あの衝撃の試合をいまさら振り返る~ローマ 対 バルセロナ~

あの衝撃の試合をいまさら振り返る~ローマ 対 バルセロナ~


現地時間4月10日に行われたCL準々決勝のセカンドレグ、ローマ 対 バルセロナの試合を振り返ります。
バルサファンにとっては衝撃の試合となりましたし、ローマファンにとっては奇跡の夜となってます。

正直、ファーストレグの結果(4-1)からローマが逆転するイメージなんていうものは全くなかったわけなんですが、イタリア勢の勝負強さを見せつけた試合となりました。
個人的な事情でなかなかこの試合を観ることができなかったんですが、この試合をスルーするわけにはいきませんでしたので、今更ながらいろいろと書いていきます。
ということで、普段のレビューとは違った感じで書いていきます。
(いつも同じ書き方だと飽きてくるんです)

ローマの3バック

ぱっと見で違いが分かる部分といえばこの試合のローマが3バックを採用したことでしょう。
下がこの試合のフォーメーションです。

ローマは突然の3バックで3-4-3の構えにしてます。
対するバルセロナはいつも通りの4-4-2、、、というか、ファーストレグとメンバーが変わってません。
ブスケツは骨折してたんですけど、この試合は強行出場しています。

それで3-4-3って戦い方によっては超攻撃的にもなりますし、守備的にもなる陣形です。
この試合のローマは得点が必要だったんで超攻撃的なスタンスだったわけなんですが、中央の人数を削ってでもサイドで数的優位を作ろうとしてました。

ただ、攻撃的に行く分3バックはハイラインを保とうとするから、バルサにボールを奪われた時にはそのままスアレスに背後を狙われるシーンもありました。
まあ、そこは織り込み済みのリスクだとは思いますし、初っ端にそれで失点しなかったのがローマにとっては大きかったです。
とりあえず、ここら辺の展開は紙一重だったと思いますし、ジェコの先制点が生まれる前にバルサが先手を取っていたらローマの逆転勝利はなかった感じです。

ローマの狙い

ファーストレグではケガで出場できなかったナインゴランを左サイドに持って行ってたのは、攻撃の局面でここを起点としたかったからでしょう。
彼はドリブルでボールを縦に運べる推進力のある選手ですし、スプリントもかなりこなす選手です。

実際ローマの攻撃シーンは左サイドからが多かったですし、それに合わせて逆サイドにシックっていう高さのある選手を置いたのはナインゴランからのクロスボールを合わせたかったからでしょう。
高さでいうとジェコもセンターで構えていますし、その部分がバルサに対してローマが優位に立てるところでしたね。

それにロングボールもかなり多用してた印象です。
こちらは逆に”右サイドより”にそのまま狙う形でしたし、ジェコの先制ゴールなんかはまさにそれが最高の形でハマった感じです。


タイミングよくジェコがアルバとウンティティの間を抜けていって、そのままゴールを決めちゃうシーンなんですが、デロッシがボールを蹴る寸前にシック・ジェコとバルサの最終ラインに対してデカい選手が2枚並んでいる格好です。
それに対して少し下がった位置でナインゴランがボールを拾う準備をしています。

結果的にシンプルに裏を抜けてジェコがゴールを決めちゃってますが、こういった形で2段に構えて攻撃してたのがこの試合のローマです。
というか、ハイボールを多用する戦い方はこの構え方が当たり前なんですけど、ボールの位置によってナインゴランがトップ下の位置に入ってたりしてた感じですかね。
(時折2トップみたいになる感じ)

とりあえず、高さの部分に関してはバルセロナは太刀打ちできてなかった試合にはなってます。

一番効果的だったのは

上に書いたことは攻撃のところですけど、実際バルサ相手に一番効果的だったのは超ハイプレスだったことです。
相当ボールサイドに人数をかけてましたし、それをバルサにカワされたとしても、全く気にせずボールを追いかけまわしてました。

これはCLのグループリーグでナポリがシティ相手に取った戦い方とおんなじような感じでしたし、最近ではライプツィヒがバイエルンに勝った試合もこのやり方と似てました。
まあ、これだけ走り回っていると普通は最後までスタミナが持たないんですけど、ローマはやりきってしまいましたな。

とりあえず、序盤からローマがこのスタンスを維持していたことから、バルセロナ側は全然戦い方のリズムが作れてませんでした。
序盤こそ、決定機がありましたけど、それ以降はローマに押し込まれるシーンが多かったです。
前半は1失点でしたけど、それ以外にも”決められててもおかしくない”ところは結構ありましたね。

勝負を決めた後半

ハーフタイムを挟むと流れがガラッと変わることありますけど、この試合のバルセロナはそれができませんでした。
前半と同じ流れのまま試合に入ってしまいましたし、対するローマもプレッシングも強力。

で、デロッシのPKで1点差となったところでローマがより勢いづいていった感じでした。
(実はこのPKを与えるシーンも1点目と似たような形です)
バルサ的にはどうしようもなかった感じです。
この後しばらくしてからバルサの選手が”時間稼ぎ”を普通にしてましたし、ちょっと自分達でゲームを決めれる感触が無かったんでしょう。

終盤にマノラスのコーナーからのゴールがありましたけど、こういった形でいつやられてもおかしくなかったところはありましたね。

この試合は逆境を跳ね返したローマのメンタリティを褒めるべきなんでしょうが、それ以外にも技術的なところや戦術的なところでバルサを上回ってました。
リーグ戦では無敗を誇っているバルサがこれだけ何もできない試合も珍しかったとは思いますし、ホントにいい試合でした。

ついでなんでハイライトつけてます。
今回はこんな感じ、また次回!!

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