味方の縦パスを引き出すためにあえて中央のポジションにスライドしたり、または相手のDFラインの背後を狙うような動きも必要になってきます。
FWが空けたスペースに斜めに走って侵入する(ダイアゴナルラン)こともかなり効果的ですし、そういったスペースへタイミングよく飛び出していく技術もほしいところです。
ビルドアップの牽制
また、守備の局面では相手のビルドアップを牽制する位置にいます。
基本的にマッチアップするのは相手のSBとなりますけど、アプローチに行くときに”パスコースを切りながら寄せられるかどうか”で相手のビルドアップを妨害できるかどうかが変わってきます。
IHやSBに比べると守備の負担は少なめのポジションにはなるでしょうけど、その分攻撃の時にはエネルギーを使うことになります。
チームの守備がマンマークベースだと話は変わってくるんですが、ゾーンでやってる場合は無駄に走らないことも考えておく必要があります。
要するにこれもポジショニングの話にはなりますけど、ロシアW杯でわかった乾と宇佐美のポジショニングの違いのように、ボールの状況に合わせて適切なポジションを取る必要が出てきます。
サイドハーフのまとめ
ゴールを狙う・・・ダイアゴナルランやカットインからのシュート
クロスボール・・・ドリブル突破やキックの正確性
ビルドアップの牽制・・・相手のパスコースを意識したポジショニング、ボールを奪うためのスプリント
フォワード
チームのカラーが出るポジション
このポジションはチームの戦い方や監督の意向(好み)によって要求される仕事がかなり変わります。
とはいってもやっぱり一番大切なのはゴールを奪うことになります。
キックやヘディングに限らず、(手以外の)体全部を使ってボールをゴールへ流し込む能力が必要です。
特にクロスボールなど、ダイレクトプレーが必要な局面ではその能力っていうのがいかんなく発揮されますね。
クリスティアーノ・ロナウドが未だ得点を量産できているのもその能力が”ずば抜けて高いから”に他なりませんし、メッシにしてもキックの精度っていうのはメチャクチャ優れています。
ゴールを奪う技術
シュートセンスはもちろん、キック力や振りの速さ、ヘディングの強さも必要です。
相手のマークを振り切る駆け引きだったり、スペースへ走りこむタイミング、それに味方のパスをキープして攻撃の起点なることも重要です。
全部が全部、高いレベルでこなすことができれば最高なんですが、そうはいってもなかなか難しいところがあります。
FWのポジションに関しては自分の得意分野(キック、ヘディング、スピード、キープなど)をしっかり見極めて、そこを誰にも負けないようにすることがポジション争いに勝てる秘訣だと言えます。
僕は身長が低くてヘディングが苦手だったんですが、その代わりに相手の背後を狙う動きをよく練習していました。
それにキックも得意だったから、味方のスルーパスに反応してそのままゴールをゲットすることが多かったですね。
パスコースの切り方
守備に関してはチームによって特に必要ないところもあったりしますが、やっぱりFWから守備を頑張る方がチームとしては助かります。
先ほどのSHやWGと同じような感覚にはなりますが、こちらも余計なエネルギーを使わないようなポジショニングが重要です。
それに寄せるときのパスコースの切り方も考える必要があります。
特にチームの方針にこだわりがない場合は、とりあえず相手の中盤(ボランチとか)のパスコースを切りましょう。
相手もパスコースを空けようと動きますけど、その動きを見逃さないように走りながら後方を確認するクセをつけてほしいです。
普段は守備をしないスアレスなんかも、たまにアプローチ行くときにはものすごく後方を確認してますからね。
前線の守備は数的不利になりやすいんですが、こうやってパスコースを切りながら寄せることによって一時的に数的同数にすることも可能になってきます。
そこでうまいことボールを奪えることができれば、一番の得点チャンスとなりますから意識していて損はないはずです。
積み重ねが重要
FWはサッカーの中では一番目立つポジションですが、実は必要なことは地味なことばかりです。
あの大迫だってスペースを狙う時は地味な駆け引きをずっとやってますからね。
それは世界のトッププロだって同じです。
「派手さを求めてFWやってるのに、こんなはずじゃなかった」って考えずに頑張ってもらいたいですね。
フォワードのまとめ
得点力・・・クロスボールを合わせる技術やシュート力など
攻撃の起点・・・相手のCBにアタリ負けしない強さや体の使い方、足元の技術
プレッシング・・・相手ボランチのパスコースを消しながらボールへしっかりアプローチする
全体のまとめ
どのポジションも難しい
これまで各ポジションの説明をしてきましたが、結局はどのポジションでも脳みそをフル活用する必要があるわけです。
それに球際の激しさとかトランジション(攻守の切替)の速さはどのポジションでも間違いなく要求されます。
こうやって書けば書くほど、ホントにサッカーって難しいスポーツだなって感じちゃいますね。
そのうえ、これに加えてケガの心配やコンディション調整も必要ですし、スタミナとかスプリントとかフィジカルの強化もきっちりやらなければなりません。
そんな風に考えるとホントにプロサッカー選手って大変な職業です。
あれだけお給料もらっているのにも納得ですね。
僕には絶対真似できません。
サッカー脳を鍛えよう
それで今回の記事はあくまでも僕の経験をもとに書いたものですので、人によっては違和感を感じるところもあるかと思います。
それはそれで正しい感覚だと思いますし、サッカーに正解はありませんのでいろんな意見があっていいと考えています。
重要なのは意見そのものが増えることです。
それによって議論が生まれますし、その議論によって日本サッカー界の育成論が変化していきます。
僕はファンのサッカー脳を鍛えることが日本サッカーの発展に繋がると信じていますし、これからもこういった記事は増やしていくつもりですので宜しくお願いします。